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build2destroy さんのレビュー一覧 

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     2013/08/11

    #20/27(1993/4/5)UK 1/US 39。Producer : David Bowie, Nile Rodgers。Nile Rodgers & Wild T. Springer, Mick Ronson on ”I Feel Free” (g)。

    rise & fallした1980年代の垢をTin Machineでのバンド活動ですっかり落とし、ソロキャリアとして再出発することになったデジタル・ファンクな本作は、おもしろい構造を持っている。

    プロローグ的なインストの#1で幕を開け、中盤にはかつての右腕Mick Ronson (g)が参加する#3(Creamのカバー)を置き、#6(The Walker Brothersのカバー)で第一部終了。ほぼインストな#7で第二部の幕を開け、こちらも中盤には盟友Mike Garson (p)が参加するJazz調インストの#10を配置し、#11(Morrisseyのカバー)で第二部終了。最期に#1のvo ver.である#12がエピローグ的な役割を果たす。

    #2,5,7,9,10で聴けるLester Bowieのtrpが、前述の3曲のカバー以外にも#2がTin Machineのアウトテイク、#9が外部ライターによる、とバラエティに富む本作のカラー統一に一役買っている。

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     2013/08/11

    筋トレ&ランニング→測定 by TANITA 【乗った人をピタリと当てる「乗るピタ機能」搭載】 体組成計 シルバー BC-705-SV→体重、体脂肪率、内臓脂肪レベルの数値をメモ→Numbersに入力(体脂肪量計算&グラフ表示)。

    この手順で体脂肪量(体重x体脂肪率)のログをマニュアル作成して管理を行っているのだが、めんどうなので記録をサボってしまうことがある。周辺機器がラインナップされ価格がこなれてくれば、という前提つきではあるけれど、デジタル活動量計はおもしろそう。腕時計すらうっとうしくてつけられないので、腕に巻くタイプではなく【日本正規代理店品】Fitbit One Black ブラック FB103BK-JPか。

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     2013/08/10

    現在中学生の次男が小学校に入学したとき、おじいちゃん・おばあちゃんから「ハリー・ポッターシリーズ全巻セット」をプレゼントしてもらった。しかしまったく興味が湧かなかったらしく、実はせっかくもらったのでページを繰って読んでいるふりをしていた、と最近になってカミングアウトされた。

    数年後、テレビで観た「ハリー・ポッターと賢者の石 特別版 [DVD]」が気に入ったようなので存在を忘れている原作本のことを教えると、読書はあまり好きではないにもかかわらずあっという間に読み終えてしまった。実験的に最初の三作のDVDを購入してみたところ、DVDを観る(アクション中心)→本を読む(ストーリーの詳細を補完)を繰り返し、とうとう映像未体験のものも含めて全巻制覇。「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART 1 [DVD]」と「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART 2 [DVD]」はリアルタイムに映画を観ることができた。

    中学に進学して新たに英語の授業が始まったこともあり、再び実験開始。「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 特別版 [DVD]」で、ディメンターの集団に襲われるシリウスを助けるためにハリーが呪文を絶唱するシーンを「日本語吹き替え:エクスペクト・パトローナム!」→「英語音声:Expecto patronum!!」と続けて聴かせると次男の目の色が変わった(実験成功)。そもそも台詞は全て頭に入っているので「日本語字幕」はむしろ邪魔らしく、最終的には「英語音声+英語字幕」で観るようになり、耳からでは気付かなかった学校で習った単語を英語字幕で発見して喜んでいる。

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     2013/08/10

    Kristen Bell目当てに購入。ライバル役の彼女は主役のChristina Aguileraとの差別化のため髪が金→黒になっており華やかさに欠け、セクシー衣装のダンスシーンが目の保養になるとはいえ、ちょっと物足りなかった。

    作品自身については歌と踊りが素晴らしい、その一言に尽きる。ミュージカル部分が圧倒的すぎるのでいっそ、オーソドックスな内容ゆえに最低限の台詞で理解可能なドラマ部分を大幅にカットし、本作での手法をさらに推し進めてプロモーションビデオ風にしても良かったのではないか。映画としてではなく、音楽映像として何度も観たくなるだけに。

    女優目当てという不純な動機で出会った作品は、自分の守備範囲を大きく逸脱していためハズレをつかむ確率が高い一方で、本作のようなとんでもない大当たりに巡り会うこともあり、やめられない。

