「アフガン ドキュメント」穴沢健郎&村山達哉インタビュー
2008年2月8日 (金)
「アフガン ドキュメント」
|
|
Contents | |
「平凡なサラリーマンがアフガニスタンに」 (1/2)
穴沢健郎(以下、穴沢) 自分達が発信源になれば・・・と思いました。彼(村山達哉)とは中学時代からの幼馴染みで、よく会って、お酒を飲んだりしてたんです。お互い全く違う人生を歩んできて、「充実感のある人生を送ってきた」と言えば言えなくもないけど、どこか「何かを成し得てないんじゃないか・・・」という思いを抱えてたんです。 村山達哉(以下、村山) そうですね。計画性は全くなかったです(笑)。NPOを作るっていう段階で、何かやることが決まっていたかというと、それもなかったです。 --- 原点に帰るということだけで、まずは動き始めて・・・。 村山 はい、そうです。例えば、音楽なんかも、HMVさんは充分ご存知かとは思いますが(笑)、あまり売れない状況じゃないですか。その売れてない状況の中に、何故かまた過剰に商業主義を反応するから、またそこの聴衆が離れていくっていう悪循環が起こってると思うんですね。
--- そうなんですね。ありがとうございます。それでは別の質問なのですが、穴沢さんは1週間の有給休暇を取り、株を売って渡航費用を捻出。幼いお子さんを抱え、猛反対する奥さんを置いて、アフガニスタンに行かれた訳ですが、そのお話をお聞きして、私は、ハチドリのお話を思い出したんですね。
あるとき森が燃えていました 出典:『私にできること〜地球の冷やし方』(ゆっくり堂)
…わたしはこのお話を以前に知って、すごく心に響いたんですけど、このお話で例えると、笑っている動物がご家族やその環境を知らない方だとしたら、このクリキンディの行動「私は私にできること」というのが、穴沢さんにとっては、NPOの活動に参加されて、アフガニスタンに行くということだったのかなあって思ったんです。 穴沢 僕がアフガニスタンに行ったからと言って変わることはないとは思うんですが、彼から誘われてなかったら、おそらく行ってないと思うんですね。彼は「サラリーマンがアフガンにいたらおもしろいじゃないか」って言ったんです(笑)。「それはおもしろいかもしれないけど、俺じゃなくても・・・」っていうのは、初めはありましたね。 --- そうですね、想像できません(笑)。 穴沢 僕もたまたま行ってレポートをして、本を書いたということが、何らかの架け橋にはなっているかな、という気はしますね。 続く…
|
|
1 of 2 次のページ> | |
Contents | |
最新インタビュー |
ジャパニーズポップス 倖田來未 Mass Of The Fermenting Dregs ロック&ポップス Radiohead Vanilla Sky ダンス&ソウル Clark Junkie XL ジャズ/ワールド/イージーリスニング David T Walker 押尾コータロー TV & 映画 ケラリーノ・サンドロヴィッチ トビン・ベル
|