ピアノ協奏曲第9番、第21番 内田光子、クリーヴランド管弦楽団
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うーつん | 東京都 | 不明 | 2013年02月08日
J.テイトとの旧盤は録音の効果なのか、しっとりした音で愉しめた。 今回の新録音はオケとの対話がより親密になった印象がする。その意味では協奏曲というより室内楽として聴くことができる。 内田光子の演奏は神経質すぎるという話もよく聞くがこの2曲ではそんな感じはあまりない。旧盤よりゆったり構えた演奏で落ち着いた雰囲気が支配している。K467の有名な第2楽章も旧盤よりタイム自体は短いのだが、早い感じがしない。むしろ旧盤よりゆったり聴こえるのが不思議。 (旧盤と比べ)K467の自作カデンツァもより磨かれ、装飾音は増えたが「やりすぎ」な嫌味は感じない。 K271も同様の切り口でゆったりとふくよかな表現が嬉しい。旧盤を持っている方が、もう一度買うのも価値ある一枚とお勧めしたい。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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