バルトーク (1881-1945) レビュー一覧 3ページ目
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投稿日:2021/03/16
バルトークの作品についてよく言われるのが、民俗音楽の要素を楽曲に落とし込むことで、独自のスタイルを確立したということである。だがバルトークが最初から民謡のリズムやらなんやらを応用した出来たわけではなく、民謡編曲や民謡研究を通じ、その分野に通暁したことで初めてその段階にまで到達することができた。その過程を理解する際に助けとなるのが、ピアノ作品である。時系列順に民謡編曲作品を追っていくと、徐々に民謡編曲がシンプルなものからより複雑なものへと変化していくことがわかると思う。このコチシュによるボックスは、青年期の一部の作品を除くほぼ全てのピアノ作品を網羅していることから、バルトークの民謡に対する理解の深まりを理解できる唯一無二の音楽的資料であることであり、全てのバルトークマニア(?)にとってマストアイテムである。演奏も申し分のない。 民謡編曲作品以外の作品の出来栄えも素晴らしく、「ピアノソナタ」や「戸外にて」は間違いなくベストの演奏だ。
miklos さん
投稿日:2021/03/16
44の2重奏曲は収められている曲の全てが、ハンガリー・ルーマニア・スロヴァキア・セルビア・ルテニア(現ウクライナ)地域で採集された民謡を編曲したものであるというところに、バルトークの民謡研究の大家としての自負が感じられる。この作品に収められている曲の一部はのちにバルトーク自身の手でピアノ用に編曲されてもいる。演奏はプロのヴァイオリニストが演奏するだけであって、練習曲がいい意味で練習曲ではなくなってしまっている。 コチシュが伴奏を務める民謡編曲作品も、演奏者が手を抜かずに演奏しているため素晴らしい出来栄え。自国の大作曲家へのリスペクトを感じさせる。
miklos さん
投稿日:2021/03/09
バルトークのピアノ協奏曲第1番は東京文化会館で聴きましたが(2002年)あの難曲をさらっと簡単な曲の様に弾いてしまったポリーニに驚愕しました。強靭な打鍵だけれども決して乱暴ではなくピアノという楽器はこんな深い音も出るんだと思いました。この曲では最高の演奏だと思います。ショパン、ベートーヴェンとも違ったポリーニの天才的な演奏が聴ける名盤です。
Yuki さん
投稿日:2021/03/09
クーベリックと全盛期の BSO のバルトークを、このようなハイクオリティサウンドで聴けるなんて思いもしませんでした。PENTATONE さんありがとうございます。 スメタナの「我が祖国」とともに、BSO にとって意義のある録音であることはご存知のとおり。余計な感想など要らないと思います。クーセヴィツキーの初演時のボストンの演奏はどんな響きがしたのだろうかなぁ?と想いを馳せる程この演奏は素晴らしい。是非皆さんにも聴いていただきたい。おすすめです。
rela-cla88 さん |50代
投稿日:2021/03/08
これまでモノ録音として知られてきた名盤が、初めてステレオテープからCD化されたという触れ込み。劇的な音質向上のような意見を見て買ってみたのだが、なるほど、素材は良いらしい。真正ステレオかどうかはともかく、楽器の音としてここまでキレイに残っていたかと感心はする。それによってこれまで 低く見ていた第一番でもハッとさせられる場面はあった。しかし、これまでヴェーグのバルトークを聞いてきたのは、土の匂い、漲る気迫、呼吸の深さと いったものを求めてのものだったが、このCDではそこがごっそり洗い流された感がある。ステレオテープだとして、もっと素直なマスタリングがされたならば、はるかに素晴らしい音楽が聞けたと思われ残念でならない。とはいうものの、もっと粗雑な音質のものが出回っているからには存在意義はある。
一蘆 さん
投稿日:2021/03/07
チェコの俊英フルシャのオケコン2曲。 コダーイがシカゴ交響楽団のために作曲し、 バルトークはボストン交響楽団のために作曲した二つの「管弦楽のための協奏曲」である。 ハンガリー民謡を題材として作られた2曲をカップリングしたフルシャのセンスは流石と思う。 フルシャのスマートな解釈と表現が美しく鮮明に聴こえる。 私としてはコダーイの方に軍配を上げる。民族性が色濃く感じられ音楽に活力がある。バルトークの方は、より多くの演奏を聴いている事もあり、最終楽章にもう少しアクセントと疾走感が欲しかった。 ベルリン放送交響楽団は、この2曲にふさわしい機能性を発揮して、素晴らしいソリストを演じている。 SACDだけに音質も優秀。 皆さんにも一聴をおすすめする。
rela-cla88 さん |50代
投稿日:2021/03/06
偉大なるクラウスのバルトーク作品集。バルトークはクラウスの母国を代表する作曲家であるだけでなく、クラウスは直接の指導も受けている。演奏はクラウスらしい軽快さと豊かなメリハリと共に、知性と気品を感じさせるもの。これだけの質の演奏がステレオで残されたのは貴重だ。
座頭 さん
投稿日:2021/03/04
鍛え過ぎた骨皮筋右衛門よろしく筋骨逞しい音楽を志向するあまり『ミスター・メトロノーム』の渾名を頂戴し、シカゴ響の音楽監督に就くや否や楽団員の首ことごとくを挿げ替えた首切り魔フリッツ・ライナーが、ベーラ・バルトーク晩年の技巧を極めた名曲を指揮した恐怖の1枚。1955年というステレオ録音草創期にあって、45/45方式の開発元でもあったRCAの専属ゆえに、既にして立体感のある音で聞けるのがまた恐ろしい。 渡米したバルトークは、ピアニストとして生計を立てる積もりだったらしく、作曲はせず。それが心身共に行き詰まってリサイタルもできなくなった癖に、生来の潔癖症ゆえか、ヨーゼフ・シゲティやライナーほか友人たちからの支援も受け取らなかった。突き返された支援金を適当な団体名義で贈ると、色々調べた末に「架空の団体から受け取る理由がない」として全額払い戻しまでしたという。そりゃ鬱にもなるはずだ… 頭を抱えた友人たちが、クーセヴィツキー財団からの委嘱ということにして(無理やり)作曲料を受け取らせ。遂に奮起したバルトークが、3ヶ月程で書き上げたのがこの曲。その事情を知るライナーだからか、意気込みも半端でなく。タクトの代わりにナイフを振るかの、身も引き締まる壮烈さ。真冬のお化け屋敷もかくや。 至難の曲ゆえに新人指揮者の試金石ともされ、ということは第1楽章終わり近くに地獄の哄笑のように金管が奏でる逆行カノンといい、逆立ちしたゴブリンが並んで踊ってみせるような間奏曲といい、こんな化け物と比較されることになる駆け出しの若手には気の毒な限りである。
三文詩人 さん |50代
投稿日:2021/02/27
若き日のドホナーニがウィーン・フィルをブンブン引っ張っていくバルトークは壮観です。もちろんメンデルスゾーンやシュトラウスもいいです。
pyon さん
投稿日:2021/02/26
ミクロコスモス、いくつか聴いたことがありますが、これが一番、よかったです。ただ、まだ聴いていないものもあるので、何とも言えませんが、自分としてはこのミクロコスモスでもう満足なので、もう、ほかのディスクにお金をかけることはしないと思います。
そうのてん さん |40代
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ありがとうございました
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