シュトラウス、リヒャルト(1864-1949)

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CD 輸入盤

アルプス交響曲、ドン・ファン、『ばらの騎士』第3幕のワルツ ベーム&RIAS交響楽団

シュトラウス、リヒャルト(1864-1949)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
AU95611
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Germany
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

作曲者とのゆかり深きベームによるシュトラウス
アルプス交響曲、『ドン・ファン』、『ばらの騎士』のワルツ
RIAS響とのセッション録音が正規初出リリース


【カール・ベームとシュトラウス】
巨匠ベーム(1894−1981) は、R.シュトラウスについて「公私にわたり深い親交があり、ゼンパーオーパーの総音楽監督時代に果たした初対面の瞬間は音楽人生でもっとも重要な出会いであった」と認めています。自らの述懐を裏付けるように、ベームによるシュトラウス作品の録音はレパートリーの柱として、長いキャリアを通じて質量ともに圧倒的な内容をみせています。

【作曲者との交流によって培われたきわめつけのプログラム】
『ドン・ファン』は録音の数がそのまま示すとおり、ベームがもっとも得意な作品のひとつ。1939年にゼンパーオーパーでシュターツカペレ・ドレスデンと録音1957年に同じくシュターツカペレ・ドレスデンとセッション録音、1963年にベルリン・フィルとセッション録音しており、さらにauditeからはすでに1976年におこなったケルン放送響(AU95591)とのステレオ・ライヴ録音もリリースされています。さらに映像作品でも1970年にウィーン・フィルと実演およびリハーサルを収録しています。
 ベームが生地グラーツで初めて耳にして、ゼンパーオーパーの音楽監督時代に200回目の記念公演を指揮する栄誉に浴した『ばらの騎士』は、全曲を1958年にシュターツカペレ・ドレスデンとセッション録音、1969年のザルツブルク音楽祭におけるウィーン国立歌劇場管とのライヴ・レコーディングも残しています。また、1963年4月に同じく第3幕のワルツをベルリン・フィルとセッション録音をおこなっていました。『アルプス交響曲』はベームにとって2種目。1957年9月のシュターツカペレ・ドレスデンとのセッション録音より遡ること5年半前の録音となります。

【聴きごたえ満点。覇気みなぎるベームのアプローチ】
第6集(AU95586)収録の『英雄の生涯』(1951年4月)や『死と変容』(1950年3月)とほぼ時期も重なることもあり、演奏の傾向として、やはり雄渾な表現と気力の充実ぶりが挙げられます。

【オリジナル・マスターから起こした最上のリマスタリング】
ベルリンRIAS収録による放送用セッション音源を、ドイチュラントラジオ・クルトゥーアが正規のライセンスを得て復刻した音質は、モノラルながら驚異的な鮮度。とても半世紀以上を経たものとは思えません。録音も含めた完成度では、名盤揃いで知られる巨匠ベームのシュトラウス録音の中でも今後高く位置づけられる内容とおもわれます。(キングインターナショナル)

【収録情報】
R. シュトラウス:
・交響詩『ドン・ファン』Op.20 (録音時期:1954年2月4-6日)
・アルプス交響曲Op.64(録音時期:1952年3月28-29日)
・『ばらの騎士』組曲より第3幕のワルツ(録音時期:1954年2月4-6日)
 RIAS交響楽団
 カール・ベーム(指揮)

 録音場所:ベルリン、ダーレム、イエス・キリスト教会
 録音方式:モノラル(セッション)

収録曲   

  • 01. Don Juan, Op. 20, TrV 156
  • 02. Nacht (Night)
  • 03. Sonnenaufgang (Sunrise)
  • 04. Der Anstieg (The Ascent)
  • 05. Wanderung neben dem Bache (Walk along thr Stream)
  • 06. Am Wasserfall (At the Waterfall)
  • 07. Erscheinung (Apparition)
  • 08. Auf blumigen Wiesen (On Flowery Meadows)
  • 09. Auf der Alm (On the Mountain Pasture)
  • 10. Durch Dickicht und Gestrupp auf Irrwegen (Through Thickets and Brushwood on the Wrong Track)
  • 11. Auf dem Gletscher (On the Glacier)
  • 12. Gefahrvolle Augenblicke (Precarious Moments)
  • 13. Auf dem Gipfel (At the Summit)
  • 14. Vision
  • 15. Nebel steigen auf (Mists rise)
  • 16. Die Sonne verdustert sich allmahlich (The Sun Slowly Fades)
  • 17. Elegie (Elegy)
  • 18. Stille vor der Sturm (Calm before the Storm)
  • 19. Gewitter und Sturm, Abstieg (Thunderstorm, Descent)
  • 20. Sonnenuntergang (Sunset)
  • 21. Ausklang (Epilogue)
  • 22. Nacht (Night)
  • 23. Der Rosenkavalier, Op. 59, TrV 227: Waltz Sequence No. 2

ユーザーレビュー

総合評価

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ヒストリカルですので、まずは音質について...

投稿日:2012/07/28 (土)

ヒストリカルですので、まずは音質について述べましょう。ノイズの一切ない、鮮明な音質です。レンジも広く、大オーケストラを相当しっかりととらえていて、いかにもベームらしい、迫力満点の鳴らし方がきちんと再現されます。年代を考えれば驚異的な高音質でしょう。但し、マスタリングで相当に手を加えたのだろうなという人工的な音質でもあります。弦楽器は本当にシンセサイザーみたいな音で潤いのないこと夥しく、また、モノラルのはずですが近頃出てくる「アンビエント」みたいに一瞬ステレオみたいに聞こえたりする個所もあり、不自然さは残ります。でも、これだけ聴ければ大いに結構。なお、さすがに二年新しいほうがいっそういい音。さて、肝心の演奏は、いかにもベームらしい、覇気に満ちたもの。力強く、迫力のある、引き締まった演奏です。正直、これらの曲の名演の中に新たに割って入るとかいった位置づけにはなりませんが、50年代の活力十分のベームのパワーが伝わります。そういう記録ものとして大いに貴重でありましょう。

ほんず内閣総理大臣 さん | 北海道 | 不明

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auditeさんまた快挙。アルプス目当てに購入。5...

投稿日:2010/02/13 (土)

auditeさんまた快挙。アルプス目当てに購入。52年3月の録音としては驚異的な鮮度だ。周知の通りベームには57年SKDの名演があり(あと1年遅ければステレオ収録であったろうに)、OIBP化もされているが、解像度はこちらが断然良く、ベームの音作りが理解しやすい。演奏だけで言えば爽やかなロマンと山岳の臨場感にあふれ、オケ特に管楽器の自発性あるSKD盤がやや上回るかもしれない(演奏時間SKD51分58秒、当演奏54分24秒)。しかし山を仰ぎ見ながらがっしりまとめ上げたかの様な当盤の魅力も相当なものだ。特に嵐以降は素晴らしい。聴くたびに思うのだがベームのアルプスは自然への畏敬、憧憬そして「感動」に満ちている(ベームがステレオ録音を残し人口に膾炙していれば、安っぽいスペクタル的作品などと言う不当評価をされずに済んだのではないか)。私事で恐縮だが私は富山県に赴任したことがある。北アルプスの堂々とした立山に登ったり、峻嶮な剣岳を見上げながら5年間を過ごし、山の荘厳な美しさに魅了されたが、最もそれに似つかわしいのはベーム(そしてケンペ)の演奏だと思っている。思えばベームは終生出生地「グラーツ(美しい世界遺産の町だ)の山男」であることを誇りとした人だった。

千葉のアリアドネ さん | 千葉県 | 不明

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