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     2013/08/10

    Live(2003/4/1)UK 17/US 89。Recorded at Hammersmith Odeon, London, 1973/7/3。Producer : David Bowie, Mike Moran, and Tony Visconti (2003 re-release only)。Mick Ronson (g)。

    映像版”Ziggy Stardust & Spider Mars - Ost [DVD] [Import]”を持っているが時代相応に画面が暗いため、気合いを入れ必死に目をこらしながら観なければならなかった。そこでもっと気軽にこのLiveを楽しもう、とこのサウンドトラックを購入。音だけ聴いても、脳内ではしっかりレストアされた鮮明な映像が展開されるため、これは良い買い物だった。”Hang on to Yourself”や”Moonage Daydream”におけるMick Ronsonのgは唯一無二だが、”Aladdin Sane”からの曲は”David Live”の方が完成度が高いように感じられる。

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     2013/08/10

    ex-Within TemptationのMartijn Westerholt(key)のバンドということで以前から気にはなっていたものの、この3rd.アルバムのタイトルトラックのキャッチーさにつられてようやく購入に至った。ちょっとくどめなサビに乗っかる、 Charlotte Wesselsのくせのないフツーのvo(聴き込むとこれがくせになる)が実に良い。特に後半は2012年基準のGoth濃度薄めかつポップな佳曲が並んでいるため、個人的に悶絶度が高い。

    Special Editionには1st.”Lucidity”から3曲、2nd.”April Rain”から1曲のLive ver.が、既存客には文字通りボーナスとして、新規客には販促用サンプルとして収録されている。企画に踊らされていることは承知の上でで過去の二枚も購入することにした。

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     2013/08/10

    Bowieのデビュー作は全14曲なのだが、ふと自分のiTuensを確認すると12曲しかなかった(トラック番号の分母は「12」になっているもののディスクが行方不明なので詳細は不明)。LPでいうところのB面の冒頭2曲が欠けており、目茶苦茶愛聴盤ではないけれどもしかするともの凄い名曲である可能性もゼロではないため、あれこれ調べているうちに本作に到達した。デジタルリマスターされており、ボーナス13曲を含む全27曲で859円は破格。ちなみに肝心の2曲はまぁフツーの曲だったが当然、後悔はない。

    全27曲はリリース年順に収録されている。
    ・1966年:#1,2
    ・1967年:#3-20(#5-18 ”David Bowie”)
    ・1970年:#21-23
    ・1984年:#24-27

    #1,19,25,26のver.違いは、よくある間奏をカットしただけのsingle ver.とは異なり、大胆に変わっているため聴き応えがあり、#21,22,23は”Bowie at the Beeb: The Best of the BBC Radio Sessions 1968-72”にLive ver.があるためこちらも興味深い。そして本作の目玉はやはり、サビのメロディが”Saviour Machine” from ”Man Who Sold the World”の間奏で使われている#24 ”Ching-A-Ling”と歌詞の内容に反してやけに明るく間奏のリコーダ(?)が斬新な#27 ”Space Odditty -original ver.”(どちらもvoはBowieではない?)。

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     2013/08/10

    #14/27(1980/9/12)UK 1/US 12。Producer : David Bowie, Tony Visconti。Carlos Alomar, Robert Fripp on ”It’s No Game”, ”Up the Hill Backwards”, ”Scary Monsters (and Super Creeps)”, ”Fashion”, ”Teenage Wildlife”, and ”Kingdom Come”, and Pete Townshend on ”Because You’re Young” (g)。

    1970年代のGolden Yearsを駆け抜け、Berlin Trilogyを経てニューウェーヴの波に乗り1980年代の扉を開けた本作は、”The Next Day”が十年ぶりにリリースされた2013年時点で考えると、オリジナルアルバム全27枚中ちょうど真ん中に位置する。

    LPでいうところのA面は2曲目の”Up the Hill Backwards”を除き、Michi Hirotaの日本語によるおどろおどろしい語りに始まって不気味な曲が続くためちょっと苦手にしている。ジャケットのピエロや”Ashes to Ashes”のPVの影響か、夜聴くとトイレに行くのが怖くなるような感覚。楽曲の質が高いことはわかっているのだけれど。

    一方のLPでいうところのB面は、ノスタルジックでありそれほど先鋭的ではないため安心して耳を傾けることができる。”Teenage Wildlife”は7分近い長尺曲であるにもかかわらず、途中でだれることなく最後まで楽しむことができる佳曲。Robert Frippのgも良い。”Scream Like a Baby”や”Because You’re Young”も地味ながら気に入っている。

