ブルックナー (1824-1896)

CD Sym, 9, : Klemperer / Npo

Sym, 9, : Klemperer / Npo

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    馬羅  |  愛知県  |  不明  |  2011年07月28日

    発出時から、FMで何度も聴いて(大型木製キャビネットのソニー製ラジオ)、独特の虚無的ともいえる渋い表現に魅かれていましたが、その後の8番でのカット事件のとばっちりを受けてずっと買わずじまいでした。今回マルチバイ価格でやっと購入を決意しました。音に関しては期待していませんでしたが、FMと同様の痩せた響きはそのままでも細部はずっときれいな音で聴こえるようになって安心しました。全然迫力はないのに、音も鈍さを感じるのに聴き始めるとどんどん引き込まれて、ラジオにかじりついていた中学・高校時代にタイムスリップしていました。自分自身の死と共にロマン派の終焉を詠う様なレクイエムとして、マーラーの7番と共にクレンペラーを代表する名演として記憶に残り続けるでしょう。

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  • ★★★★★ 

    Dewurich  |  埼玉県  |  不明  |  2010年03月16日

    明らかに縦の線がずれている所がいくつかあります。 しかし、そんなことはどうでも良いと思えるほどの 厳しく巨大な素晴らしい演奏です。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2010年02月01日

    クレンペラーのブルックナーでは、第5が最も優れた名演だと考えているが、それに次ぐのがこの第9だと思う。というのも、クレンペラーの峻厳にして剛毅な芸風が、ブルックナーの第5や第9という硬派の交響曲の性格と合致するからだと考えられる。この第9の録音はクレンペラーの死の3年前のものであるが、それだけに、ここにはクレンペラーが到達した至高・至純の境地が示されているとも言えるだろう。第1楽章は、実に堂々たるインテンポであるが、剛毅にして重厚なアプローチが、これぞブルックナーという深みのある音楽を紐解いていく。時折見られる金管の強奏も、決して無機的には陥っていない。第2楽章は、重量級の進軍を開始するが、特に、クレンペラーの特徴が表れているのは中間部のトリオの箇所。ここの木管楽器の活かし方は実に美しく、これは、他の指揮者でもあまり聴かれないだけに貴重な解釈と言えるだろう。終楽章は、第1楽章と同様のことが言えるが、展開部から、それまでのインテンポから一転して、ドラマティックな演出を試みている。木管楽器の強調などやり過ぎの感は否めないが、それでも違和感を感じるほどではないのは、クレンペラーの同曲への深い愛着と理解の賜物と言うべきだろう。HQCD化によって、音質にはかなりの向上効果がみられる。

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  • ★★★★★ 

    指揮者ヲタク  |  東京都  |  不明  |  2009年11月29日

    LP〜初期CD以来の愛聴盤です。 作曲者の『生からの別れ』の境地へ思いをはせる、その孫弟子の最晩年の澄みきった境地が感じられます。 私は鈍感なのであまり気になりませんが、アンサンブルに時折乱れがあり、これを締りがないと感じる方がおられるかもしれません。 1980年代にある評論家(≠U氏)が「涙なしには聴けない!」と絶賛したのはちょっとオーバーだとしても、老匠の最晩年の至芸により多くの方に耳を傾けて頂きたいです。

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  • ★★★★★ 

    為朝  |  京都府  |  不明  |  2009年11月16日

    長年この「孤高の傑作」を色々な指揮者のもので聴いてきました。全曲通しで聴いて一番良かったのはヴァントNDRリューベック・ライブ盤かと想うのだが、このクレンペラー盤の独特な魅力も捨て難い。終楽章がとてつもなく遅くて素晴らしいのだが、前二楽章がやたらに逸脱していて、聴いてるのが疲れる。第8番ほど物議を醸すものではないが、不思議な、そして偉大な記録である。

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