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1 people agree with this review 2014/01/22
クラウディオ・アバトが死去された。正直 あまり思い入れがなかった指揮者だったのでたいしてCDは持ってないのだが、その中で一番いいと思うのがこの盤。ベルリンPOが多少 カラヤンサウンドの残る中、軽快な音楽作りを展開している。やはりアバドはイタリアものが一番、装いせず楽しめる。思い入れが今までなかったとはいえ、私がクラシック知り始めたころからずっと彼はお馴染み的感覚、そう思うと急に寂しくなる。
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3 people agree with this review 2014/01/12
迫力ある「悲愴」。楽器の音が明瞭で特にブラスセクションが凄い。当時30代のマゼールが強引なまでもウィーンPOを統率しているのに脱帽。悲しみに浸るとは程遠い演奏だが、ここまで思い切りがいいとこれはこれで「有り」。マゼールがいいと思えるのは後年よりもこの頃じゃないかな。今、悲愴をこんな風に演奏できる人はいないでしょう・・ベルリンフィルのこの頃の演奏も出していただけないものだろうか・・
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1 people agree with this review 2014/01/01
最近の指揮者からこのような曲を取り上げようとする人は想像できません。やはりカラヤンの人気の秘訣はこういう曲も手を抜かないで演奏できたことじゃないでしょうか。コッペリア のチャールダッシュなど当時の統率されたベルリンフィルを堪能できますし、ショパンでは洗練された当時のみの美しさがあります。
3 people agree with this review 2013/12/27
ブロムシュテットには珍しいほどの白熱。第一楽章よりティンパニのうまさが際立つ。中間部、第一主題テーマによるクライマックスはTpをいじり、面白い事をして、あたかも稲妻を思わす効果。第二楽章は譜面に忠実で反復もしっかり行う。ここでもティンパニがうまい。第三楽章、特に木管の歌わせ方は絶品。そしてフィナーレ。何度も聴く合唱だが、こんなにも本場で聴く合唱は澄んだものなのだろうか。歌詞がしっかりと聴きとれる。それがシュターツカペレ・ドレスデンの独特のアンティークな音色と融けあい、クライマックスはテンポをおとし、合唱以上に金管を際立たせ絶妙な効果。
4 people agree with this review 2013/12/23
永遠の名盤・・私の生まれるずっと前の録音ですが、そのレコードを私が聴いて育ち、いまやそのCDをクリスマスに私の妻、子供たちのいるところでながし・・
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4 people agree with this review 2013/12/17
昨年、春 来日した時 超絶技巧を目の当たりにしたが、これはその1か月前の録音。ステージの姿はまさにこのCDジャケットのように、女流ピアニストのドレスアップしたイメージとは程遠く、強烈な印象だった。ラフマニノフの3番、自由奔放さを感じる1楽章、第2楽章でみられるセンチメンタル、白熱の3楽章でもクライマックスはテンポを落とし、この感情には胸が締め付けられる。私にとってホロヴィッツと共にベスト。プロコフィエフは私にとってはあまり馴染み無く評価できる立場でないが、非常に楽しめた。
0 people agree with this review 2013/12/15
チェコフィルにとっては珍しい1枚。気分の沈んだ時などには、もってこいの1枚 特にミヨーの「屋根の上の牛」ではブラジルのサンバ系のノリで哀愁漂う異国情緒漂う 演奏に酔いしれた・・この指揮者ヴァーレク氏・・かつて来日してこのチェコフィルと素晴らしい新世界を聴かせてくれた・・才能ある指揮者だと思うが、残念ながらチェコフィルとの録音は少ない。この手の選曲されたCDではベストと押したい
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6 people agree with this review 2013/11/18
皆様 絶賛の通り、異論はありません。このような演奏をした巨匠がかつていたのですね。こういう音源が残っていて、こういうCDとなってくれたことにただただ感謝
