HMVインタビュー:Mc Eiht & Foesum
Thursday, October 23rd 2008
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「音楽の世界でずっとやっていくには謙虚な姿勢が大事だと思うよ」
Q. まずは日本の印象を聞かせてください。 MC EIHT(以下、E) 大好きだよ、初めての日本なんだけど、みんながリスペクトしてくれてるし、期待していた以上にライブも盛り上がったし。全てが期待していた以上だね。 Q. 今回が初の来日だと思うのですが、これまでに来ようと思ったことはなかったのですか? E 今まで何度か来てほしいって話はあったんだけど、最終的な契約で成り立たなかったりして来れなかったんだ。解からないけどプロモーターの関係なのかもな。SONYと契約していた時に日本のSONYが呼んでくれるのかと思ってたらそれもなかったし、政治的な何かがあったのかもしれないけど、ただ今まではタイミングが悪かっただけなのかもしれない。でも今はこうやって実際に日本へ来れてるわけだし、来れないよりも、時間がかかっても来れんだから良かったと思うよ。
E やはりLAでのライブっていうのは毎日会ってるような、日々サポートしてくれるような連中が来てくれてるような感じなんだ。オレはセレブなんかじゃなく、スーパーにも行くし、子供のサッカーの試合だって見に行くような普通の人として生活しているんで、普段から接しているような家族だったり友達だったりがサポートでライブに来てくれている、という感覚がある。すごく身近なヤツのライブに行く、って感じでファンが集まってくれている、ようなね。でも日本だとあまりオレのライブを見に来れないという事情もあるし、オレの今までやってきた音楽を受け入れ、リスペクトしてくれているというのをファンから本当に感じだよ。特に今回は初めてだし、オレの曲は知っていてもライブを見るのは初めてというファンばかりだったから、それが熱気として強く伝わってきた。とにかくみんながオレのことを〈ウエストコーストのレジェンド〉みたいに見てくれているのも解かるし。世界中をツアーで回っていると、英語が解らなくてもみんながリリックを覚えて歌ってくれるんだけど、それは本当にスゴイことだと思うね。 Q ライブではキャリアを総括するような選曲でしたが、いつもこのような感じなのですか? E やはりみんなにはMC Eihtの音楽の旅(Musical Journey)を見せたいし、MC EihtとしてだけでなくCompton's Most Wantedの曲も含めて、自分がやってきたことをトータルで少しずつ聴かせたいと思ってるんだ。「One Time Gaffled Em Up」や「This Is Compton」、「Duck Sick」のようなクラシックを知ってるファンも居れば新しいファンも居るから、みんなを楽しませたくてね。1988、89年くらいからやっていて18枚のアルバムを出してきたからジェットコースターみたいに楽しませるようなライブをやるには充分な曲はあるし、オレと同じくらいの歳のファンも若いファンも楽しませるには色んな時代の曲を選ばないといけないって思ってるんだ。今でも、こんな歳になってもMC Eihtは最高のショウをするんだ、ってのを見せたいしね。あとは50分くらいしか持ち時間がないとみんなが聴きたいって曲を全てやるのは不可能なんだよ。 「Streiht Up Menace」のようにみんなが好きな曲もあるけどね。
よくライブの後に「何であの曲は演らなかったんだ?」って言われることがあるんだけど、オレのリリースした曲は800曲以上あるから難しいことなんだ。だからたまにやるのが、曲名をたくさん書いてオーディエンスにどの曲をやってほしいのか選んでもらうこともあるし、時間に余裕がある時はプロモーターに怒られない程度にアンコールで何曲か多く演ったりしているよ。お客さんは5ドル払おうが10ドル払おうが、例えフリーで入っていたとしても、わざわざオレのライブに足を運んで来てくれて楽しみにしているわけだから、楽しませたいって思いがある。例えお客さんが百人だろうが数百人だろうが、ふたりしか居なかろうが、彼らが見たいと思っているモノを最大限に見せたいって思ってるんだ。
Q. Compton's Most Wanted時代にはDJ PremierをRemixに起用したり、Audio TwoやBiz Markieをサンプルしたり、Scarfaceと共演したりと、当時では珍しく地域を越えた活動をしていましたよね?
Q. Warzoneや今後の活動を教えてください。
E Snoopとのツアーが終わったばかりで、まずはミックス・テープを出す予定がある。それからEastsidaz のGoldie LocとKam と組んだWarzoneというグループがSnoopのレーベルと契約して、アルバムを2月に出す予定だ。オレのソロは、来年の9月に『Still Drive By My Music』というタイトルのアルバムも出そうと思ってる。他には<EERBAN>(アーバン)というクロージング・ラインも立ち上げたよ。
Q. ありがとうございました。
E 「(日本語で)アリガト」
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E そうだね、オレと同じ時代に活動していたウエストコーストのアーティストでは居なかったと思うし、オレが初めてなんじゃないかな。でもオレからすると、彼らと共演したりツアーをしたりするのは全然普通のことだと思っていたし、オレにとっては単純に相手に対してのリスペクトの気持ちがあったから共演していただけなんだ。特にDJ Premierのことはオレが1stアルバムを出した時から知っていたしね。他にも
Busta RhymesだったりNasなんかはデビューする以前から知っていたし、ウエストコーストのアーティストとしては初めてWu-Tang Clanのビデオにオレは呼ばれた。オレとしては、自分らしくリアルにやっていただけで、自分の才能や実力、キャリアなんかに溺れることなくリスペクトし合って仕事をしてきたし、だから地域なんか関係なくやってきただけの話なんだよな。
ScarfaceやMethod Man、Ol' Dirty Bastardなんかが電話をかけてきて一緒に演ろうって言ってくれたのは、オレのことをリスペクトしてくれたからこそ一緒に演りたいって思ってくれたんだと思うし、
NellyやLudacrisもオレのことを「フェイヴァリット・ラッパーなんだ」って言ってくれてたしね。だからといってオレ自身、コンプトンで過ごしたハードな生活のことを忘れちゃいけないし、コンプトン出身であることを忘れちゃうような振る舞いをすべきではないと思ってる。誰であろうと、昔から長く演ってるヤツだろうと若いヤツだろうと、音楽の世界でずっとやっていくには謙虚な姿勢が大事だと思うよ。