CD

ヴィオラ・ソナタ第1番、第2番、2つの歌、他 アントワン・タメスティ、セドリック・ティベルギアン、マティアス・ゲルネ(日本語解説付)

ブラームス(1833-1897)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
KKC6335
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明


日本語解説付き
当代きってのヴィオラ奏者、タメスティによるブラームス
深く豊かな響きで聴かせる! ゲルネ、ティベルギアンも参加!


当代きってのヴィオラ奏者、アントワン・タメスティ。難関ミュンヘン音楽コンクールで優勝、世界のトップクラスのヴィオラ奏者として活躍しているほか、今井信子氏とヴィオラ・スペースを共宰するなど、日本でもその名は広くしられるところです。ハルモニアムンディからは「ベル・カント〜ヴィオラの声」、「ヴィトマン:ヴィオラ協奏曲」、「J.S.バッハ:ヴィオラ(・ダ・ガンバ)とチェンバロのためのソナタ集」などをリリースし非常に高く評価されており、その活躍の場とレパートリーはとどまるところを知りません。
 本作は、ブラームスの2つのソナタを中心に、歌曲のヴィオラ編曲版と、歌にオブリガートのヴィオラ、ピアノが付いた珍しい編成の2つの歌など「人の声に最も近い」とも言われるヴィオラの魅力が詰まった内容です。
 ブラームスはその晩年、名クラリネット奏者リヒャルト・ミュールフェルトに影響を受け、クラリネットの名曲を立て続けに書いています。なかでも1894年に作られた2曲のクラリネット・ソナタはブラームスにとって最後のソナタであり、自身によってヴィオラ版にも編曲されました。情熱的な曲想の第1番、そして哀愁漂う旋律の第2番を滋味豊かに歌うタメスティと、1899年製のベヒシュタインで演奏したティベルギアンの優美な演奏は、ブラームス晩年の境地を見事に描いています。
 そして、マティアス・ゲルネが歌う『2つの歌』。リュッケルトの詩による第1曲『鎮められたあこがれ』はヴィオラも歌い手の心情を共に表現し、タメスティの内省的な美しさとゲルネの心に訴えかける歌唱は必聴。第2曲『聖なる子守歌』は、友人ヨーゼフ・ヨアヒムの長子誕生を祝って書かれたとも言われる優美な子守歌で、ヴィイオラは古いクリスマスの歌を奏します。(輸入元情報)

【収録情報】
ブラームス:
1. ヴィオラ・ソナタ第1番ヘ短調 Op.120-1
2. ナイチンゲール Op.97-1(ヴィオラとピアノ版)
3. ヴィオラ・ソナタ第2番変ホ長調 Op.120-2
4. 子守歌 Op.49-4(ヴィオラとピアノ版)
5. 2つの歌 Op.91(鎮められたあこがれ/聖なる子守歌)


 アントワン・タメスティ(ヴィオラ/ストラディヴァリウス「マーラー」 1672年製)
 セドリック・ティベルギアン(ピアノ/ベヒシュタイン)
 マティアス・ゲルネ(バリトン:5)

 録音時期:2019年9月、11月
 録音場所:ベルリン、テルデックス・スタジオ
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

 輸入盤・日本語帯・解説・歌詞訳付

内容詳細

今井信子とヴィオラ・スペースを共宰している名手タメスティ。ブラームス晩年の傑作ヴィオラ・ソナタと歌曲の編曲版、作品91の歌曲にヴィオラとピアノを伴奏とした珍しい編成のものなど、聴きどころ満載の一枚だ。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

  • 01. ヴィオラ・ソナタ第1番 Op.120-1 ヘ短調 第1楽章:アレグロ・アパッショナート
  • 02. ヴィオラ・ソナタ第1番 Op.120-1 ヘ短調 第2楽章:アンダンテ・ウン・ポコ・アダージョ
  • 03. ヴィオラ・ソナタ第1番 Op.120-1 ヘ短調 第3楽章:アレグレット・グラツィオーソ
  • 04. ヴィオラ・ソナタ第1番 Op.120-1 ヘ短調 第4楽章:ヴィヴァーチェ
  • 05. ナイチンゲール Op.97-1 (ヴィオラとピアノ版) 遅く
  • 06. ヴィオラ・ソナタ第2番 Op.120-2 変ホ長調 第1楽章:アレグロ・アマービレ
  • 07. ヴィオラ・ソナタ第2番 Op.120-2 変ホ長調 第2楽章:アレグロ・アッパッショナート
  • 08. ヴィオラ・ソナタ第2番 Op.120-2 変ホ長調 第3楽章:アンダンテ・コン・モルト~アレグロ
  • 09. 子守歌 Op.49-4 (ヴィオラとピアノ版) 柔らかく、動きをもって
  • 10. 2つの歌 Op.91 1.鎮められたあこがれ
  • 11. 2つの歌 Op.91 2.聖なる子守歌

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
ヴィオラとピアノによるなんと優しく、懐か...

投稿日:2021/12/21 (火)

ヴィオラとピアノによるなんと優しく、懐かしい歌。ブラームスの最晩年の作品だがその中に仄かに青年のような憧れや愛情をも感じてしまった。ヴィオラ(1672年製ストラディヴァリウス)がたゆたうように歌えば、ピアノ(1899年製ベヒシュタイン)が包み込むような響きで応える。タメスティとディベルギアンのデュオによる演奏で、私がブラームスのヴィオラ・ソナタでイメージしていた「セピア色に近い白黒」だけでなく、ほんのりとやわらかい彩りもふわっとのせられたような感覚を感じさせてもらうことができた。  やわらかくしなやかに歌うヴィオラの歌は強弱という単純なものさしで測るのではなく「歌」として自由に感情と言葉を表出してくれていると考えた方がしっくりくる。ピアノもまるみを帯びたあたたかい響きで歌を支えてくれている。ヴィオラ・ソナタの周りを囲っている曲たちも魅力的。当盤全体の想いとしてはヴィオラ・ソナタがメインなのではなく、ブラームスが表した「歌」のアルバムなのではないだろうか。聴いていて心の奥底がじんわりと温まるようなアルバム。おすすめです。

うーつん さん | 東京都 | 不明

1

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

ブラームス(1833-1897)

1833年:北ドイツのハンブルクでヨハネス・ブラームス誕生。 1843年:演奏会にピアニストとして出演。作曲家、ピアニストのマルクスゼンに師事。 1852年:ピアノ・ソナタ第2番が完成。 1853年:ピアノ・ソナタ第1番、ピアノ・ソナタ第3番が完成。 1854年:ピアノ三重奏曲第1番、シューマンの主題による変奏曲が完成。

プロフィール詳細へ

ブラームス(1833-1897)に関連するトピックス

室内楽曲 に関連する商品情報

おすすめの商品