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2 people agree with this review 2013/10/19
アンゲリカ・マイ ・・知名度に乏しく現在どういう活動しているのか不明なのだが(健在なのだろうか)・ノイマンの信頼度が高かったようで、こうしてノイマンとともにわずかながら軌跡がある。私にとってこのコンチェルトのベストとして挙げたい。特に第2楽章 など秋の深まる抒情 ・・静かな夕暮れ時の山の家で黄昏のひと時を過ごしているよう・・あたかも人生を慈しむように・・・
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0 people agree with this review 2013/10/05
ロイヤルフィルは、1990年プレヴィンから始まり、メニューイン そしてこのレッパードという具合で第九の録音が続いた。(もっともプレヴィンは全集の1枚)・・ロイヤルフィル特有の迫力ある金管ブラス、やや冷やかな弦の艶のある響き、ティンパニの豊かさが充実した1、2楽章。 3楽章はやや速めだが、歌心あふれた温かい演奏。4楽章の合唱はすでに書かれている人がいますが、ソリストも一緒に歌っているのか?という感じを思わす。マイクの位置の影響かもしれないが結果、やや荒々しい合唱。全体、淡々と進むが、1〜4楽章集中した 一貫性があり、楽しめる。
0 people agree with this review 2013/10/04
ロイヤルフィル自主制作は有名、無名 さまざまな指揮者で録音しているのが特徴。クレール・ジボー 聞いたことないのだが、女流指揮者とのこと。女流指揮者の運命の録音は、他にあっただろうか。なかなか正統的なベートーヴェンだ。それより驚いたのが、未完成! あたかもカルロス・クライバーを彷彿とさせるきびきびとしたユニークな演奏。
2 people agree with this review 2013/10/03
ロイヤルフィルの幻想交響曲は90年に入ってメニューイン、プレヴィン マッケラス、広上淳一 という具合に集中して録音され、すべて特有のコルネットが引立っているのが特色。このマッケラスはロイヤルフィル自主制作盤で当初 ロイヤルフィルの楽員がコンサートなどのロビーで販売していた1枚だが、日本ではよく廉価ワゴンなんかで販売されていた。演奏はとても音質が豊かでしっとりとした上品な幻想交響曲だ。スリリングさは確かにないが、宝石のような音には浸っていたい気にさせてくれる。これほど上品な幻想交響曲もいいものだ
2 people agree with this review 2013/09/23
なかなか聴きごたえのある演奏ですね。楽譜は聴く限りベーレンライターでなくブライドコップと思われます。テンポは速めですが、Tpをキンキンにならさず、とても聴きやすい。また思い切りがよく、第二楽章のティンパニの強打など、とても快感。ポーランドでメニューインが設立しましたこのシンフォニア・ヴァーソヴィア・・ベートーヴェンが望んだ音、演奏はこういうものであると感じさせる説得力ある名演です
2 people agree with this review 2013/09/01
第5は何度も、数十年も聴いてきましたが、これを聴き、あたかも初めて聴いた感覚で感動しました。冒頭レガートで始め、ティンパニは強打という珍しい奏法ですが、惹き付けられます。終楽章に至っては「生きねば!!」と訴えてくる演奏です。第7 は水準以上の標準 といったところでしょうか。
1 people agree with this review 2013/07/15
モーツアルトは自作の作品を(どれであったか忘れたが・・)いつもの倍増のヴァイオリンで交響曲を演奏したことを大層気に入ったという手紙が残されている。だから演奏はピリオドに限らず、このようなサウンドもありなのでしょう・・というかケチのつけどころがない。カラヤン亡きあと一体だれが、このような曲を取り上げたことでしょうか?アバト?ラトル? バレンボイム??これに限らず、カラヤンは定期的に私たちのもとめる名曲を取りあげてくれた。バッハ、モーツアルト、ベートーヴェン、ブラームス、ブルックナー これらの作曲家がシーズン定期や来日公演より消えることはなかった。改めてカラヤンは凄かったし彼を超える人などいないこともよくわかっている。こうしてCDでかつてのベルリンフィルを堪能できるのも1つの幸せと感じる。特にディヴェルティメントの3曲はすばらしい。K138 へ長調のアンダンテ なんと 崇高な祈りなことか!!
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