EGG BRAIN インタビュー2

数あるメロディックのバンドの中で、
あんな楽しげな曲をやれるのは、EGG BRAINの強みだと思っているんで。
ここから広がっていけば本当にいいかなと。

――収録曲を何曲かご紹介していただこうかなと思うんですが。その、最後に出来た曲はなんだったんですか？

雄太：「THE APRIL SONG」ですね。この曲はアイデアを持ってきて、そこからの集中力というか、そこからの流れが早かったですね。これでしょ、これでしょっていうのが綺麗にはまっていって。

田畑：2時間ぐらいで曲が固まったもんな。

雄太：後は他のメンバーが、レコーディングをしている間にそれぞれのフレーズを考えて。そうやって作って、そのままの勢いを閉じ込めた感があるんですよ。

ジョーイ：それは、すごいあるなー（笑）。

雄太：僕はストレートでいい曲だなと思ってます。あとはやっぱり、「YEAH!YEAH!」ですかね。1曲目にするかすごい悩んだんですよ。明るくてサビで「YEAH!YEAH!」と入る曲で今までの曲と比べれば雰囲気が違うのかなと思って。ただ、誰にでも受け入れられる自信はある。でも、1作目とのギャップがあるのかな、大丈夫かなみたい不安はありました。

ジョーイ：そうやな。1作目の印象で聴くと1曲目が「YEAH!YEAH!」だと、「あれ？EGG BRAINめちゃポップになってるやん？」ってなるんじゃないかなっていうのが怖かったんです。でもそこを反対に考えて。

雄太：数あるメロディックのバンドの中で、あんな楽しげな曲をやれるのは、EGG BRAINの強みだと思っているんで。ここから広がっていけば本当にいいかなと。ライブでもうやっているんですけど、分かりやすい曲なんで、お客さんも喜んでくていて結果として良かったかなと思います。僕ら以外の周りのレーベルの人たちチームの人たちもそこを分かってくれて考えてくれてたっていうのも良かったなと思います。

ジョーイ：あとは、3曲目の「THE STORIES」。この曲は、1stに入る予定だったんですよ。

――すでに曲はあったんですね。

ジョーイ：もともと曲はあって、これは絶対かっこええからってやっていたんですけど、Aメロとかが気にいらなくて、ずっと試行錯誤してたんです。今回、メロディも決めて、よし録ろうという時になったら、キーが高すぎたんですよ（笑）。REC中に歌えなくて、1音キーを下げたんですよ。オケは全部出来たのに歌えへんってなって、ドラム以外はもう1回録り直しです。

田畑：全然違う曲をやらされている感じですよ（笑）。押さえるところが、全部違うから。大変やったですよ。

ジョーイ：最初、めっちゃ違和感があったんですよ。キーが低くなってるんでちょっと重くなったっていうか、明るさがちょっとなくなった感があって。これは、大丈夫かみたいな（笑）。結果、歌えるようになったんで、僕的には嬉しいです（笑）。

――「YEAH! YEAH!」のPV見せていただきましたが、すごい楽しい感じが出てますね。

ジョーイ：撮影は楽しかったですね。

――どこで撮られたんですか？

ジョーイ：大阪にある専門学校で、壁を貼ってもらってそこに私物を持ってきて。

田畑：小物とか全部、僕等で準備しましたね。家にあるものとかを持ってきて。全部手作り的な。

――じゃあ、ご自宅はこんな感じなんですか？

全員：全然違います（笑）。

田畑：パイロンとかないでしょ、家に（笑）。

（一同笑）

――全部私物なのかなって思ったんですけど。

田畑：スタークラブの楽屋にあるガラクタを結構な割合で持ってきてます。スロットとかも楽屋にあるやつです。

雄太：ドラムセットからなんか出たりしてますからね。ケムシみたいなやつ。メーカー怒ってこないですかね？なめてるでしょ、あんなん（笑）。

――何テイクぐらいやられたんですか？

雄太：遊びの部分は、曲をかけながら、モノボケみたいな感じでずーっと撮ってました。あと、外国人のシーンなんかは、僕らが髪の毛とかを直してるうちに、外国人があのテンションに勝手になってて。

田畑：僕らよりテンションが高い、あのテンションが出来上がってたんで。

（一同笑）

雄太：ジョーイとくんちゃん（田畑）しか見えてないテイクは、僕、後ろで見えてないんですよ。なんで、最後のテイクで前に出たんですけど。みんな、まったく遠慮しないんで（笑）。

（一同笑）

雄太：これじゃだめだってなって、前に出たんですよ。誰も、間を開けることも考えず、あんな状態です（笑）。

――このPVは曲にすごく合ってますね。ジャケット写真にも近いものがありますね。PVのイメージもご自分で考えたんですか？

ジョーイ：そうですね。自分達で考えましたね。

雄太：アーティスト写真も、このPV撮影の時にカメラマンに入ってもらって撮ったんで、すごい楽しい感じになってます。

――PVも結構大事に作られているじゃないですか。映像作品は出る予定はないんですか？PV集やライブ作品などの。

雄太：大丈夫です。バリバリ考えてます。

――今作の制作期間中によく聴いていた音楽はなんですか？

ジョーイ：FALL OUT BOYですね。今さらハマったんですよ。

田畑：メロディとリズムに対してのベースラインを考える前に、ざーっと好きなアーティストの曲を全部コピーするんですよ。それで頭柔らかくしておいてから自分の曲を作るみたいな。僕はRANCIDとか大好きなんでRANCIDとか、あとはface to faceなんかの曲をさんざん弾いてから作ってます。

――雄太さんは意識して聴いてたのはあります？好きなドラマーさんとかは？

雄太：僕は、dustboxのREIJIさんのドラムが好きっすね。自分のドラムと全然違うんですけど。めちゃくちゃ派手なんですよね。

――dustboxとは一緒にやったことはあるんですか？

ジョーイ：やったことないです。やりたいですよね〜。