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直ちゃん さんのレビュー一覧 

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/06/24

    最近「ラトル・ベルリンフィル」の第九を購入し、レビューを書き込みました。ラトルの演奏の録音は素晴らしい。しかしそれはラトルの力量によるものではありません。BPOの合奏も素晴らしかった。ラトルの解釈にも文句をつけることはできなかったので5つ★にしました。しかし、この「カラヤン盤」は発売当初に購入し、何度も聴き続けてきました。いちばん大きな違いは何かと問われれば「録音の時期の違い」のみであると言って良いと思います。もし「カラヤン」が今の時代に生きていて、ラトルの録音レベルでこの第九のCDを作成したとすれば、もっとディテールの部分がはっきりと聴き取れる演奏になっていたに違いないと思います。ラトルの録音は「ハイビット」で、「カラヤン」の録音は年代からしておそらく「16ビットレベル」の録音ではないかと思われます。カラヤンのこの演奏で特筆すべきことは「自然で違和感の無いテンポ」、そして「各楽器間の音量のバランスの良さ」だと思います。全く文句のつけようのないこの素晴らしい演奏が「ライヴ」で残されていたことは我々音楽ファンにとって、これ以上にない幸福であると感じます。確かに「第4楽章」があっけなく終わってしまっているのですが、4つの楽章を通して聴いてみて、全く違和感が無く「我々が本当に聴きたい演奏」になっていると思います。「このカラヤンの演奏をもし生で聴くことができたのであれば「自分は『カラヤン』を感じるのだろうか、それとも『マーラー』を感じるのだろうか?」と自問自答したくなるような演音楽に仕上がっています。これこそが、まさに「マーラー」自身が望んでいた演奏である、と言っても過言ではないと思います。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/06/20

    2楽章の「レントラー(粗野に)」に、ラトルの才能を再認識した。要するに「テンポを変える」ことによって、この2楽章全体から「粗野」な印象を聴き取ることができるようにしたのだ!また、改めてこのオケの「表現力」の物凄さを感じ取ることができた。このオケは今後益々進化していくであろうし、我々が驚くような名演奏を披露してくれるに違いないと確信している。
    マーラーの心の奥底に眠っていた「葛藤、死への恐怖」といった精神を見事に表現しているこの演奏の右に出る演奏が果たして何年後に出現するのだろうか?

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/08/21

    音楽は「感動」である。ギュンター・ヴァントの演奏のそれとは全く異なるこの演奏には、確かに「感動」がある。この録音を聴いてみると、カラヤンが歌いたかった「歌」がしっかりと収録されており、音質も最高である。しかし、ここでは音質うんぬんはもとより、ウィーフィルの弦をここまで歌わせたカラヤンの力量に感服するしかない!音楽はこれで良いのだ。最後はベルリン・フィルの芸術監督を辞任したカラヤンだが、まだこれだけの音楽力を持ちあわせていたのだ!これがカラヤン最後の録音となったが、ウィーンフィルが全身全霊を込めて演奏したに違いないこの録音は、歴史に残る「ブル7」となることは間違いないであろう。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/08/21

    音の塊が「歌」を歌っている!「英雄の生涯」は、ただ音符を奏して並べただけでは全く音楽に成り得ない。しかし、カラヤンのこの演奏は、楽団員全員がこの曲の「歌」を知り尽くして演奏をしていると言える。音符1つ1つの意味を楽団員全員が完全に理解して演奏している。蛇足かも知れないが、この曲での「ホルン」の重要性も見逃せない。「田園」はテンポが速めだが、そんなことは問題ではない。やはりここでも、速いテンポの中でオケが「歌って」いる。もう少しスケールの大きい形での演奏を期待された方々も多いと思われるが、このテンポで「歌」を堪能できるのは私にとって大きな喜びである。今の「ベルリン・フィル」が果たして、このような「歌」を歌えるのかどうか、はなはだ疑問に思うのは私だけではないと思う。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/11/21

    春の祭典。やばい!やばすぎる!酔っている。自らの構想に酔って怪しく輝く薄目のカラヤンの眼光が感じ取れる演奏。第2部の「11拍子」の所などは狂気の一歩手前!これで私もこの曲の中毒患者になってしまった。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/06/11

    スコットランド幻想曲が特に素晴らしい。日本ではハイフェツ嫌いの人がいると聞くが、このCDを聴いたらそんな偏見は吹っ飛んでしまうだろう。ハイフェツはただ技術的に上手いだけではない。この人の演奏には技術とともに「歌」がある!何度くり返し聴いてもこの「歌」を楽しむことができるのは私にとってこれ以上にない喜びである。音楽はこれで良いのだ。今回のリマスターで「オケの厚み、バイオリンのアナログ音」が素晴らしく改善され、従来盤よりもこの人のバイオリンの「歌」が十分堪能できるようになっている。

    6人の方が、このレビューに「共感」しています。

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