『わが祖国』全曲 ロヴロ・フォン・マタチッチ&ウィーン放送交響楽団(1982年ステレオ)(2CD)
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i_love_opera | 東京都 | 不明 | 2012年06月22日
この演奏、どうやらエアチェックをして楽しんでいた方が多かったようですね。私もそのひとりです。FMから流れる冒頭のハープの音を聴いたとたんに、釘付けになりました。もともと大好きな曲でしたが、こんなに巨大で劇的な作曲であったことは、その時初めて思い知らされました。その演奏がこのような形で蘇ったのですから、喜びに耐えません。クラシックファンとして、ある演奏を聴いてしまうと、もう他のどの演奏も子供じみて聞こえてしまうという経験を何回かしました(そうした機会は決して多くはありませんが)。これも数少ないそうした演奏のひとつでした。一大叙事詩のごとき曲ですが、私にはまるで木管がソリストを務めるオペラを聴かされたかのような感があり、実に感動的です。どうしたら、このように血が通った音を紡ぎだせるのでしょうねぇ。超弩級、横綱級、その他色々な言い方がありそうですが、とにかく別格の演奏です。マタチッチは、時々そうした経験をさせてくれる、本物の巨匠でした。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ジークフリート | 三重県 | 不明 | 2008年09月28日
私は昔から宇野功芳氏の批評に慣れ親しんでおり、誉めるディスクのほんの一部しか買っていませんが、例えば、スメターチェクの「わが祖国」の名演などは、他の批評家が誰も推薦しない中で、氏のおかげで知るきっかけとなりました。ですから、このマタチッチの「わが祖国」も大いに期待しています。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ヒューブーン | 静岡県 | 不明 | 2013年05月21日
思い入れと表現すればいいのだろうか? 瞬間瞬間を「説明」しているような演奏だ。よって音楽の流れが少々犠牲になるのはいたしかたない(モルダウなどは損をしている)が、ターボルやブラニークに関しては、この演奏を聴いて初めて気づいた魅力も多くあった。民族性がどうこうとかよりも、マタチッチ個人の見解というか視点を感じる演奏だと思う。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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shef | 栃木県 | 不明 | 2011年08月05日
N響との公演には足繁く通ったが、当たりハズレが激しかった印象がある。この「我が祖国」は重厚で野暮ったく、洗練さとは距離を置く演奏。時折ハッとするような表情が表れるが、全体的に人工的な香りが鼻を突く。噎せ返るほどのロマンティシズムにちょっと閉口する。 スラブ的というかチャイコフスキーの音楽のような風合いが気になる。 たしかに興味深い解釈の「我が祖国」で、一聴の価値はあると思うが、愛聴するかと問われると首を傾げざるを得ない。 スメタナの音楽って、こんなに大上段に構える必要はないように思うのだけど、どうかしら? そのあたりで好き嫌いが分かれそう。個人的には、もっと客観的に素直に演奏された「我が祖国」に惹かれる。たとえばドラティとコンセルトヘボゥの演奏のような。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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サヨク | 京都市 | 不明 | 2008年12月22日
技術的には不満はあります。でも今まで聴いて来た「わが祖国」と全く異なる視点での演奏に脱帽しました。マタチッチのCDは粗さが残るものが多く、当盤も例外ではないかもしれませんが、表現の偉大さは充分に伝わるものと感じられました。確かに万人向きではないと思いますが、多様な演奏スタイルを許容できる自覚のある方には是非オススメしたいです。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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まあくん! | テラにて | 不明 | 2008年12月02日
確かに技術的な欠点はあり、酔いきれない部分もありますが、全体としてはとても大きな感銘を受けました。スメタナらしいかと問われれば、Yesとは言えない。でもこの曲をこんな風に演奏できてしまうマタチッチの芸術性に参りました。私はスメターチェクを最も好みますが、これは別の意味でとても大切なディスクとなりそうです。(クーベリックでは来日公演DVDが見事でした。)N響盤は未聴ですが、入手すべきと思いました。残念なのは曲間の拍手の処理。カットするか、入れるならフェイドアウトしないで完全収録にしてほしかった。中途半端なのが問題。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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マラ3マニア | 東京西麻布 | 不明 | 2008年10月03日
宇野功芳氏の「過去最高の名盤はスメターチェク/チェコ・フィルの80年盤であるが、」という断定解説が気に入らない。スメターチェク盤は、たしかに素晴らしい演奏であるが、人それぞれ最高の名盤は違うのではなかろうか?宇野氏の断定的解説が皆の反感を買ってるのではないだろうか。なおマタチッチの我が祖国はN響盤が素晴らしかったので、今回もおおいに期待してます。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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てんこ盛り | 東京 | 不明 | 2008年09月26日
