無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲 クレーメル(2001−02)(2CD)
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hitton4 | 東京都 | 不明 | 2016年10月20日
秒殺で心をとらえる無二の演奏。4本しかないヴァイオリンで和音を弾くわけだから、難しく聴こえたり、きつい音が出たりするだろうものを、どの一瞬をとっても、音はまっすぐ迷わず、心に飛び込んでくるのだ。テクニックが凄いクレーメルだから当然といえば当然かもしれない。でも、この人の旧盤は、私にはきつく聴こえて、まったく楽しめなかった。だから、今回のは、私にとって、超クレーメルな名演だ。バッハ無伴奏Vは、メロディーの連なり、和音の響き、全部が素晴らしい。でも、ヴァイオリンの一音が鳴り、その余韻が消える。それだけでうれしい。そういう演奏はめったに出会えないと思う。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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akiapple | 大分県 | 不明 | 2013年04月07日
クレーメルの演奏は素晴らしいのだが、クイケンやポッジャーなどのバロックヴァイオリンで演奏したものに慣れた耳からすると、正直モダンヴァイオリンは音量は大きすぎ多少くどいと感じる。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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うーつん | 東京都 | 不明 | 2013年02月09日
求道者的な演奏というのが第一印象。 旧盤は「妖刀」と表現したくなるような鋭利な音でスパッと切りつけられるような印象を持っていた。(“刀”の表現を使うとすると)この新盤では(宮本武蔵が船の櫓を削って作った)木刀のような音の印象。ざっくりしていて余計なものは一切ついていないような。 クレーメルはライナーノートの中で「・・・(音符という)小さな記号が何ギガバイトもの情報を伝える・・・」と記しているが、一つひとつの音から様々な「何か」を考えることができる演奏と思う。その「何か」が「何」であるかは聴くたびに変わるだろうし、所詮いつまでたっても解決することもないと思う。だからこそ、数多くの演奏者が挑んでいるのだろう。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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masato | 新潟県 | 不明 | 2009年08月16日
先にレビューを書かれている方と同じセリフになります。私もクレーメルとクイケンを聴いていきます(ただし、シェリングなどの名盤を否定する気は全くありません)。20年前のアルバムよりは薄らいだものの、やはり鋭利・怜悧な音が身に突き刺さってくるようです。この刺激に疲れたときにクイケンで癒されます。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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緑川虫太郎 | 東京都 | 不明 | 2009年08月12日
店頭で購入、早速聴いて吃驚しました。これ程豊かな音色の演奏に出会えるとは思っていませんでした。音が立体的で、聴くものを恍惚境に拉し去ると云って好いですね。数年前、シゲティのCDを聴いて、その即物的な演奏にげんなりしたのですが、その対極にあるという感じです。これを聴いていないかたは是非買って聴くべきですよ。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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レオブルー | 東京都 | 不明 | 2009年07月24日
ECMだからこういうことなのでしょうか。レーベルから入ったロックZAZZオヤジですが、なにか迷っているオトです。バッハを感性的に聴いてすみませんが、立ち止まってため息つくより進みださないとナゾは増えます。とにかくこの曲聴いて唸りまくりました。他の奏者も聴かないと分からなくなりますがお金たりるかな・・。膨大なバッハの中のひとつなのに。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ジョンBセバスチャン | ウッドストック | 不明 | 2009年03月05日
シェリング、シゲティ、ミルシテイン、精神性、根性すべてさようなら。これからは、クレーメルとクイケンで生きていきます。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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mimi | 兵庫県 | 不明 | 2009年03月01日