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     2013/08/10

    まるでストーカーのような頻度で送られてくる進研ゼミのDM(のマンガ冊子)をこどもと一緒に楽しみにしているのだけれど、その中で「高校受験のテスト範囲は教科書約2,000ページ分」というフレーズを何度も目にした。受験生(とその親)の心を折るには充分すぎる数字だが、教科書はもともと冗長性が高いうえに最近は図や写真がおどろくほど多い。また数学や英語のようにスパイラル方式で学年ごとに難易度を上げていく科目については重複する部分もあるので、単純計算が妥当かどうかは疑問が残る。

    幼稚園はともかく、小学校や中学校の受験を経験していない多くのこども達に、高校受験は未知なる障壁として大きく立ちはだかる。しかし本書で各教科ごとの目次を見ればおぼろげながらでも「未知なる障壁」の全体像を把握することができるので、多少なりとも不安は軽減されるのではないか(きれいさっぱり忘れてしまっている、ということはないはず…と思いたい)。

    本書の構成は下記の通り(暗記科目の理科と社会により多くの紙幅が割かれている)。
    ・国語:42P
    ・数学:41P
    ・理科:61P
    ・社会:59P
    ・英語:44P

    理科と社会については、これ以外の資料も確認する必要があるかもしれないが、この内容がわからなければそもそも話にならない。また、国語、数学、英語については基本ルールがまとめられているので、それこそ教科書2,000Pの中から探すよりもだんぜんスピーディ。問題を解く→本書を確認するor本書を確認する→問題を解く、これを繰り返す以外の王道は存在しない。部活が終了していよいよ受験モードに突入するこどもに必要なものは、本書と覚悟。

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     2013/08/10

    #15/27(1983/4/14)UK 1/US 4。Producer : David Bowie, Nile Rodgers。Nile Rodgers & Stevie Ray Vaughan (g)。

    偶然FMラジオから流れてきた”Let’s Dance”は、日本のニューミュージックとフュージョンしか聴いていなかった初心な高校生のハートをわしづかみにした。全8曲で40分にも満たない本作を何度も何度も繰り返し聴き、旧譜に遡り、新譜を購入して現在に至る。

    LPでいうところのA面は、知らない人はいない、といっても過言ではないと思われる名曲が3曲続き、インターミッションの”Without You”でクールダウン。続くB面は、打って変わった渋くミステリアスな佳曲が同じく3曲続き、”Shake it”で現実に引き戻されるという完璧な構成になっている。

    EMI時代のBowieはやたら評判が悪いのだけれど、このアルバムは名盤としてインプリンティングされている。

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     2013/08/10

    #16/27(1984/9/24)UK 1/US 11。Producer : David Bowie, Derek Bramble and Hugh Padgham。Carlos Alomar (g)。

    ”Let’s Dance”でBowieに出逢い、1970年代の黄金期に酔いしれているうちに新作が発売された1984年はなんとも幸せな時期だった。前作ほどのインパクトはなかったけれど、やることなすことすべてがかっこよく、ただひたすら聴き惚れていた記憶がある。

    5/9を占めるカバー曲は下記の通り(#4,5はBowieが提供した曲のセルフカバー)。
    #2. Don’t Look Down from ”New Values” (1979) by Iggy Pop
    #3. God only Knows from ”Pet Sounds” (1966) by Beach Boys
    #4. Tonight from ”Lust for Life” (1977) by Iggy Pop
    #5. Neighbourhood Threat from ”Lust for Life” (1977) by Iggy Pop
    #8. I Keep Forgetting from ? (1962) by Chuck Jackson

    #7. Tumble and Twirlと#9. Dancing with the Big Boysは共作(#9では共演も)で全編Iggy Pop祭りの様相を呈しており、オリジナルアルバムというよりも、”Pin Ups [ENHANCED CD]”的な企画ものとして捉えた方が良いかもしれない。

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     2013/08/10

    #17/27(1987/9/24)UK 6/US 34。Producer : David Bowie, David Richards。Carlos Alomar, Peter Frampton, and Sid McGinnis on ”Bang Bang”, ”Time Will Crawl” and ”Day-In Day-Out” (g)。

    1983-87のEMI Trilogyは、Berlinのそれに較べて対極の位置で酷評される場合が多いように感じられる。”Let’s Dance”でBowieに巡り会った身としては、”Tonight [ENHANCED CD]”までならば(ぎりぎり)胸を張って擁護することができる。そして本作にも、相も変わらぬかっこいい楽曲がぎっしりと詰まっており悪くない。悪くないのだけれど、なんともいえない薄っぺらさがあり響いてくるものがない。1987年という時代の空気がそうさせている部分もあるのだろうけれど…。

