交響曲第5番、第7番 テンシュテット&バイエルン放送響(1977)
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シアリル | 金沢市 | 不明 | 2005年07月03日
5番に関しては、チェリビダッケの静かで無駄のない透明感のある演奏の方が好きですが、プロコフィエフという作曲家に対して私が思い描くイメージに近いのは、こちらのアイロニカルな雰囲気が濃厚でどことなく騒々しい演奏の方です。7番は、実はこれが初体験。演奏については云々できませんが、5番と比べると、確かに力みはないけれども、ほとばしり出るような才気があまり感じられない曲だというのが第一印象でした。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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スターリングラード | 広島市 | 不明 | 2005年04月07日
テンシュテットは両曲共にドイツ=オーストリア系の重厚長大路線大交響曲として捉えており、プロコフィエフとしては異色の名演となった。響きが非常にブ厚く、重い。カラヤンがEMIと70年代に録音したチャイコフスキーの交響曲のようなノリで素晴らしい。逆にこの作曲家特有の洗練されたモダンな感覚はあまり感じられない。五番の第一楽章集結部の低音タムタムが殆ど聴こえないのは惜しいが、全体的に録音状態は良好である。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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七海耀 | さいたま市 | 不明 | 2005年04月02日
7番のコーダは、第四楽章の舞踏的主題を回帰させフォルテで終わるか、それを省略してピチカートで終わるかの二通りあるのだが、この演奏は後者で、私は好きではない。録音が柔らかいのに加え、全体にテンポもやや遅く、抒情性の優った演奏になっているかわり、曲のもつ諧謔的妙味がやや薄れており、7番に関しては、マルコかヤルヴィを推したい。5番は、流れの良い見事な演奏。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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