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0 people agree with this review 2016/02/17
ドゥムキーがこれまたいい曲で、演奏。ドヴォルザークがアメリカに渡る前に書かれた曲だそうですが、ウクライナの歌謡や、東欧の民謡を題材に千変万化、スピード、リズムに詩情、寂寥感、掛け合い、緩急の激しい、ユニークな楽曲です。面白かった。フィリップ・グラスみたいな感もした。流石ドヴォルザーク。昔、ラフマニノフのピアノ協奏曲を弾いた後、つまらなさそうにCD販売ブースにいたメルニコフ(それでいいと私は思った)、求道者ファウスト、余裕のフランス人チェリスト、ケラス。多くの共演で、お互い尊重し、引き立て合ってのもちろん、見事な演奏。緊張感に、ウィット、楽しんでいる、と、思ったらマジなメロディを朗々と弾く。その色がそれぞれ、やっぱり違う。楽器、国は違えど、だからこその凄んごいトリオ。ファウストは、ショスタコーヴィッチでのソナタで、怖ろしい音、出してたし。
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1 people agree with this review 2016/02/12
一つのオーケストラの戦後からの奮闘、誇り、伝統と革新の軌跡。録音技術の変遷、指揮者の代変わり。長大な曲はないが、私には馴染みになかった往年の指揮者を新たに知り(クリップス等)、昔懐かしい指揮者との再会(ホーレンシュタイン)の流石の演奏にディースカウの歌、もちろんミュンシュ、ポール・パレイも、やってくれている。一押し指揮者(バーンスタインーラヴェルのシェーラザ―ド大好きになりました。トマのシャンゼリゼの歓声。小澤ーこの時期の小澤さんのスクエアでマイルド、恐らくフランス人には驚きの演奏。ムーティーたっぷり鳴らして古典も御洒落。ガッティー録音少ないので貴重で名演。チェリビダッケーAltusに比して録音に手を加えてないのでより生々しい、やはり、凄い境地)、なかなか聴けない組み合わせでの見事な演奏(ヨッフム、早逝したフェラスのチャイコフスキー!若きアルヘリッチ、アバドのプロコフィエフ!!。うなり声のデュトワ、ヨーヨー・マの高貴なドヴォルザーク)。グロテスクなショスタコーヴィッチが、マズアとこのオケならではのすっきり小気味良く、馴染めた演奏。マゼールのハルサイは天賦の才だわ。初演集では、デュティユーの交響曲も面白い、忘れてならぬプレートルさんも登場、メシアンの7つの日本の俳句、指揮難しかったろうなあ。クセナキスにぺリオと盛り沢山。充実演奏ばかり。但し、フランスなので、ベートーヴェンは、シューリヒトの渋いコラリオンのみ、モーツアルトもない。クリィタンスはあるけれど、マルティノンがないのが残念。贅沢過ぎるか。重くはなくて、巧い、拍手喝采演奏の連続。演奏間がないので、息つく暇なし。いやはや、ina-Radio France は、いい音源、まだまだちゃんと持ってたものだ。様々な血の混じったフランス料理で、お腹一杯、美味、満足。
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2 people agree with this review 2016/02/12
フランクの作品集で知ったシャマユー。今回は、ジャケットでも前を見据えてのシューベルト。リスト編曲(何処を編曲したのか私には、分からない)、R.シュトラウスが完成させたという小品群が凄くいい。切ない。D.945の後に(?)、3つの小品(即興曲)が、有ったなんて。知情意技、現代アーティストに必須のマーケティングプランも持ち合わせた才能。ルールでのドビュッシー、新譜のラヴェルもセンス良し。感嘆、御みそれしました。とてもいいピアノ音楽を聴かせて頂きました。
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0 people agree with this review 2016/02/12
取り上げられることの稀なフランクの大規模作品、数少ないCDの一つ。「Redemption」(贖罪)、に比べれば、まだマシか。ベルギー系フランス人、演奏時間約2時間という制約を超えて、更に、多くの日本人には、キリスト教、信仰、教会、聖書の真髄に触れると言う難解な大作。フランクらしい、糞真面目、超シリアスな音楽。でも、バッハのマタイやヨハネが聴けるなら、そう難しくない、と、一方で思う。山上で説かれた8つのの言葉、幸福より。貴重なジョルダン父さんと現フランス放送フィル、合唱の力演。フランクには、「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」と言うハイドンの様な題名の室内楽的声楽曲もある。19世紀の思想、文化が反映されているのは、間違いないにしても、21世紀、世相や我が行い、考えさせられる事が深い。様々な立場から多くの意を持つ言葉であり、音楽。真なり哉。
