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モーツァルト(1756-1791)

CD ピアノ協奏曲第9番、第21番 内田光子、クリーヴランド管弦楽団

ピアノ協奏曲第9番、第21番 内田光子、クリーヴランド管弦楽団

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    うーつん  |  東京都  |  不明  |  2013年02月08日

    J.テイトとの旧盤は録音の効果なのか、しっとりした音で愉しめた。  今回の新録音はオケとの対話がより親密になった印象がする。その意味では協奏曲というより室内楽として聴くことができる。   内田光子の演奏は神経質すぎるという話もよく聞くがこの2曲ではそんな感じはあまりない。旧盤よりゆったり構えた演奏で落ち着いた雰囲気が支配している。K467の有名な第2楽章も旧盤よりタイム自体は短いのだが、早い感じがしない。むしろ旧盤よりゆったり聴こえるのが不思議。  (旧盤と比べ)K467の自作カデンツァもより磨かれ、装飾音は増えたが「やりすぎ」な嫌味は感じない。  K271も同様の切り口でゆったりとふくよかな表現が嬉しい。旧盤を持っている方が、もう一度買うのも価値ある一枚とお勧めしたい。

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