Wednesday, December 24th 2008

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美メロバンドOCEANLANEの、約1年半ぶり待望の4th FULL ALBUM『Crossroad』ついに完成!OCEANLANE史上最高傑作がここに誕生!!2009年1月7日に発売のOCEANLANE『Crossroad』についてインタビュー!!
ライター:高橋美穂 (Miho Takahashi) ※インタビューを最後までごらんにいただいた方には、抽選で素敵なプレゼントが! |
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●まず、OCEANLANEの繊細さも骨太さもポップに昇華されたような最高傑作だと思います! アルバムを作る前に何かヴィジョンはありましたか? Kay「漠然とドラマティックにしたかったのと、キャッチーさもアップしたかった。わかりやすい感じにしたかったので」 Hajime「そこは一緒っすね。俺もわかりやすい感じや、メロディも輪郭のあるものにしたくって。俺の観点だと、前の方が叙情的だったと思うんですけど、今回はわりと明確な感じがしてるんですよね」 Kay「一曲で全部を伝えたい、というか。いろんな展開があって」 ●頭から何曲もキャッチーに攻め込んできますよね。 Kay「そういう流れはなかったですからね、前作は」 Hajime「そうやってキャッチネスで畳みかけたいってのはありましたね。最初の5曲って、タイトル連呼してるんですよ。そこでもわかりやすさを伝えたかったっていうか」 ●“Shine On Me”のサビの爆発力は半端じゃないですよ! Kay「その曲が今回、一番メロディと歌詞が一緒になってると思って。“Shine On Me”ってキーワードが出てきたら、すぐにバーっと書けて、相性がいいなと思ったんですよね、メロディと歌詞の」 ●確かにメロディが降り注いでくるような曲ですよね。また次の“I’ll Be Around”もキャッチーに攻め込んできますよね。ストリングスも、荘厳さを増すとかだけじゃない使い方というか。 Kay「まぁ、なくても成立するような曲なんですよね。でも、頭の中ではストリングスが鳴ってて。いつもはヴァイオリンとチェロだけなんですけど、今回はカルテットにしてみたいっていうのがあって、新たなサウンドができたかなって。もっとブ厚いというか。その曲に関して言うと、前作からイメージがあったんですけど、完成できなかったんで。前作を踏まえて、今になって完成した曲というか、時間をとってどんどん膨らませていった曲で。完成形には凄く満足してますね」 ●新たなサウンドっていえば、“Lights Up My Soul”も、サビの打ち込みとストリングスの調和が面白いですね。 Kay「そうですね。打ち込みを挑戦的に使って。これは早い段階でできてた曲ですね。今回7月と10月にわけてレコーディングしたんですけど。シングル(『Look inside the Mirror』)の3曲目にも入れて。でも、アルバムにもどうしても入れたかったんですよ。一番派手な曲だし、新しいOCEANLANEのサウンドだし、高揚感があってワクワクするというか。個人的にも、すげぇ好きなんですよね。iPodでもめちゃめちゃ再生してて、50回くらいいってますからね(笑)。自惚れてます(笑)。これまでの作品で言うと、“Take Me Home”みたいなものを進化させたというか」 ●下手したらOCEANLANEらしくなくなりそうな手法なんだけど、しっかりOCEANLANEらしいから、OCEANLANEの幅そのものが広がったことを象徴するような曲なのかなって。 Kay「そうですね。残すところ残してるし、かと言って同じサウンドをやるのも、ルーティーンワークみたいになってつまんないから、もっと刺激が得られる方向性を考えた時に、こういう曲になったんだと思います」 ●また、さっきタイトルを連呼しているって話もありましたけど、歌詞も英語ながら、わかりやすさがあって。 Hajime「確かに、わかりやすさを重点的に書きましたね、僕は。メロにのせる時の響き具合とかを研究して。この言葉が効果的に響くには、どのメロディにおけばいいかとか。今まではそこまで考えなかったんですけど」 Kay「それは、前と比べればできるようになったかも。迷わず、ここにはこの歌詞だっていうのが、感覚的にわかるというか」 ●それはいっぱい曲を書いて、いっぱい歌って――。 Hajime「で、いっぱい曲を聴いて、自分なりに研究したからできるようになったんだと思います」 ●でも、メロディとの親和性を考えつつも、歌詞の内容も重要ですもんね。 