自らのレコード・レーベル、アンサンブルに、専属と言ってもいい位の指揮者、演奏者、友人を持つ現代音楽作曲家、フィリップ・グラス、御齢79歳、現役。私は、’80年代、レコード店、洋楽ロック、Pの処に、Philip Glass「Photographer」、と言う劇付随音楽を、見つけたことに始まる。緒形拳主演の映画「Mishima」のサントラ(クロノス・カルテットを初めて知った)、「コヤニスカッツィ」の映像にクラクラした。2016年の初夏にはパティ・スミスと共に来日し、ピアノも弾く。当時は、書いてなかった交響曲という分野、デヴィッド・ボワイの作品を手始めに、ユース・オケの為に書いた10番まで発表し、日本でも高松宮文化賞を授かるアメリカの大御所に。「Etude」は、滑川さんのオハコで、繰り返しと変化の中に、麻薬的とよく言われるグル―ヴ、ビート、詩情、メロディ、陶酔を含んだ代表作。ニューヨークフィルの首席指揮者になるズヴェーデンは、グラスの作品を指揮、演奏する。ロサンジェルスのドダメルも。日本、東京でも、そうなって欲しい・・・。
1 people agree with this review 2016/02/11
現状、廃盤で残念ですが、意外に名演奏な盤。流石、小澤さん。フランス国立管とのサン・サーンス「オルガン」などもそうでしたが、フランスもの(フランクはベルギー系)、実に丁寧に演奏されてます。大仰になることはありませんが、この曲の真髄に迫っています。その意気込み、姿勢が素晴らしい。迫力と情感、細やかな音楽の表出。小澤さんは、ブザンソンのコンクールで一位を獲得、ミュンシュさんに見いだされて、ボストンのタングルウッドに学び、やがてボストン響の音楽監督に成られました。ミュンシュさんからのフランス的な音と、小澤さんの求める斉藤先生から受け継いだドイツ的なボストン響の音がこの曲に、合っていると思います。ライヴのせいか、バーンスタイン盤に負けないほどの情念も感じられます。プーランクも得意技、活き活きリズム感がいい。プレストンとヴィックさんの妙技。崇高、畏怖、叫び、神様への祈りと人間の愚かさと素晴らしさ、古きを学び独自なるものを。体験と人の為の表現。血(民族、人間)は、混ざった方が良いの証左の様な演奏。
ベルリンフィルとの硬質、重厚、濃厚で厳しいセッションによる十分練られたじっくり演奏、名盤があったのに、この曲には、大変な思い入れと、懐の深さがあったのでしょう、更にレコード会社変わってのライヴ録音は、ウィーンフィルの柔らか、まろやかな音で、更に遅くなっているようだが、私は気にならない。やはり、充実のジュリーニ晩年のカンタービレ、この曲に必要な艶っぽさ、喜びの演奏。クロスビーさんの変奏曲も華麗で聴かせてくれる。ティベルギアン、ロト、リュージュフィルの若々しくて、挑むような緊張感に満ちた演奏が好きでしたが、余裕しゃくしゃく。ウィーンフィルは、ベルリンフィルのように、フランクを、根詰めて、本気で演奏しないのがウィーンフィル。こりゃフィルハーモニアとの若いジュリーニさんの盤も聴いてみなきゃ。
0 people agree with this review 2016/02/10
フランクの三楽章、唯一にして想いの丈も、独特のアイデア、技も込められた渾身のこの曲を演奏してきたジュリーニ、デュトワさんに師事したというセガン君、名前の短くなった長い付き合いのカナダのオーケストラとの演奏は、期待にたがわぬものでした。いつものようにじっくり、若々しさと、スケール感、ミステリアスな部分、オルガン的響き、20世紀を引き継いでの21世紀の演奏を聴かせてくれなした。フローラン・シュミットも興味深い曲だった。それにしても、オルガン弾きの人の交響曲は、何故か、小さい音から始まる。やがて大きくなるのだけれど、そこが肝心。決まってしまう。クラシックでは、微妙な位置にあるフランクの他の曲もいつの日にか録音してくれたら、嬉しい。
0 people agree with this review 2016/02/09
アーロノヴィッチという大穴的盤もありますが、ユニークなこの曲の中でも、バーンスタインのこの演奏が、随一ではないか、と、思う。フランス、ベルギー的な美しさを持つ演奏では、ありませんが、曲をよく知っているオーケストラに、当時、カリスマだった大物指揮者によるスケールの大きい演奏。格別の響き。
1 people agree with this review 2016/02/09
