ポシュナー&リンツ・ブルックナー管/ブルックナー:交響曲第3番(第3稿/ノーヴァク版)

2024年01月18日 (木) 18:45 - HMV&BOOKS online - クラシック


#bruckner2024
ブルックナー:交響曲第3番(第3稿、ノーヴァク版)


「CAPRICCIO」レーベルと国際ブルックナー協会の主導で、ブルックナーの生誕200年にあたる2024年中にブルックナーの全交響曲のすべての稿(バージョン)を録音しようという企画 「#bruckner2024」の第13弾。
 ブルックナーの第3番には3つの稿があり、第1稿、第2稿、第3稿と進むにつれて小節数は少なくなります。1872年に一旦の完成を見た第1稿から1889年の第3稿までの間には、オーケストラに自作の演奏を拒否されたこともありましたが、第7番ではついに大きな成功をおさめ、第8番(第1稿)の初演も成し遂げていました。そうした体験を経て改訂された第3番の第3稿は、先行の稿に比べて洗練されて無駄がなく、より効果的な音楽となっており、1890年の初演も大成功に終わりました。一方で、荒々しいファンタジーが噴出し渦巻く「ブルックナーらしさ」が減ってしまったとの指摘もあります。
 ブルックナー研究者のトーマス・レーダーが「何はともあれ、作曲者が他の稿の演奏を禁じてこれを『決定稿』とした事実は重んじられなければならない」と語る第3稿、練達のブルックナー解釈者となったポシュナーの指揮は、各楽想に応じたテンポと表現の描き分けが精緻で明快。この曲の古典的な造形とロマン的な雰囲気を十全に伝えてくれます。(輸入元情報)

【収録情報】
● ブルックナー:交響曲第3番ニ短調 WAB103(第3稿/ノーヴァク版)


 I. Mehr langsam, Misterioso (17:08)
 II. Adagio bewegt, quasi Andante (13:46)
 III. Scherzo. Ziemlich schnell - Trio (6:05)
 IV. Finale. Allegro (9:56)

 リンツ・ブルックナー管弦楽団
 マルクス・ポシュナー
(指揮)

 録音時期:2023年2月2,3,7,8日
 録音場所:リンツ、ムジークテアター・リハーサルホール
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

【#bruckner2024について】
ウィーンを拠点とするレーベル「Capriccio」がブルックナー研究の第一人者でイェール音楽大学院のポール・ホークショーの監修の下、ブルックナーの生誕200年にあたる2024年までに全交響曲のすべての稿を録音するというプロジェクトです。少なからぬ曲で目下刊行が進んでいる新ブルックナー全集(NBG)の楽譜が使われる予定。
指揮者には全曲を通じてマルクス・ポシュナーを、オーケストラはポシュナーの手兵リンツ・ブルックナー管弦楽団を主体にウィーン放送交響楽団も起用。ブルックナー・ファンにとっては目と耳の離せないシリーズとなりそうです。(輸入元情報)
国内仕様盤

国内仕様盤には石原勇太郎氏(音楽学/国際ブルックナー協会会員)による日本語の解説が付属します。(輸入元情報)

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