2006年10月7日 (土)



”ローデッド”などのシングルが前年のレイヴな季節を盛り上げたプライマル・スクリームがいよいよアルバム発表。明確なサウンドの輪郭が出てきたティーンエイジ・ファンクラブの『バンドワゴネスク』、シーンの移り変わりで、80年代後半のアルバム2枚が内容のわりにあまり評価されなかったマイルス・ハント率いるワンダースタッフの最高傑作の誉れ高い一枚『ネヴァー〜』、前作でレイヴとは異なるグルーヴ感を提示していたマイク・エドワーズ率いるジーザス・ジョーンズの2作目『ダウト』などがリリース。ジーザス・ジョーンズの”ライト・ヒア、ライト・ナウ”はアメリカでヒットを記録。チャプターハウスはマイブラなどと並ぶシューゲイザー名盤。

名盤・この年を象徴する作品

            
左から: Screamadelica / Primal Scream Bandwagonesque / Teenage Fanclub Never Loved Elvis / Wonder Stuff Doubt / Jesus Jones Whirlpool / Chapterhouse

その他の名盤・この年を象徴する作品
Spartacus / Farm
Electronic / Electronic
God Fodder / Neds Atomic Dustbin
Man I Could Scream / St Christopher




この年に起きた主な出来事、世相・風俗など
海外 日本
クイーンのフレディ・マーキュリーがエイズにより他界
湾岸戦争
 



その過激な言動が話題を呼んだマニック・ストリート・プリーチャーズの記念すべきデビュー作、ニール・ヤングをカヴァーしたシングルも愛らしかったセイント・エティエンヌの名作がこの年リリース。アメリカのインディシーンともリンクする個性を持っていた元ヴァセリンズのユージン・ケリー率いるユージニアスは、商標名の関係でキャプテン・アメリカから改名を余儀なくされるというアクシデント?にもめげず佳作を発表。モリッシーの『ユア・アーセナル』、フランク&ウォルターズのデビューアルバムは、当時のシーン、時代の空気に左右されず、己を貫いた堂々たる作品だった。


名盤・この年を象徴する作品

            
左から: Generation Terrorists / Manic Street Preachers Foxbase Alpha / Saint Etienne Oomalama / Eugenius Your Arsenal / Morrissey Trains Boats And Planes / Frank And Walters

その他の名盤・この年を象徴する作品
Nurse / Therapy
Paul Weller / Paul Weller
Doppelganger / Curve
Massive Luxury Overdose / Army Of Lovers
Need For Not / Levitation
Ferment / Catherine Wheel
Satyricon / Meat Beat Manifesto
Spooky / Lush
Unplugged / Eric Clapton




この年に起きた主な出来事、世相・風俗など
海外 日本
エリック・クラプトンのアルバム「アンプラグド」大ヒット。アンプラグド・ブーム起こる
バルセロナ夏季オリンピック
MD(ミニディスク)、DCC発売
CSテレビ本放送開始
PKO協力法成立
 

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