フランクのピアノ作品集をフランスの若いピアニストが、こうして演奏、録音し、東洋の島国で販売してくれたので、私は、ハーモニウムというビートルズの音楽で知った、この、もの哀しい、淋しげで懐かしい音の楽器を耳にすることが出来ました。そう言えば、フランクのヴァイオリン・ソナタ、冒頭に似た響きがする。「魔神」も、交響的変奏曲も、ピアノ協奏曲みたいだけれど、難しい(そうな)割には、演奏効果、時間も中途半端で、取り上げられにくい。が、実際に聴いてみれば、ユニークな佳曲であることが分かる。この時代のオーケストラ音楽と言うのは、現代のヘヴィ・メタルが、近しい存在になるのかもしれない。ドヴォルザークの交響詩なんて、殆ど、スプラッター伝説が、題材になってるし。prelude,Fuga…は、さしずめ、童謡、民謡、或いは、ブルースか。
1 people agree with this review 2016/02/08
ヘレヴェッヘさんは、フランクと同郷のベルギー人、オケは、フランス人が多いでしょうが、ピリオドだけど、柔軟性と共に重々しさもあり、この人らしい一筋縄では解けない見事なフランク。やや速め、もう少し深くてもと、思いますがフランスらしい高貴な音楽に成ってます。フォーレは、言うことなしの名演。合唱、ピリオドオケ全部組織し、マネージメントもしているくらいの人だから、音楽も広い引出しの中で手中に入っている。溜め息付くほど美しい。そして、熱演する人だ。 最近、フランクにもハマっている。とうとう、日本のカタログから消えた「贖罪」”Redemption”全曲をプラッソン指揮のEMI盤を、ようやく聴いた。流石に地味な印象で複雑、語りに合唱で人気のない曲だが、渾身の大作、崇高な傑作だと思う。ヘレヴェッヘさん、或いは、グザビエル=ロトさん辺りで(この音楽不景気の世に!)演奏、発売して欲しい!このまま埋もれさせるには、勿体ない処か、大きな損失だ!と思う。
0 people agree with this review 2016/02/06
フィリップ・グラス79歳が、今年、2016年の6月、来日する。女性パンクロッカーのパティ・スミスとともに。交響曲6番にも著したビートニク詩人アレン・ギンズバーグの作品を、ピアノで演奏すると言う。村上春樹さん、柴田元幸さんも関わるし、日本のグラス・ファミリーのピアニスト、滑川さんも、「Etude」全曲を、聴かせてくれるらしい(東京だけ)。「ドラキュラ」は、もともと映画音楽、弦楽六重奏曲は、デヴィッド・ボワイ、ブライアン・イーノの「ヒーローズ」の作品を交響曲3番、として書いたものを、今回、更にファミリー(弟子?)のマイケル・リーズマンが、編曲したもの。私は、クラシック、現代音楽とロックは、もっと関わって一緒くたになった方がいいと、思う。生きている間に、まず、演奏され、聴かれる、体験するのが、音楽。形がないので、いろいろなものを、結びつけるちからをもつ。
イギリスの女性4人だけによる弦楽四重奏団によるショスタコーヴィッチ。タコさんは交響曲5番を書いてから、弦楽四重奏曲に取り組み始めたので、当時の国のエライさん音楽家として、尊敬を受けながら、しっかり、苛められた。弦楽四重奏曲8番は、交響曲でいえば10番、四重奏曲9番は交響曲なら11番の頃の作品。速書きのタコさんの筆、絶好調だったようで、イカレ具合、緊張感、変態なリズム、ついでに暗さと言ったら、弦楽器4本でよくぞ、ここまで表現したものだと、思わせる。私は、ノックアウト。この盤では、まず9番、単楽章の13番を挟んで(これがまた徹頭徹尾暗い、嗚呼)、タコさんの弦楽四重奏曲では最高傑作と言われる8番を最後に聴かせてくれる。涙なしには聴けない。心と世相、時代へのSM音楽。一気に全曲聴ける、という人は、まともな××とは、思えない。せめてもの救いは、全員女性の演奏であると言う事。でないと、私は、聴けなかったろう。それも、怖ろしい事だが。
イギリスクラリネットのスーパーウーマン、何だって編曲して、軽々と演奏しまう才人。今回は、第二次世界大戦後、戦争が及ぼした作品が集められている。ニーノ・ロータは、予想通りの美しいメロディ。意外にも、ヒンデミットが真面目で、美作。この楽器の素晴らしさを伝えてくれている。レーベルが、どうあれ、彼女の選んだ道。もっと、多くの人の耳に、心に響いてほしい作品であり、演奏。楽器を持たず、一人立ち向かう姿も美しい。若くして逝ってしまった友人を思い出して、胸が熱くなりました。このアルバムを捧げ、祈ります。
女性だけの弦楽四重奏団は珍しくなくなりましたが、第一ヴァイオリン、ミン=ジョン・コーさんが、センターの如く、音色だけでなく主張しているジャケット、新作のメンデルスゾーンも、この路線です。HMVさん、もっと、宣伝しなきゃ。ちなみに、彼女達は、2008年大阪の室内楽コンクールで2位になってます。ドヴォルザークは、この時期、傑作ぞろいであることを、おじさんは、改めて、教えていただきました。
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