アルプス交響曲、ドン・ファン、『ばらの騎士』第3幕のワルツ ベーム&RIAS交響楽団
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ほんず内閣総理大臣 | 北海道 | 不明 | 2012年07月28日
ヒストリカルですので、まずは音質について述べましょう。ノイズの一切ない、鮮明な音質です。レンジも広く、大オーケストラを相当しっかりととらえていて、いかにもベームらしい、迫力満点の鳴らし方がきちんと再現されます。年代を考えれば驚異的な高音質でしょう。但し、マスタリングで相当に手を加えたのだろうなという人工的な音質でもあります。弦楽器は本当にシンセサイザーみたいな音で潤いのないこと夥しく、また、モノラルのはずですが近頃出てくる「アンビエント」みたいに一瞬ステレオみたいに聞こえたりする個所もあり、不自然さは残ります。でも、これだけ聴ければ大いに結構。なお、さすがに二年新しいほうがいっそういい音。さて、肝心の演奏は、いかにもベームらしい、覇気に満ちたもの。力強く、迫力のある、引き締まった演奏です。正直、これらの曲の名演の中に新たに割って入るとかいった位置づけにはなりませんが、50年代の活力十分のベームのパワーが伝わります。そういう記録ものとして大いに貴重でありましょう。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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