トップ > 音楽CD・DVD > クラシック > シュトラウス、リヒャルト(1864-1949) > アルプス交響曲、ドン・ファン、『ばらの騎士』第3幕のワルツ ベーム&RIAS交響楽団

シュトラウス、リヒャルト(1864-1949)

CD アルプス交響曲、ドン・ファン、『ばらの騎士』第3幕のワルツ ベーム&RIAS交響楽団

アルプス交響曲、ドン・ファン、『ばらの騎士』第3幕のワルツ ベーム&RIAS交響楽団

商品ユーザレビュー

  • ★★★★★ 
    (1 件)
  • ★★★★☆ 
    (1 件)
  • ★★★☆☆ 
    (0 件)
  • ★★☆☆☆ 
    (0 件)
  • ★☆☆☆☆ 
    (0 件)

レビューを書いてみませんか?

レビューを書く

検索結果:2件中1件から2件まで表示

  • ★★★★☆ 

    ほんず内閣総理大臣  |  北海道  |  不明  |  2012年07月28日

    ヒストリカルですので、まずは音質について述べましょう。ノイズの一切ない、鮮明な音質です。レンジも広く、大オーケストラを相当しっかりととらえていて、いかにもベームらしい、迫力満点の鳴らし方がきちんと再現されます。年代を考えれば驚異的な高音質でしょう。但し、マスタリングで相当に手を加えたのだろうなという人工的な音質でもあります。弦楽器は本当にシンセサイザーみたいな音で潤いのないこと夥しく、また、モノラルのはずですが近頃出てくる「アンビエント」みたいに一瞬ステレオみたいに聞こえたりする個所もあり、不自然さは残ります。でも、これだけ聴ければ大いに結構。なお、さすがに二年新しいほうがいっそういい音。さて、肝心の演奏は、いかにもベームらしい、覇気に満ちたもの。力強く、迫力のある、引き締まった演奏です。正直、これらの曲の名演の中に新たに割って入るとかいった位置づけにはなりませんが、50年代の活力十分のベームのパワーが伝わります。そういう記録ものとして大いに貴重でありましょう。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    千葉のアリアドネ  |  千葉県  |  不明  |  2010年02月13日

    auditeさんまた快挙。アルプス目当てに購入。52年3月の録音としては驚異的な鮮度だ。周知の通りベームには57年SKDの名演があり(あと1年遅ければステレオ収録であったろうに)、OIBP化もされているが、解像度はこちらが断然良く、ベームの音作りが理解しやすい。演奏だけで言えば爽やかなロマンと山岳の臨場感にあふれ、オケ特に管楽器の自発性あるSKD盤がやや上回るかもしれない(演奏時間SKD51分58秒、当演奏54分24秒)。しかし山を仰ぎ見ながらがっしりまとめ上げたかの様な当盤の魅力も相当なものだ。特に嵐以降は素晴らしい。聴くたびに思うのだがベームのアルプスは自然への畏敬、憧憬そして「感動」に満ちている(ベームがステレオ録音を残し人口に膾炙していれば、安っぽいスペクタル的作品などと言う不当評価をされずに済んだのではないか)。私事で恐縮だが私は富山県に赴任したことがある。北アルプスの堂々とした立山に登ったり、峻嶮な剣岳を見上げながら5年間を過ごし、山の荘厳な美しさに魅了されたが、最もそれに似つかわしいのはベーム(そしてケンペ)の演奏だと思っている。思えばベームは終生出生地「グラーツ(美しい世界遺産の町だ)の山男」であることを誇りとした人だった。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

検索結果:2件中1件から2件まで表示