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バッハ(1685-1750)

CD 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲 クレーメル(2001−02)(2CD)

無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲 クレーメル(2001−02)(2CD)

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  • ★★★★★ 

    うーつん  |  東京都  |  不明  |  2013年02月09日

    求道者的な演奏というのが第一印象。  旧盤は「妖刀」と表現したくなるような鋭利な音でスパッと切りつけられるような印象を持っていた。(“刀”の表現を使うとすると)この新盤では(宮本武蔵が船の櫓を削って作った)木刀のような音の印象。ざっくりしていて余計なものは一切ついていないような。   クレーメルはライナーノートの中で「・・・(音符という)小さな記号が何ギガバイトもの情報を伝える・・・」と記しているが、一つひとつの音から様々な「何か」を考えることができる演奏と思う。その「何か」が「何」であるかは聴くたびに変わるだろうし、所詮いつまでたっても解決することもないと思う。だからこそ、数多くの演奏者が挑んでいるのだろう。  

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  • ★★★★★ 

    hitton4  |  東京都  |  不明  |  2016年10月20日

    秒殺で心をとらえる無二の演奏。4本しかないヴァイオリンで和音を弾くわけだから、難しく聴こえたり、きつい音が出たりするだろうものを、どの一瞬をとっても、音はまっすぐ迷わず、心に飛び込んでくるのだ。テクニックが凄いクレーメルだから当然といえば当然かもしれない。でも、この人の旧盤は、私にはきつく聴こえて、まったく楽しめなかった。だから、今回のは、私にとって、超クレーメルな名演だ。バッハ無伴奏Vは、メロディーの連なり、和音の響き、全部が素晴らしい。でも、ヴァイオリンの一音が鳴り、その余韻が消える。それだけでうれしい。そういう演奏はめったに出会えないと思う。

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  • ★★★★★ 

    緑川虫太郎  |  東京都  |  不明  |  2009年08月12日

    店頭で購入、早速聴いて吃驚しました。これ程豊かな音色の演奏に出会えるとは思っていませんでした。音が立体的で、聴くものを恍惚境に拉し去ると云って好いですね。数年前、シゲティのCDを聴いて、その即物的な演奏にげんなりしたのですが、その対極にあるという感じです。これを聴いていないかたは是非買って聴くべきですよ。

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  • ★★★★☆ 

    JR東海道線  |  首都圏通勤中  |  不明  |  2007年05月02日

    クレーメルが誰の演奏を最も参考にしているのか。ドキュメンタリーで本人が語っていたが、意外にもグールドだった。ドキュメンタリーでもグールドがピアノで発見した世界を弦でもできないかと模索していると話ている。それを考えると残響の多さに批判が集まることはうなづける。諸氏の耳は確かですね。

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  • ★★★★★ 

    masato  |  新潟県  |  不明  |  2009年08月16日

    先にレビューを書かれている方と同じセリフになります。私もクレーメルとクイケンを聴いていきます(ただし、シェリングなどの名盤を否定する気は全くありません)。20年前のアルバムよりは薄らいだものの、やはり鋭利・怜悧な音が身に突き刺さってくるようです。この刺激に疲れたときにクイケンで癒されます。

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  • ★★★★☆ 

    レオブルー  |  東京都  |  不明  |  2009年07月24日

     ECMだからこういうことなのでしょうか。レーベルから入ったロックZAZZオヤジですが、なにか迷っているオトです。バッハを感性的に聴いてすみませんが、立ち止まってため息つくより進みださないとナゾは増えます。とにかくこの曲聴いて唸りまくりました。他の奏者も聴かないと分からなくなりますがお金たりるかな・・。膨大なバッハの中のひとつなのに。

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  • ★★★★★ 

    ジョンBセバスチャン  |  ウッドストック  |  不明  |  2009年03月05日

    シェリング、シゲティ、ミルシテイン、精神性、根性すべてさようなら。これからは、クレーメルとクイケンで生きていきます。

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  • ★★★★★ 

    mimi  |  兵庫県  |  不明  |  2009年03月01日

    長年のJazz FanでECMもM.Eicherもどちらかといえば嫌いですが... 無伴奏Vn集は聴き手にとっても(おそらく奏者にとっても)、どこまでいっても完成がない不思議な傑作だと思いますが、Kremerの本質を追求してやまない音楽は、聴くものに襟を正させます。飽くなき探求心、技術、Bachに対する情熱、志の高さ、どれをとっても現代VnによるBachの無伴奏集として、較べるものの無い立派な仕事であると思います。Bachを心の糧とする自分のような者にとって、Kremerが無伴奏にアプローチし続ける時代を共有できることの幸せをしみじみと感じます。

