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風とライオン さんのレビュー一覧 

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     2017/12/24

    カウフマンというと顔で売れてる人気スターというイメージが強いが、歌曲などを聴くと非常に頭がよく音楽性の高い歌手だという事が良く分かる。この「大地の歌」も楽章ごとに表現や声音を巧みに変えてひとりで歌っても単調にならない。奇数楽章は何度か歌ってるはずだが、偶数楽章は人前で歌うのは初めてだろうがそうと感じさせない緻密でむらがない。ライブ録音らしいがオケ付きの歌曲集を1時間歌いづめでヘタレないのも立派。ただジョナサン・ノットの指揮は丁寧だけどあまり強い個性を感じさせない小ざっぱりしたアプローチ。もっとウィーンらしい爛熟した音楽を期待してたのだが・・・とまれトンデモ盤になるかと危惧していたがカウフマンの名唄で予想以上の優れた演奏になった。

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     2017/12/23

    音楽的には非常に素晴らしいもので歌手も揃ってるしオケもコヴェントガーデンらしからぬ熱い演奏を繰り広げてとてもいい。主役もいいけどルルに破滅させられる親子役のフォレとフォークトは最高。ただ演出があり得ないレベルで酷い。これだったら芝居抜きで演奏会形式でやったほうがずっと良かった。概ね見た目にふさわしい演技も上手い歌手が多いのに、こんなデタラメな演出とはほんとにガッカリ。まあオペラだし音楽はいいので星3つ。

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     2017/12/22

    クレーメルにドホナーニにウィーンフィルと、およそフィリップ・グラスには似つかわしくなさそうな演奏家・オーケストラの組み合わせだが、これが奇跡的にマッチして素晴らしい演奏になっている。形式的には3楽章の古典的なヴァイオリン協奏曲だが中味は完全なミニマル音楽で同じ音型の繰り返しを聴く内に陶酔的になる。この録音は何時聴いたか分からないくらい繰り返し聴いてるが聴く度に熱い感動が蘇ってくる。シュニトケの合奏協奏曲は僕にはつまらないがまあ聴く人によるか。このカップリングの盤は今はLPだけで、CDは同じ作曲家の特に面白みのないヒーロー・シンフォニーとのカップリングしかないのは残念。ユニヴァーサルの廉価シリーズとかで再発売して欲しい。

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     2017/12/22

    「ローエングリン」の解釈としてこの録音以上のものがあろうとはとても思えない。フルトヴェングラーの激烈さと優美さを兼ね備えた指揮はこの作品においては完璧。3幕の場面転換の音楽を聴くとあまりに切ないので聴く度に涙をこらえきれない程だ。フェルカーの題名役も理想的。テノールの柔軟性を持ちつつ決して響きは痩せない芯の強さがある。この役を歌った戦後のヘルデンテノールの多くが紛い物なのがよく分かる。この録音で唯一問題なのはハイライト盤であって全曲録音ではない事ティーティエンはナチ御用達の演出家として悪評ふんぷんたる人物だが、指揮者としても一流の才人。非常に引き締まった音楽。ドイツのカペルマイスターの重ったるいワーグナーと違う現代的スタイル。ただしローレンツは声を張り上げて絶叫するだけ。全く頂けない。

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     2017/12/21

    カラヤンのアナログ録音としては終わりのあたりの録音だと思うけど演奏も極めつけ。カラヤンは数年後にライブで再録音しててあちらも情念の籠った名演だけどこちらはもっと精緻な演奏で各々良さがある。リマスターSACD化でどれだけ音質が良くなったか興味のある処だけど買い直すにはと高すぎるなあ。シングルレイヤーで一枚に収まるならこの半額ぐらいで出して欲しい。新録音ならともかく、今までレコードやCDで散々儲けたタイトルなんだし。

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     2017/12/21

    「現代のジャクリーヌ・デュ・プレ」というか、ソル・ガベッタの方がデュプレより上手いし音楽性も上でしょ?デュプレって難病で悲劇的にキャリアを終えたという物語性で過剰に持ち上げられてるだけで、純粋に演奏だけ聴くとさほどの事はないよ。エルカーのコンツェルトもデュプレの代名詞みたいに言われてるけど全然いいと思わない。ガベッタの方がずっと自然に演奏してて感動した。ただ指揮はラトルじゃない方が良かったと思うけど。

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     2017/12/21

    全ての曲でベストというわけではないが、全部の交響曲でこれだけハイレベルの粒ぞろいの演奏という全集は他にない。最初出た頃ほど圧倒的な安さではないが今でも廉価盤ではあるし、録音もいいし文句なし。全集はこれを買って物足りない曲だけ他を探せばいいと思う。

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     2017/12/21

    「タンホイザー」のCDはいい演奏があまりないがこれも同じ。主役のホップは重厚一点張りの古臭いヘルデンテノールで純愛と肉欲のはざまで苦悩する詩人なんてガラじゃない。他の歌手も古い発声ばかりでうんざりさせられる。フィッシャー・ディースカウはこの中では今聞いても違和感が少ないがわざとらしい歌で友情に厚いヴォルフラムでは全然ない。コンヴィチュニー指揮するオケもひなびた感じでまるで盛り上がらない。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/12/21

    作曲者の自作自演盤だけどこの作品を全く理解してない事に呆れる。ミュージカルの傑作を取るたらない二流のオペラにしてしまった。ホセ・カレーラスもキリ・テ・カナワもオペラ歌唱としはまあまあだけどミュージカルとしては最低。オケもやたらに重ったるくリズム感が欠如してる。レニーは若者達の悲恋物語をじじむさい音楽に堕してしまった。ただしDVDはレニーとカレーラスが一触即発の喧嘩になりかけるなど滅法面白い。演奏はつまらないが製作ドキュメンタリーとしては秀逸。

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     2017/12/21

    このCDは歌手が酷い。ヘイリーは感情も何もない薄っぺらい声だしグリゴーロはオペラ丸出しのネチネチ声で音程も悪い。主役二人が全くミスマッチ。この作品はミュージカルなのだからミュージカル歌手に歌わせるべき。オケもイギリスの二流処で熱もない醒めた演奏でつまらない。この作品を聴くならNAXOSのを薦める。無名歌手ばかりだけどパンチの利いたいい演奏。

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