長年のJazz FanでECMもM.Eicherもどちらかといえば嫌いですが... 無伴奏Vn集は聴き手にとっても(おそらく奏者にとっても)、どこまでいっても完成がない不思議な傑作だと思いますが、Kremerの本質を追求してやまない音楽は、聴くものに襟を正させます。飽くなき探求心、技術、Bachに対する情熱、志の高さ、どれをとっても現代VnによるBachの無伴奏集として、較べるものの無い立派な仕事であると思います。Bachを心の糧とする自分のような者にとって、Kremerが無伴奏にアプローチし続ける時代を共有できることの幸せをしみじみと感じます。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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JR東海道線 | 首都圏通勤中 | 不明 | 2007年05月02日
クレーメルが誰の演奏を最も参考にしているのか。ドキュメンタリーで本人が語っていたが、意外にもグールドだった。ドキュメンタリーでもグールドがピアノで発見した世界を弦でもできないかと模索していると話ている。それを考えると残響の多さに批判が集まることはうなづける。諸氏の耳は確かですね。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ヴェルディ | 東京 | 不明 | 2006年09月01日
クレーメルの解釈の根源にはやはりシゲティの演奏があるように思えます。しかしシゲティの自己の精神性をどこまでも追究し、単なる音楽の枠を越えてしまった演奏とは異なり、あくまでもバロック音楽(ある意味でクイケン流)としてこの作品を追究していこうとする姿勢に賛否両論分かれることだろうと思います。しかしここで奏でられる音は彼自身の、音楽を追い求めた心象の音であることに間違いはないと思います。その音の遥か遠くにシェリングのソナタとパルティータ(旧盤)の音がかすかに聞こえてきます。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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musuka | 北海道 | 不明 | 2006年06月10日
クレーメル流石です!が、今回は仕事人に徹しすぎてる感も…私はシテマス(それはそれできっと必要な事)比較するのも何ですが廃盤らしい?映画「シャコンヌ」のサントラのクレーメルが素晴らしき息吹,感情が溢れてます。彼は今後もバッハを演り極めて行くoh〜!0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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御輪日明 | 鳥野 | 不明 | 2006年04月29日
変わった視点からレビューします。あなたが「よい演奏」と思っているCDと前後して このクレーメルの無伴奏と聞き比べてみてください。音楽的に駄目な演奏は、どのような形式のものでも、この録音と比較して聞き劣りします。一家に1セットの必需品、まさに最高のリトマス試験紙。面白いものがリリースされたものです。あなたの意識を、音楽観を、根底からひっくり返すかもしれないセットです。このような目的で使えるものは本当に珍しいと思います。音楽の本質を見事に捕らえている証拠だそうです。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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CD小僧 | 川越 | 不明 | 2005年12月28日
クレーメルのような才気煥発の人がヴァイオリニストであったというのは可哀想なところがある。ピアノならば独奏の名曲が山ほどあるのに、ヴァイオリンといったら、パッと頭に浮かぶのはこの無伴奏くらい。だから、才能に追い立てられて、あっちこっちの分野に手を出すんでしょう。そして20年目の新無伴奏。バッハという最良の素材を前に、さらに鍛え上げた腕で自在に調理できる彼の喜びがびしびし伝わってくる演奏である。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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魚座の男 | 神奈川県 | 不明 | 2005年11月22日
バッハの無伴奏バイオリンは、無伴奏のチェロと比べて聞き疲れするものだが、これは違う。 彼の演奏の根幹には、堅固で自由な構築性があって、それが音の再生ではなく音を「生成」させているという印象を与えているらしい。 つまり制作過程での楽譜の読み込みと録音された音と演奏との比較と内省という彼の作業が、束縛ではなく、真の即興性を生み出していることが想像できる。 すばらしいCDだと思う。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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no music,no life | Nara | 不明 | 2005年10月28日
クレ−メルは常にエポックメイキングなことを成し遂げて来た鬼才であるが、今回も新しいバッハ像、そして今を生きる人間と神との関係への鋭い問題提起をしている。以前の録音ほど挑発的ではなく冷徹で悟り切った表現。演奏の評は美月さんのが的確で素敵だと思う。冷たいが故に激しく熱を内包し、ぽっかりと虚しさが口を開けているが、心の深奥では信仰や救いを切に欲する。多くの矛盾を抱える現代。儚さ、絶望、虚無、救いといった抽象を深刻なト短調1番ソナタから希望あるホ長調3番パルティ−タまで一つの大きな方向性を持って自在に表現される。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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