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  • ★★★★★ 

    御輪日明  |  鳥野  |  不明  |  2006年04月29日

    変わった視点からレビューします。あなたが「よい演奏」と思っているCDと前後して このクレーメルの無伴奏と聞き比べてみてください。音楽的に駄目な演奏は、どのような形式のものでも、この録音と比較して聞き劣りします。一家に1セットの必需品、まさに最高のリトマス試験紙。面白いものがリリースされたものです。あなたの意識を、音楽観を、根底からひっくり返すかもしれないセットです。このような目的で使えるものは本当に珍しいと思います。音楽の本質を見事に捕らえている証拠だそうです。

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  • ★★★☆☆ 

    akiapple  |  大分県  |  不明  |  2013年04月07日

    クレーメルの演奏は素晴らしいのだが、クイケンやポッジャーなどのバロックヴァイオリンで演奏したものに慣れた耳からすると、正直モダンヴァイオリンは音量は大きすぎ多少くどいと感じる。

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  • ★★★★★ 

    魚座の男  |  神奈川県  |  不明  |  2005年11月22日

    バッハの無伴奏バイオリンは、無伴奏のチェロと比べて聞き疲れするものだが、これは違う。 彼の演奏の根幹には、堅固で自由な構築性があって、それが音の再生ではなく音を「生成」させているという印象を与えているらしい。 つまり制作過程での楽譜の読み込みと録音された音と演奏との比較と内省という彼の作業が、束縛ではなく、真の即興性を生み出していることが想像できる。 すばらしいCDだと思う。

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  • ★★★★★ 

    kamescian  |  神奈川県相模原市  |  不明  |  2005年10月23日

    何というか、草書と楷書を融合させたような、常に自在でありながら的確な弾きっぷりで、クレーメルの長く幅の広いキャリアが窺える演奏です.もう演奏を「完璧」とか「圧倒的」とか言った形容詞で語る時代の終わりを告げているような気がしました。極めて現代的なのに、自然にバッハに思いを馳せさせてくれるような、軽やかなのに「音楽の父」を実感させてくれるような、巨匠が晩年に撮った「若い映画」のような……ともかくクレーメルの芸術家魂を伝える名盤です.必聴!!

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  • ★★★★★ 

    konchan  |  東京  |  不明  |  2005年10月19日

    私は旧盤も愛聴していましたが、新盤は「20年とはこれほど偉大なものか」と感慨無量です。音はどこまでも格段に美しく、Vnの持っている、表現のあらゆる可能性をさらに追求していることに驚嘆します。リズムの揺れは、この歳月の間クレーメルの身体で消化され只今到達した解釈そのままの表現、と受け取りました。優劣は私にはつけられませんが、さらに深まった祈りに、新盤に涙が出ました。

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  • ★★★★★ 

    井上トロ  |  長野県中野市  |  不明  |  2005年10月18日

    旧盤の通過儀礼の真の意味を理解してこそ、今回の新盤に聴く、クレーメルのバッハに仕え、奉職せんとする謙虚な演奏姿勢が、音楽の感動として伝わって来るのではないでしょうか?私は偉大な演奏が示す様に、旧盤と新盤の価値は比較仕様が無いと考えます。どちらも大好きです。結局音楽は好みの問題かも?新盤の素晴らしさは言葉に尽くせませんが、私はこれからも気分で両盤を聴き分ける幸せに浸ろうと思っています。なお、国内盤のライナーノート訳は必見!

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  • ★★★★☆ 

    ヴェルディ  |  東京  |  不明  |  2006年09月01日

    クレーメルの解釈の根源にはやはりシゲティの演奏があるように思えます。しかしシゲティの自己の精神性をどこまでも追究し、単なる音楽の枠を越えてしまった演奏とは異なり、あくまでもバロック音楽(ある意味でクイケン流)としてこの作品を追究していこうとする姿勢に賛否両論分かれることだろうと思います。しかしここで奏でられる音は彼自身の、音楽を追い求めた心象の音であることに間違いはないと思います。その音の遥か遠くにシェリングのソナタとパルティータ(旧盤)の音がかすかに聞こえてきます。

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