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Stephane さんのレビュー一覧 

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     2012/04/24

    交響曲第9番は、ゼーガースの小説「第七の十字架」をテクストとしたもの。音楽自体はかつてのヘンツェのような密度はなく、戦後ドイツの歩みを考える上で政治的イベントとして意味があったのかもしれないが、音楽的訴求力はあまり感じない。

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     2012/04/24

    まず原曲のシャンソン「ロム・アルメ」が収録され、その後にデュファイの「ミサ・ロム・アルメ」、「Supremum est mortalibus bonum」が続く。演奏のレベルは高く、十分楽しめる。15世紀の大作曲家にはまさに脱帽。

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     2012/04/24

    モーツァルトはテンポの速さが圧倒的でただならぬものを感じるが、後年のさまざまな名録音に比べまだ深みが足りない。録音は良くないので、マーラー、ファリャという色彩豊かな音楽を聴くには不十分。バルトークはプリムローズがソロだが、特にこの録音を聴く必要はない。私にとっては正直言って期待外れの一枚だった。

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     2012/04/22

    音質はこの時期にしては良好だが、あくまでそれなりのもの。シェックはオーケストレーションの名手だったというが、この録音はオケの部分が貧弱で、それがまったく伝わらない。歌手の声はかなりよく収録されていた。このオペラはクライストの戯曲によるもので、アマゾネスの女王ペンテジレーアと英雄アヒレス(アキレウス)が対決し、ギリシャ神話とは逆にアヒレスのほうが死ぬ。ブックレットにはトラックリストしか書いておらず、私はあいにくこの録音しか聴いていないため、内容がよくわからずあまり楽しめなかった。岩波文庫、または沖積舎のクライスト全集にこの戯曲が収録されているので、あとで確認してみようと思う。音楽は、後期ロマン主義風の官能的な響きも時折聴かれるが、ややモダニズムに接近しているようだ。歌い方も会話に近い。

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     2012/03/21

    ムラヴィンスキーのショスタコーヴィチはなぜここまで素晴らしいのか。過酷な時代を共有したから?とにかく、もはやこれほどの演奏が出てくることはないだろう。一音一音が胸に突き刺さってくる。11番のセッション録音はこのCDでしか手に入らないので貴重。12番と15番はVeneziaのボックスとダブっている。―――〈録音データ〉交響曲第11番「1905年」:1959年2月2日 レニングラード(セッション)、第12番「1917年」:1961年10月 レニングラード(セッション)、第15番:1976年5月26日 レニングラード・フィルハーモニー大ホール(ライヴ)

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     2012/03/21

    「回心の詩篇」トヌ・カユステ指揮、スウェーデン放送合唱団。ロシア正教の聖歌などに影響を受けており、響きが多層的で大変魅力的な作品。まるで地の底から湧きあがってくるような雰囲気だ。現代の宗教音楽の傑作である。

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     2012/03/21

    テオドール・ヴィーゼングルント=アドルノは、フランクフルト学派の中心人物であり、『啓蒙の弁証法』(ホルクハイマーとの共著)、『新音楽の哲学』などで哲学界、芸術界双方に絶大な影響を及ぼした哲学者だ。彼は若いころから音楽評論を執筆し、アルバン・ベルクのもとで作曲を学んでいた。後にアメリカ亡命したとき、トーマス・マンは彼の助言を受けながら、作曲家レーヴァーキューンを主人公とする小説『ファウストゥス博士』を書きあげたという。アドルノは十二音技法には批判的で、シェーンベルクらがそれを導入する以前の表現主義的無調音楽を支持する立場をとっていた。このディスクに収録された作品群は、決して無機的ではなく、微妙な感情の襞を含んでいる。しかし・・・どうしても古く聴こえる。1920年代の作品が多いが、第一次大戦前に書かれたヴェーベルンの諸作などのほうが圧倒的に新しく、豊かだ。そういうところに、作曲家アドルノの限界があるのだろう。彼はロマン派に限りなく近い所にとどまっているように聴こえる。実際、このディスクの最後にはシューマン作品の編曲が収められているのだ。―――〈曲目〉弦楽四重奏のための2つの小品 作品2(ブフベルガー四重奏団)、管弦楽のための6つの小品 作品4(ベルティーニ指揮、フランクフルト国立歌劇場管)、ドイプラーによる3つの詩〜4声の無伴奏女声合唱のための(ボイアーレ指揮、フランクフルト室内合唱団)、マーク・トウェインによるジングシュピール「インジャン・ジョーの財宝」(未完)より2つの管弦楽歌曲、「幼年時代」〜シューマン「子供のためのアルバム 作品68」による小管弦楽のための6つの小品(ベルティーニ指揮、フランクフルト国立歌劇場管)

