Gina Saputo インタビューB
Thursday, April 17th 2008
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Gina Saputo インタビュー
Gina この曲は、スタジオで即座に作られたモノなの、詩以外はね。あの詩に関しては、私が「リラクゼーション・テクニック」の本を読み終わってから書いたもの。社会生活において、時間をどう認識するかを深く考えている時に刺激されるモノがあって。テーマに自然に沿って、レコーディングの構成を考えている間に、スピリチュアルなモノとなったの。こういった音楽の作り方をすることで、とてもスピリチュアルな経験が出来たわ。 --- 「In Spirit」は、あなたの学生時代の師でもあるJacques Voyemantの書いた曲で、そのあまりの素晴らしさに心打たれ、歌うことになったそうですね。 Gina 幸運にも私は、学生時代にJacques Voyemantのジャズ・バンドに参加することができて、彼は、時々オリジナル曲を合奏曲用にアレンジして持ってきていたの。その中でも特に「In Spirit」は、とてもエモーショナルで、素晴らしいハーモニーを持っていて、心打たれたわ。この曲をとてもエンジョイして歌うことができたから、彼が「アルバムでこの曲を使ってもいいよ」と言ってくれたの。感激だったわ。その時、私はすこしモダンな音の楽曲を探していたから、他の曲とは対照的な部分も含めて、アルバム用にピッタリだったの。 --- ボーナス・トラックとして最新曲「My Man's Blues」が収録されています。エレピで参加しているユーン・シュウ・チュウとは最近よくお仕事をされているのですか? Gina ユーン・シュウ・チュウは、真のピアノ・マスターよ。天賦の才能があると思う。韓国人でアルゼンチン育ち、世界のあらゆるところに行っては、自ら勉強していて、私の中では伝説的な人ね。彼とは、アルバムの後に一緒に仕事をするようになったの。ジェラルドがツアーを始めるようになって、ピアニストが近くにいなくなってしまったからということもあるけれど、もうかれこれ5年近く、メインのピアノ伴奏者として一緒に仕事をしているわ。 --- この『スゥインギン・オン・ア・スター』からすでに5年が経過しているのですが、ニュー・アルバム用の新曲もかなり書き溜めてあるのではないでしょうか?レコーディングのご予定は? Gina ここ何年かで、かなり曲が溜まっているのだけれど、アルバムには新しい新鮮なトラックをまとめようと思っているわ。現時点では、5曲が進行中の段階で、完成が待ちきれないの。ピアノはユーン・シュウ・チュウ、ベースにアダム・コーエン、ドラムにはジェイミー・テイトをフィーチャーしていて、チュウの素晴らしいアレンジ曲も含まれる予定よ。出来れば秋までには完成させたいわね。 --- さて、4/18には、ニコール・ヘンリーやアニー・セリックらと共に来日公演を行なうわけですが、そこでは、新曲もたくさん披露していただけるのですよね? Gina もちろんよ。私が好きなブラジリアン・ミュージックや、ちょっと人が演らないようなスタンダードをフィーチャーするつもり。あとは、皆が良く知っているようなスタンダードを面白くアレンジして見せたいと思っているの。ニコールと、アニーと一緒にステージに上がれることを楽しみにしているわ。彼女達は本当に素晴らしいシンガーだから、きっと素敵な時間が過ごせると思うと、今から楽しみ。 --- そのニコール、アニー、彼女達の作品にもシンパシーを感じていると思われますが、その他に、同世代シンガーで「気になる存在」はいらっしゃいますか? Gina たくさんいるわ!コンテンポラリーなジャズ・シンガーの中で好きな人を何人か挙げると、ニーナ・フローリン、カーメン・ランディ、ティアニー・サットン、カート・エリング、サラ・ガザレク、カーメン・ブラッドフォード。あと、グウェン・ステファニ、ファイスト、レジーナ・スペクター、エイミー・ワインハウスなんかも大好きよ!他のシンガーの声を聴くことは、自分の声の活かし方を知るのにとても役立つの。 --- 最後に、来日公演を楽しみに待っている日本のファンの方たちにメッセージをお願いします。 Gina 日本各地をツアーで回れることをとても楽しみにしています。私の音楽を皆さんに届けられる日が待ち遠しいです。アニーもニコールもとても楽しみにしており、私たちはきっと皆さんに素晴らしいステージをお見せすることが出来ると思うので、是非見にいらしてください。当日のパフォーマンスを見て、皆さんがどう思ってくれるかを考えると、いても立ってもいられません(笑)。近いうちに会えることを楽しみにしています。ありがとうございました。
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ジーナ・サプート
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オレゴン州スプリングフィールド出身。音楽でもあったイタリア系の両親と、スタン・ケントンやベニー・グッドマン楽団でサックスを吹いていたビド・ムッソを叔父に持つ、絶好の家系に育つ。ハイスクール時代にはすでに自身のバンドを組み、地元のジャズ・クラブなどで歌い始め、名門カリフォルニア大学の音楽部に入ると、さらなるヴォーカルの道を探究し、クリスチャン・マクブライドやベニー・グリーンなどのセミナーなどに参加しジャズの勉強に励んだ。今年4月、2003年に録音された初リーダー作『Swingin' On A Star』が日本発売され、同じくして来日公演も決定。「第2のサラ・ヴォーン」と称された、その素晴らしい歌声と、キュートでスレンダーなその美貌を、いよいよ日本のファンは目の当たりにすることになる。
Gina Saputo 来日公演!
4月18日 東京 サムデイ (問)03-3506-1771
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