岐阜の方の意見に賛成です。誰が解説書を書いていようが、格別、「邪魔」とか、ディスクを「汚す」とまで、感じたことはないです。どうしようもない罵詈雑言が書いてあるなら別ですけれど。上記のライナーノート抜粋を読む限りでは、主観的ではありますが、この程度は十分許容範囲内と思います。勿論、「許容範囲」は人によって違うのでしょうけど、私はOKです。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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まあくん! | テラにて | 不明 | 2008年09月26日
宇野氏の文章は解説とは言いにくいが、批評と言えるものだと思う。独善的とは思えない。「極端に主観的」であるとは思うが。それを添付することへの賛否は結局、好みの問題でしかないでしょう。無味乾燥なライナーよりはずっと面白いので、私はどちらかと言えば支持します。(宇野氏のライナーだと売れる、というのがメーカー側の言い分というのを耳にしたことがあるけど…。)これだけ論争になるのも宇野氏ならではですね。ここでは反対派が目立ちますが、賛成派・気にならない派も少なくないはずです。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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居眠り太郎 | 岐阜 | 不明 | 2008年09月23日
随分と偏狭な方々が多いようである。解説を執筆している人物をお気に召さないのであれば、読まなければよいだけのことである。マタチッチの演奏とは何の関連もない。解説者にではなく、マタチッチに金を支払うと考えれば宜しいのではありませんか。それでもどうしても厭ならば、態々此処に宣言する迄もなく、買わなければよいだけのことです。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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まあくん! | テラにて | 不明 | 2008年09月18日
同一演奏と思われる非正規盤を持っていることに気づき、聴いてみました。非正規盤は音質が悪いため演奏の印象も強くは残っていなかったのですが、改めて聴くとなかなか素晴らしいです。今回の盤の音質が大幅改善されていれば嬉しいです。宇野氏のライナーを嫌がる人ってそんなに多いんですかね?(解説というより批評であることへの抵抗?)…場合にもよると思いますが、個人的にはここで見る限り邪魔とまでは思えません。曲目解説しかなかったり、諸石氏のような八方美人的解説よりはずっと面白いと思います。山崎浩太郎氏あたりが最適役とは思いますが。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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司那夫金 | 所在地 | 不明 | 2012年10月30日
じーぃっと聴けば、ナルホド指揮者の表現したいものはこういうことなのか! と伝わって来るのだが、聴いていて自然に快感を与えてくれるようなタイプの演奏ではない。多分に録音のせいもあるのだろうか?0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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斎藤 | 東京都 | 不明 | 2009年02月14日
私はオケの技量や音質にはまったく不満は感じませんでした。60年代、70年代のN響客演時のライヴ録音に聴くようなドラマティックな演奏よりもずっと完成度が高いと思います。個人的にはクーベリックやスメターチェクのようなきびきびした演奏が好きですが、このゆったりとした演奏も晩年のマタチッチが心を込めて指揮したもので十分感動的です。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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Nihei | 東京都 | 不明 | 2008年12月07日
この曲でこれ程感動できるものなのかと驚くぐらい感動しました。 確かにテンポは遅く、最初の2曲は不器用ささえ感じさせますが、3曲目にはそういうことも気にならなくなります。 全体が巨大なスケールで描き出され、テンポが遅く2枚組であるにも関わらず、6曲で1つの巨大な建造物であることがひしひしと伝わってきます。 ブラニークの最後で1曲目の主題が折り重なってくるところなどは、対位法的に響くというより、よりあわさってさらに巨大な何かにでもなろうとしてるかのようだ。 終結部では、この遅いテンポの中で、ティンパニ奏者が完全に老巨匠の手足となり完結。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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gusutol | 山梨県 | 不明 | 2008年11月17日
いい演奏だと思うが、各楽章間に入る拍手がわずらわしく音楽に浸れない。これは編集でカットしてほしかった。マタチッチの「わが祖国」なら手兵のザグレブpoとのもの(プライベートor海賊?)の方がもっと全体が有機的ではるかに感動的だ。こちらなら文句なく「最高!」を付けるのだが……。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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