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     2012/03/21

    ユン・イサンの偉大さを、このディスクを聴くと如実に感じる。どれも傑作ぞろいでオススメだ。この団体は平壌の「ユン・イサン音楽研究所」の付属アンサンブルだそうだが、たいへん水準が高く安心して聴ける。〈曲目〉協奏的作品(1976)、弦楽四重奏曲第5番(1990)、幻想的小品(1988)、弦楽五重奏のための「タピ」(1987)、「夜よ、開け!」(1980)

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     2012/03/21

    ケージの打楽器作品の入門用ディスクとして、手ごろな一枚ではないか。全部聴きたい人は、フンガロトンの全集で。―――〈曲目〉『Credo in US』、『心象風景T』、『インレッツ』、『心象風景V』、『だが「しわくちゃの紙」シリーズを描くために使ってきた紙をしわくちゃにする音、あるいは「裂かれた紙」を作るために紙を切り裂く音についてはどう?』

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     2012/03/21

    ミトロプーロスの5番がとにかく凄い。『証言』の深刻な内容を見通したかのような胸に突き刺さる演奏で、このボックスで復活したのは朗報だ。音質はなかなかよい。オイストラフの協奏曲は言うまでもなく素晴らしい。チェリビダッケはさすがに音が古く、よほどのファン向けだろう(それにしてもこの時期に「レニングラード」をやったというのは、かなり政治的な判断ではないか。むしろドイツ人にとっては屈辱的でさえあるはずだが・・・)。注目すべきはやはり自作自演だが、CD8のうち「24の前奏曲とフーガ」と「3つの幻想的舞曲」はEMI録音なので注意(もともと協奏曲とカップリングされていたもの)。「子供のノート」は、曲ごとにショスタコーヴィチ自身の曲名アナウンスが入っていて、楽しい。あとは、マッケラスの「祝典序曲」は立派な演奏だし、Classico原盤のカルテットも悪くなかった。

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     2012/03/21

    21番はビクターの国内盤で知られていたもの。このディスクはイギリス・オリンピア社からのライセンスということだが、このような名盤がこれほどの廉価で入手できるのは実にありがたい。シューベルトの寂寥感をみごとに表出した、類いまれな演奏である。

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     2012/03/21

    まず曲名が不正確。「・・・エクスプロザント=フィクス・・・」(固定された爆発)だ。この曲はブーレーズのライヴ・エレクトロニクスを用いた代表作のひとつで、豊饒な音の奔流が迫ってくる。少し前には、ベルリン・フィルの定期でもパユのソロで演奏していた。それにしても、「ル・マルトー」を書いていたころの点描様式とどれほど違うことか!このCDには「ノタシオン」と「ストリュクチュール 第2巻」も収められているので、彼の作風の変化が如実にわかるだろう。―――〈曲目〉「ノタシオン」(ピエール=ロラン・エマール)、「ストリュクチュール 第2巻」(ピエール=ロラン・エマール、フロラン・ボファール)、「・・・エクスプロザント=フィクス・・・」(ソフィー・シェリエ(フルート・ソロ)、ブーレーズ指揮、アンサンブル・アンテルコンタンポラン)

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     2012/03/21

    (Sony Classic Library盤について)「火の鳥」の11年版組曲が珍しかったので購入した。とにかくDSDリマスタリングにがっかり。うすっぺらでやたらデッドな音になっていて、楽しめない。最近のソニーの24bitリマスタ盤はなかなか聴きやすいので、なぜこの時期はひどかったのか。演奏自体は文句なしで、リファレンス盤として有効ではないか。HMVの情報が不十分なため、ここに正確な曲目データをアップしておく。―――バレエ組曲「火の鳥」〈1911年版〉(BBC響)、バレエ組曲「プルチネッラ」「幻想的スケルツォ 作品3」(ニューヨーク・フィル)、「小管弦楽のための組曲 第1番」「同 第2番」(アンサンブル・アンテンコンタンポラン)

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     2011/02/10

    演奏の水準はそれなりに高いが、やや表現が硬く、単調な感じがする。最近のエマニュエル・アイムやアレッサンドリーニの録音はじつに表情や色彩感が豊かで、それに比べるとだいぶ聴き劣りがする。

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     2011/02/10

    ベルグルンドは正攻法の解釈で好感が持てるが、オケの力量の限界もあって普通の演奏にとどまっている。オルティスのピアノも特に印象に残らなかった。オイストラフは晩年の録音で、さすがに技術的な陰りが見え、音も枯れてしまっている。悪い演奏ではないが、まずはやはり50年代のムラヴィンスキー盤かミトロプーロス盤から聴くべきだろう。シトコヴェツキーの第2番はなかなかよかった。メルクのチェロはまじめで、ロストロポーヴィチのような豪快さはないが、曲のまた違う魅力を巧みに表現していると思う。

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