Hajime「そうなんですよね。そこも考えつつ」 Kay「恋モノも書きましたね。恥ずかしいくらいの(笑)」 ●“Malibu Coke”とか、女から見たら可愛らしいと思えるくらいのラヴソングで(笑)。 Kay「前の彼女が違う男と歩いてるところを見た感覚ですね。でも僕、実際にあるんですよ、高校生の時に。先輩にとられた!みたいな(苦笑)。そこも生かしました(笑)。女って怖い、みたいな(笑)」 ●(苦笑)そんな悲しい話が“Malibu Coke”って可愛いキーワードで纏められてるところがいいなって。 Kay「それは、レコーディングに2日間空きがあって、飲みに行ったら、一緒にいた子がマリブコークを飲んでいて。歌詞浮かばねぇって思ってたんですけど、そこでマリブコークで書けばいいじゃん、みたいになって。それくらい単純ですね(笑)。そっから想像できて」 ●“Foxwood Valley”の歌詞も、カントリーな曲調とマッチしてる、郷愁感たっぷりの内容でいいですね。 Hajime「これは小説っぽくしようかな、みたいな。でも曲って短いので、如何にその中で物語にするかが難しいと思いましたね。まず、“Foxwood Valley”っていう、自分で設定した架空の街がぱっと浮かんだんですよ。その街でいろんなドラマがあるっていう。これは歌詞もベタに、カントリーっぽくしちゃっていいかなって思ったんで。最初、『幸せの黄色いハンカチ』って映画があるじゃないですか? それが浮かんで。でも和過ぎるから、もうちょっとスティーヴン・キングの小説みたいな世界にシフトしてった感じですね。誰もが持つ故郷に対する思いとかを上手く伝えられればなって。ロサンゼルスに帰る時の自分のワクワクする気分を重ね合わせた感じですね」 ●じゃあ、アルバムタイトルにはどんな意味がこもってるんでしょうか? Kay「元々、候補がいろいろ上がってたんですけど、これは僕が曲名として貯めてた言葉で。自分の在るべき姿を探そうとして旅に出ているみたいな、そういう感覚が今回の曲にあったんで、これがいいんじゃないの?って。『CROSSROAD』って、人と出会う道って意味もあるし、また、直訳すると迷ったりする意味もあって、それも上手く繋がってるのかなって。どっちの道に転がればいいのか悪いのかわかんないけど、ポジティヴに言うと、考え込まずに進む感覚というか。そうやって、いろんな意味にとれるかなと思って。一つの意味には限定したくないから。あとは、ワンワードでインパクトを出したかったのもありますね」 ●ワンワードのアルバムタイトルって今までないんじゃないですか? Kay「ないっすね」 Hajime「今回は作品が出来上がって、やっぱワンワードのキャッチーなタイトルがいいなって思いましたね。長ったらしい感じじゃ絶対ないなって」 ●また、日本人でもすっと入ってくる単語ですもんね。 Hajime「そうそうそう。そういうのがね、必要だなって思ったんですよね」 ●そういうところも含めて、入り口が広いから、OCEANLANEを知らない人にも触れやすいアルバムになってると思いますよ。 Kay「それはありますね。初めて聴く人もいいと思えるんじゃないかな。過去も知れるだろうし。あと、若いリスナーも増えてくれればいいかなって」 ●いろいろお話を伺えましたが、最後に言っておきたいことはありますか? Hajime「どの作品もそれぞれのカラーや表情があると思うんですけど、今回も新たな一面が見せられたので、そこを感じて欲しいですね」 Kay「このアルバムを引っ提げてライヴをやれば、より楽しくなると思うので、みんなライヴに来て欲しいなって思います。これで、バンドとしてもライヴが変わる気がしてるんで、そのへんが楽しみですね。あとは、とにかく聴いて下さい!」
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最新インタビュー
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1 Standing On My Side 2 Shine On Me 3 I'll Be Around 4 I May Be 5 Lights Up My Soul 6 Enemy 7 When Did I Say I Had Enough? 8 Malibu Coke 9 Look Inside the Mirror 10 Promise 11 Foxwood Valley 12 Where Do We Go? -Bonus Track- 13 Ghost Of a Man 14 Love Won't Last the Night
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