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モーツァルト(1756-1791)

CD ピアノ協奏曲第9番、第21番 内田光子、クリーヴランド管弦楽団

ピアノ協奏曲第9番、第21番 内田光子、クリーヴランド管弦楽団

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  • ★★★★★ 

    うーつん  |  東京都  |  不明  |  2013年02月08日

    J.テイトとの旧盤は録音の効果なのか、しっとりした音で愉しめた。  今回の新録音はオケとの対話がより親密になった印象がする。その意味では協奏曲というより室内楽として聴くことができる。   内田光子の演奏は神経質すぎるという話もよく聞くがこの2曲ではそんな感じはあまりない。旧盤よりゆったり構えた演奏で落ち着いた雰囲気が支配している。K467の有名な第2楽章も旧盤よりタイム自体は短いのだが、早い感じがしない。むしろ旧盤よりゆったり聴こえるのが不思議。  (旧盤と比べ)K467の自作カデンツァもより磨かれ、装飾音は増えたが「やりすぎ」な嫌味は感じない。  K271も同様の切り口でゆったりとふくよかな表現が嬉しい。旧盤を持っている方が、もう一度買うのも価値ある一枚とお勧めしたい。

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  • ★★★☆☆ 

    フォアグラ  |  愛知県  |  不明  |  2012年10月02日

    内田光子は私にはよくわからない。テイトとの録音よりはずっといいと思うが、内田の演奏では、モーツァルトの魂は天空を駆けない。いつ翔ぼうか思索している感じなのだ。今思いついたが、ルドルフ・ゼルキンのモーツァルトも同じような印象だった。

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  • ★★★★☆ 

    村井 翔  |  愛知県  |  不明  |  2012年09月24日

    ほぼ2年に1枚という悠然たるペースで進行しているピアノ協奏曲シリーズの第3作。「自然体の演奏」というのは普通はほめ言葉だが、当方は勝手ながら内田の演奏から複雑な、屈折した手練手管を常に期待している。その点で最も見事だったのは第9番のハ短調の第2楽章。遅いテンポできわめて濃厚、左手和音の崩し弾きなど、ほとんどロマンティックな演奏が繰り広げられている。一方、第21番の緩徐楽章は速めのテンポで名高い名旋律をすっきりと聴かせ、旋律装飾のセンスを見せる(これは簡単そうで、実はとても難しく、たとえば同時発売のピリスは第27番の第2楽章でほんの少し、やり過ぎた)。両端楽章については、当方はもはや内田に「溌剌たる」演奏は期待していないが、望むらくはもう少しニュアンスが濃くても良かった。今回は曲そのものが、濃い味わいを盛り込むのに向いていなかった、ということかもしれない。しかし、テイトとの共演盤とは全く違うものを弾いている第21番第1楽章のカデンツァは絶品。まさに内田ならではの出来ばえだ。

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  • ★★★★☆ 

    J.BRAHMS  |  神奈川県  |  不明  |  2012年09月17日

    大変な実力を持ちながら、内田の以前時として気になっていた「神経質なこわばり」が大分後退し、第一級の演奏と思います。それでも若干の無理を感じてしまう場面はゼロではありませんが・・・オーケストラは透明,精緻なクリーヴランドサウンドを期待しましたが、録音のせいか、余りその特徴が出ていません。 第9番は、一般には目立たないピアニストですが、イモージェン・クーパーの弾き振りも是非聞いて戴ければと思います。ピアノのいきいきとした、強い輝きは、ブレンデル、ペライア、アシュケナージ、シフといった名人も及びません。又、豊かな情感も秀逸です。オーケストラも弾き振りとは思えない、充実したアンサンブルです。録音も優れています。皆様、騙されたと思って購入をお勧めします。宝物を買った気持ちになるかもしれません。

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