無人島 〜俺の10枚〜 【森は生きている 連載編 〜第四弾 : 竹川悟史〜】
2014年11月11日 (火)

昨年リリースしたデビューアルバム『森は生きている』が、いきなりの大名盤。カントリー, ソフトロック, スワンプ, アンビエント, モンド, エキゾチカ,トロピカル, ジャズ, ブルース, クラシック, アフロなど. . . メンバーの雑多な音楽嗜好に裏付けられたチャンポンミュージックが、老若男女問わず音楽を愛する者の心をがっちり捉えたのも記憶に新しい。そんな彼らが1stアルバムのさらに上いく圧倒的完成度のセカンドアルバム『グッド・ナイト』を11月19日に発表する。アルバムの発売を祝し先週からスタートした、『無人島 〜俺の10枚〜 【森は生きている 連載編】』!毎週火曜夕方更新を目安に各メンバーがHMVの鉄板企画「無人島10枚」に参戦してくれます!第四弾は竹川悟史(Vo.,etc.) が登場!どうぞお楽しみ下さい。
無人島 〜俺の10枚〜 【森は生きている 連載編】 一覧

『グッド・ナイト』 森は生きている [2014年11月19日 発売]
【HMVオリジナル スペシャル音源特典】
森は生きている「early tape of “グッド・ナイト” vol.2」CD-R
[収録内容]1.プレリュード demo
2.青磁色の空 demo
※特典は無くなり次第終了となります。ご購入前に必ず商品ページにて特典の有無をご確認下さい。
『グッド・ナイト』収録楽曲
- 01. プレリュード
- 02. 影の問答
- 03. 磨硝子
- 04. 風の仕業
- 05. 痕跡地図
- 06. 気まぐれな朝
- 07. 煙夜の夢 (a,香水壜と少女 / b,空虚な肖像画 / c,煙夜の夢(夜が固まる前))
- 08. 青磁色の空
- 09. グッド・ナイト
森は生きている プロフィール
岡田拓郎(Gt.,etc.) /竹川悟史(Vo.,etc.) /谷口雄(Pf.,etc.) /増村和彦(Dr.,etc.) /大久保淳也(Flute,Reeds, etc) 柔軟な吸収力と表現力を武器に、滋味豊かでいて瑞々しい独自の音楽を生み出す「純音楽楽団」、森は生きている。 2012年、リーダーの岡田拓郎を中心に東京で活動を開始。その年の末、ファーストCD-R「日々の泡沫」を発表し、自主制作盤にもかかわらず各レコード店にて軒並みソールドアウトを記録。2013年にはP-VINE RECORDS よりファースト・アルバム『森は生きている』をリリース。音楽シーンを代表する作品として各界から高い評価を得、発売を記念して行われた各地でのリリースツアーも大盛況のうちに終える。その後もさまざまなイベントやフェスへ出演するなど活発な活動を繰り広げる中、2014年にはファースト・アルバムのアナログ盤をリリース、それに合わせバンド初となるワンマン公演を東京渋谷WWW にて大盛況のうちに開催。11 月には待望となるセカンド・アルバム『グッド・ナイト』をリリースする。 カントリー、ソフトロック、サイケ、スワンプロック、アンビエント、モンド、トロピカル、ジャズ、ブルース、アフロ、クラシック、現代音楽etc…数々の音楽遺産を深く咀嚼しつつもあくまで現代的な表現として昇華する有機的且つ先鋭的なプロダクション、卓越した演奏、そして仄かに文学の匂いが薫る歌詞世界。森は生きているの奏でる音楽が、時代の心象を儚く切り取るように、そこここへ満たされていく…。 ![]() |
無人島 〜俺の10枚〜 【森は生きている 連載編 〜第四弾 : 竹川悟史〜】
![]() Pat Metheny 「Bright Size Life」ジャズギタリスト、パット・メセニーのデビューアルバム。ギター、ベース、ドラムといったシンプルなバンド編成なのだが、とても3人で演奏しているとは思えないほどの壮大なスケールに圧倒される。この表現力はどこから来るのだろうか。全曲素晴らしいのは言うまでもないが、やはり表題曲でもある“Bright Size Life”は無人島のような大自然の中で朝を迎えた清々しさ、心地よさがあってたまらない。 ![]() The High Llamas 「Talahomi Way」恥ずかしながら僕がこのバンドを知ったのは2012年のこと。たまたま行ったフェスで演奏を見た時はただただ衝撃だった。僕のやりたいことってこういうことだったんだなと思い知らされた。独特なコード進行、曲構成、アンサンブル。ショーン・オヘイガンの手にかかればそれらが絶妙にブレンドされ、ポップスとなる。このアルバムでハイラマズ的ポップスの集大成を感じた。昔の作品も素晴らしいが、アコースティックなアレンジになっていったここ最近のサウンドが僕にははまった。 “タラホミ通り”は架空の地名だけどなんとなくアメリカ西海岸の風景を思い描いてしまう。