    「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」ということなのか、ジャケットの写真や書体までもがどうもしっくりこない。Bowieの作品の中では特異なポジションにある一枚。

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     2013/08/10

    どうせ買うのであれば、それなりの金額と時間が必要になるかもしれないが、Disc3がボーナスとして付属する「限定盤」を。

    [Disc1] 1968/5/13-1971/6/3
    オリジナルアルバム未収録の貴重な音源群は、時代が時代だけに音質・音楽共に古くさいのだけれど、単にBowieの曲を好きなだけではなく彼の才能に惚れている、ということをあらためて感じさせてくれる。”Space Oddity”からの曲は、正直なところこれまでこのアルバムをA面:”Space Oddity”/B面:残りの9曲というシングル感覚で捉えていたのだが、B面の曲達を聴き直すきっかけになってくれた。

    [Disc2] 1971/9/21-1972/5/23
    ”Hunky Dory”収録曲やLou Reedのカバーももちろん良いのだけれど、”Rise & Fall of Ziggy Stardust: 40th Anniversary”リリース前の楽曲群は、”Live Santa Monica 72”の「躍動」や”ZIGGY STARDUST AND THE SPIDERS FROM MARS - THE MOTION PICTURE”の「成熟」とはまた異なる触感がたまらない。ちなみに”Soul Love”と”Star”を”Stage”から拝借すると、あの名盤をLiveで完全再現することができる。

    [Disc3] 2000/6/27 at BBC Radio Theater, London
    ”Hours”発売後のタイミングのせいか、内省的な楽曲もしくはアレンジのラインナップになっている。曲単位でフェードアウトするためLive感は希薄だが、なかなか聴けない珍しい曲が多くそのうえ、約30年前の溢れんばかりのエネルギーに対する見事なまでのコントラストを見せてくれる。アコースティックアレンジされている”Let’s Dance”に至っては、途中までまったく気付かなかった。gはEarl Slick。

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     2013/08/10

    ひょんなことからFrench Popにひっかかり、「フランス・ギャル」という名前に萌え(といってもファミリーネームのGALLは本名らしいのだけれど)、そしてコンピレーション”ゲンスブールを歌う女たち”の「夢見るシャンソン人形」であの声に心臓を撃ち抜かれた挙げ句、本作に辿り着いた。

    全23曲中19曲が1964-66年にリリースされており、この三年が彼女のピークだったのだろう。楽曲提供は、先述の名曲#1に加えて#4,5,8,12,16,17,19と8曲に及ぶこの人抜きでFrance Gallは語れないSerge Gainsbourg、#6,11,22,23の可憐な楽曲が捨てがたいGuy Magenta、#14,18,21のジャズテイストが新鮮なAlain Goraguer、#2,9のJacques Datin、その他6名による。

    彼女の最大の魅力は、眉毛をハの字にしながら歌っているに違いないあの声。その切迫感はスローテンポの明るい曲でさらに増幅される。各年別のBest Tuneは下記の通り(「夢見るシャンソン人形」は別格なので除外)。結局、半分がSerge Gainsbourgの曲になってしまった。

     1963年 # 7「恋のお返し」
     1964年 #10「シャルマーニュ大王」
     1965年 #17「天使のため息」
     1966年 #12「ベイビー・ポップ」
     1967年 #19「ティニー・ウィニー・ポッピー」
     1968年 #22「けんかの前に」

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     2013/08/10

    中三の次男の誕生日に前作”Up All Night”をプレゼントしたお返し、かどうかはわからないけれど、父の日に本作をもらった…と思ったらディスクはすぐに回収され、子供部屋に二枚仲良く並んでいる。

    内容については、プロダクションの素晴らしさ、もうその一言に尽きる。

    前作同様、タイトル、歌詞、メロディが突出したポップな#1 ”Live While We’re Young”で幕を開け、跳ねる#2や「アウ!」の#6といったコミカルな曲を織り交ぜた#1-6の前半。アコギを効果的に使い、サビの自己主張にメリハリを持たせたしっとり系の曲比率が高い#8-13の後半。この二つを、7/13の重心位置にある、故国の先輩Queen的なイントロから始まるロック調の哀愁ミドルチューン”Rock Me”が見事に繋ぐ。

    前作で感じた「悪くないが同じような曲が続く」という印象は一点の曇りなく払拭され、物語を紡ぐように個性的な各曲がよどみなく流れる。

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