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J.BRAHMS さんのレビュー一覧 

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/07/12

    これはジュノーム演奏の最高峰です。ピアノのいきいきとした、強い輝きは、ブレンデル、ペライア、アシュケナージ、シフといった名人も及びません。又、豊かな情感も秀逸です。弾き振りにもかかわらず、オーケストラもかなり充実しており、録音も優れています。一般には目立たないピアニストですが、皆様、騙されたと思って購入をお勧めします。宝物を買った気持ちになるかもしれません。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/06/09

    ベーム/ウィーンPO.盤は特に38番が素晴らしくこの曲のベストと言っても良いかと思います、テンポは遅めだがしっとりとした情感に秀でており、各楽器の役割、特に木管楽器は秀逸である。ベームが最晩年にさしかかる時代の録音だが、41番の様に芯の柔らかい演奏でなく(ベルリンPO.盤は芯の強さ、構成感、オーケストラの充実した技量、響きと相俟ってジュピター演奏の最高峰。SACDのシングルレイヤー盤を買い直しその凄さを再認識。)、ギリギリのところでベーム特有の芯の強さが確保されている。ベルリンPO.盤は溌剌とした生気に満ちた表現でこれも演奏としては最高級であるが、録音が良くなく、ベルリンPO固有の芯のある厚みが採りきれていません。39番も堂々としているが、情感に富み、特筆すべきは38番と同様、ウィーンPO.固有の美感が良く収録されています。しかしベルリンPO.盤も大変立派な演奏で甲乙つけがたい秀演と思います。1984年に日本初出CD(中身はドイツ製)を持っていますが思わず買い直しました。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/06/03

    この演奏は誠に懐かしく、又大変貴重なものです。1984年3月7日当日、私はNHKホールの1階中央後方でこの演奏を聞きました。会場は熱気に満ち、普段は事務的な演奏をすることが多いNHK交響楽団が覇気に満ち、モチベーションの塊の様に変化していたことが強烈な印象でした。SACDシングルレイヤーをもってしても、当日の強大な音響、特にティンパニの轟きは再現できるものではありませんが、以前のCDより音質は大きく改善されています。演奏は金管に若干の瑕疵はあるものの、マタチッチの巨大な音楽はそんなことはどうでも良いと思わせる力があります。終演後の拍手が強烈で耳に痛い程でした。日本のオーケストラ演奏史上絶対に忘れることの出来ない名演と思います。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/05/14

    クーパーが来日時にブロムシュテット/NHK交響楽団とモーツアルトの第25番を演奏し、ノーブルなセンスに惹き込まれたことを思い出し、購入しました。特に25番はそのセンスに加え、この曲に対する強い思いが感じられ、アシュケナージ/フィルハーモニアO.(アシュケナージの全集での最高傑作と思っています。)に近いスタイルですが、彼女ならではの秀逸な感性が感じられます。オーケストラもなかなかの好演で、フライシャー、セル/クリーヴランドO.の凄みは求められないものの、低音部をしっかり捉えた録音の良さもあり、この曲ならではの充実した響きが味わえます。勇壮、まどろみ、不安、解決、発展といった、モーツアルトの傑作にふさわしい秀演と思います。彼女の他のCDも全部購入したいと考えています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/11/13

    ラフマニノフの交響曲第2番は23種類持っていますが、本盤が1番推薦できます。「遅れて来たロマン派」の代表格とも言えるこの曲で、哀感、情感、激情を的確に表現し、情に流されることもなく、全体の構成感も優れています。オーケストラのアンサンブルを初めとするスキルも申し分ありません。録音も優秀と言えます。何故この盤が余り取り上げられないのか、不思議でなりません。この曲のファンの方は是非一聴をお薦めします。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/05/22

    LPで購入以来、CDで4回ほど買い直しましたが、LPの質感とかけ離れ酷い音でした。今回、購入し、かなり当時の音に近く溜飲を下げました。2曲とも上記理由もあり、他の演奏者を20種類程度購入しましたが、この盤には及びませんでした。フライシャーのピアノは音楽に純粋に感じ、その豊かな表現を優秀な技巧がサポートしてます。セルの伴奏は筋金入りで、一般には冷たいとかとんでもない誤った評価がされる場合がありましたが、まあ聞く、若しくは感じる能力が無い人間が、表面的な判断で評価する風潮があったことは許し難いものです。他盤の伴奏は時に楽譜に書いてあるから、音にする様な場合がありますが、セルは音楽が必要とする情感を深く持ち、揺るぎない構成力と相俟って感動的な演奏を成し遂げています。他の交響曲、協奏曲の演奏も今まで聴いたことの無い方は、是非お聞き戴ければと思います。

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