ロンドンのバンドなのに。 ![]() Brian Eno 「Ambient 1 Music For Airports」アンビエントミュージックで知られるブライアン・イーノだが、彼がそれとして最初に世に出した作品がこの“Ambient 1 Music For Airports ”。タイトルの通り、「空港のための音楽」として作曲していて、実際に使用している空港もあるらしい。アルバム通してビートはなく、ピアノやシンセサイザー、肉声を用い、それを反復させるミニマルミュージック。心が洗われる。無人島の夜、一日に感謝を捧げつつ就寝前に聴きたい。 ![]() Ohio Knox 「Ohio Knox」フィフス・アベニュー・バンドのピーター・ゴールウェイがバンド解散後に“Ohio Knox”名義で発表したファーストソロアルバム。フィフス〜の頃と比べると、ソロではルーツ色が強い印象だが、彼独特のメロディーセンスが組み合わさってみると面白い。昼間にどことなく散歩に出かけながら聴きたい音楽。![]() Marcos Valle 「Samba '68」とにかく心地よい音楽。穏やかな波の音が聞こえてきそう。ブラジルのシンガー・ソングライター、マルコス・ヴァーリによるボサノヴァ・アルバム。彼や彼の元妻であるアナマリアの美しい歌声、絶妙なハーモニー、デオタートのアレンジもどことなく都会的で好み。ビルが立ち並ぶそばの浜辺でさざ波と共に聴きたい。![]() Michael Franks 「Sleeping Gypsy」ブラジル繋がりでもうひとつ。ジョー・サンプルやラリー・カールトンなど、クルセイダーズの面々がバックを務めたAOR界を代表するアメリカのミュージシャン、マイケル・フランクスの2nd。アントニオ・カルロス・ジョビンに捧げた“Antonio's Song”や、このアルバムでもゲストでピアノを弾いているジョアン・ドナートに捧げた“Down In Brazil”等が収録されており、当時のブラジル音楽の人気を思わせる。夏に聴くのもいいけど、個人的には冬に聴きたいアルバム。暖かみのあるサウンド。![]() Steely Dan 「Royal Scam」ドナルド・フェイゲンとウォルター・ベッカーの音楽に対する姿勢は見習うべき所も一部あると思う。複雑な曲構成、意表をつくコード進行、これらを演奏するために一流スタジオミュージシャンを集めて、形にしてしまう。完璧主義なだけあってアルバムはどれも洗練されたものとなっている。先に述べたラリー・カールトンはここでもカッコいいギターソロを聴かせてくれる。無人島にいながらも都会の町並みを思い起こさせるだろう。![]() Stevie Wonder 「Innervisions」言わずと知れたリヴィング・レジェンド、スティービー・ワンダー。多作家で現在まで膨大な量の作品を残してきているが、インナービジョンズはそんな数多くの作品の中でもサウンド面でかなり洗練されていて、聴けば聴くほどコンセプチュアルな作品な印象を受けた。ヒップでクールで一番好きなアルバム。![]() Dave Frishberg 「Oklahoma Toad」ジャズピアニスト、デイヴ・フリッシュバーグのデビュー作。とは言っても内容は歌もの。グッドタイムミュージックという言葉が個人的に一番しっくりくる音楽。遊び心満載の彼の曲は聴いていてワクワクしてくる。飛び跳ねるようなピアノの音からカエルのジャケットになったのかなとか勝手に想像してみる。違うか。![]() Tom Waits 「The Heart of Saturday Night」孤高のシンガー・ソングライター、トム・ウェイツの2ndアルバム。シンプルな曲にシンプルなメロディー、それがたまらなく良い。彼の枯れた歌声はいつ聴いても胸に沁みる。無人島に漂流してどうにもならなくなったら2曲目の“San Diego Serenade”を最期に聴きたい。 |
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森は生きているが1stアルバムのさらに上いく圧倒的完成度のセカンドアルバム『グッド・ナイト』を11月19日に発表する。アルバムの発売を祝し、『無人島 〜俺の10枚〜 【森は生きている 連載編】』がスタート!毎週火曜夕方更新を目安に各メンバーがHMVの鉄板企画「無人島10枚」に参戦してくれます!発売週まで続く連載をどうぞお楽しみ下さい。




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HMVの邦楽バイヤーによる、邦楽専門アカウントです。独自の視点でオススメ作品をご紹介!特集・連載企画などもバシバシUpしていきますよ。
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