ピアノ協奏曲第5番『皇帝』、他 ギレリス、ヴァント&ケルン放送響
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ひのき饅頭 | 愛媛県 | 不明 | 2006年04月15日
最高の表現を目指すピアニストと、常に適正な表現に全てを賭ける指揮者との壮絶な意地の張り合い。両者一歩も譲らず。そのため一部音楽が悲鳴を上げる寸前まで追い込まれるが、さすがに実力者達、崖っぷちで見事に踏みとどまる。奈落が見える瞬間が凄い。音楽の枠を熟知し、最良の仕事を知るプロ同士のみに可能なギリギリの綱渡り。普通なら確実に玉砕する。それにしてもどちらも頑固。妥協することを知らない。まさに競争曲。それを渋い音色でサポートするKRSOが最高だ。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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KURO | 福岡 | 不明 | 2005年11月03日
ギレリスの「皇帝」には名盤がいくつかあるか、ヴァントとの共演によるこのアルバムはそれに優るとも劣らぬ出来栄え。他の方も書かれているが、あくまで柔軟なところは柔らかく弾いている所が素晴らしい。ヴァントのサポートも万全。懐の広さを改めて感じる秀演である。こういった演奏にまた出会えたことに喜びを感じた。序曲については改めて言う言葉が見つからないくらいに立派。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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くれんぺら〜 | 東京 | 不明 | 2005年09月21日
私も2つの序曲の方に感心してしまいました。ヴァントらしいきりりとひきしまった表現の中に、それ以上の何か、いままで感じなかったヴァントの凄さを感じました。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ドクターペイン | 仙台市太白区 | 不明 | 2005年09月18日
ギレリスの他の皇帝の演奏はバリバリ弾く印象がありますが、この皇帝は柔らかいところは柔らかく、強靭なところは強靭に弾いているので、ギレリスの素晴らしさを余計に深く感じました。また、そんなギレリスを引き出したヴァントの実力も素晴らしく、オケの音色もとても魅力的です。 ギレリス、ベームの競演したライブ盤との聴き比べがとても面白いです。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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robert | tochigi | 不明 | 2005年08月10日
協奏曲も素晴らしい名演ですが、フィデリオも大変よい演奏だと思います。他の演奏家のLPやCDでは、序奏部やコーダに入る直前のフレーズが意味不明なものに聴こえてしょうがなかったのですが、ヴァントの演奏を耳にして一気に疑問は氷解しました。それによって、ベートーヴェンの凄さも改めて感じられたCDでした。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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