無人島 〜俺の10枚〜 【Nohtenkigengo 編】
2014年10月20日 (月)
■ 新世代ドリーム・ポップの大本命 "Nohtenkigengo"!
トクマルシューゴや森は生きているも賛辞を贈る、シャムキャッツ、ミツメらに続く、爽やかな青春インディドリームポップの大本命 "Nohtenkigengo"は、花枝明によるプロジェクト!これまでに発表したCD-R作品がそれぞれ話題を呼び、今年2月に発表された最新作『VIDEO』でそのポップネスを大きく開花させた。
満を持してリリースされる今作は、みずみずしさと鮮烈なフレッシュさを持った、まばゆくきらめくファースト・アルバム!
軽やかに日常をつづった自然体の日本語詞、ささやくような優しく柔らかなヴォーカル、USインディ色の感じられるみずみずしいギター・アンサンブル、軽やかに駆け抜けるリズム、そして全編に溢れるグッドメロディ。
宅録で繊細ながらも、爽快感と生き生きとした躍動感にあふれた、親密さを随所に感じさせる手作り感のある素直なバンド・サウンドに、思わず優しい気持ちになる。
ひとりの青年の生活の一瞬を切り取った、捨て曲無しのポップ・アルバム!
ミックスとマスタリングはceroや、ザ・なつやすみバンド、Alfred Beach Sandalを手がけた得能直也!
Nohtenkigengo 『Never』[2014年10月22日]
新世代ドリーム・ポップの大本命 "Nohtenkigengo"!ゆらめく日差しのような空想デイドリーム・ポップ・アルバム。
【HMV オリジナル特典】 ステッカー
『Never』収録楽曲
1 Long2 Fever
3 Club
4 Villa
5 Old Car
6 Tennis
7 Video
8 Typhoon
9 Beach Song
【推薦コメント】
物憂い曇り空の下で鳴るハッピーサッドなメロディー。元気のない若者の味方。ランタンパレード
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1曲目の靄が立ち上がるようなイントロ、アウトロの波に吠えるようなギター、最後の曲の愛撫するような最後の一音など、時にあからさまに顔を出すギリギリ のところで保たれたカオスの均衡は、音の向こう側でアルバム全体を通して呻き続け、一体誰が素直さを笑えるのだろうかと教えてくれる。
増村和彦(森は生きている)
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繊細に重ねられた音の隙間から聴こえてくる花枝明の幅広い音楽嗜好。透明でありつつ淀んだ影が見え隠れする世界感に、聴けば聴くほどぐっと引き寄せられました。私の大好きな音がここには沢山つまっています。
池田若菜(吉田ヨウヘイgroup / 發展)
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「実は未来からきた」「立派な家系の出」「ほんとはロボット」
色んな噂は立つかもしれないけれど、彼の鳴らす音楽はしっかりと地に足の着いた最高のポップミュージックです。
ポニーのヒサミツ
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朝に起き、昼働いて、夜はすこしだけ長く起きている。
気になる人からのメールが嬉しい。こないだ起きた地震がすこし心配。
明日は日曜日、ウェス・アンダーソンの新作を見に行こう。
2014年のよるべなき心。
そのささやかな震え、まばたきのごとく一瞬だけきらめく美しさを音楽にしたのがNohtenkigengoなんだと思う。
田中亮太
【レコ発ライブ情報】
Nohtenkigengo『Never』Release Party!!2014/12/4(木)@渋谷 TSUTAYA O-Nest
【出演】
Nohtenkigengo
…and more Special Guests!!
open 19:00 / start 19:30
前売2500円 / 当日3000円(共に1drink別)
Nohtenkigengo『Never』発売記念ライブ in 京都
2014/11/28(金) @ Live House nano
【出演】
Nohtenkigengo
Taiko Super Kicks
+追加ゲスト有り
open18:30 / start19:00
前売2000円 / 当日2300円 (共に1drink別)
無人島 〜俺の10枚〜 【Nohtenkigengo 編】
音楽好きには、超定番の企画“無人島 〜俺の10枚〜” !!なんとも潔いタイトルで、内容もそのまんま、無人島に持って行きたいCDを10枚チョイスしてもらい、それぞれの作品に込められた思い入れを思いっきり語ってもらいます!ミュージシャンとしてルーツとなるもの、人生を変えた一枚、甘い記憶がよみがえる一枚、チョイスの理由にはそれぞれのアーティストごとに千差万別です!今回のお客様は、トクマルシューゴや森は生きているも賛辞を贈る、青春インディドリームポップの若手最注目株!Nohtenkigengoが登場!
無人島 〜俺の10枚〜 過去のArchiveseはこちら!
無人島 〜俺の10枚〜 過去のArchiveseはこちら!
Veloso,Bethania, Gil 「Veloso Bethania e Gil」ブラジルの音楽家カエターノ・ヴェローゾとその妹マリア・ベターニア、そしてジルベルト・ジルの3人によるコンピレーション。この時カエターノとジルは26歳、ベターニアは22歳ということもあり若さが感じられる。和気あいあいとした雰囲気で外へと引っ張られるような、それでいて昼間の深い木陰で瞑想するかのような、いろんな瞬間が清々しく訪れる作品である。無人島にはうってつけだと思う。Nino Rota 「La Dolce Vita」フェデリコ・フェリーニ監督の映画「甘い生活」のサウンドトラック。かつて細野晴臣さんナビゲートのラジオ番組「Daisy World」のオープニングに"Cadillac"が流れていたことでニーノ・ロータを知った。全体を通して軽妙なメロディが流れてはいるが、ときおり不穏なアンサンブルが漂い始め、しばらくしてお気楽なリズムが始まり、と思ったら突然激しい管楽器の音色が吹き荒れる…そして静けさ。まさに無人島の大自然のようなダイナミックさを感じる。Memoryhouse 「The Slideshow Effect」カナダの男女ドリームポップ・デュオの1st。バロック音楽に影響を受けていたらしく、ギターポップとは簡単に括れない端正さ、仄暗さ、眩さを感じられる。曲自体はそつのない作りで少し堅苦しい。しかしこの作品に漂っているリバーブを聴いていると、なにか良かった時代が丁寧に思い出されてしまい、やるせなくなる…。誰もいない島にひとりでいる時くらいは、過去を振り返ることも意味があるかもしれない。Charles Mingus 「Cornell 1964」チャールス・ミンガスはデューク・エリントンの「Money Jungle」での演奏を聴いて好きになった。本作はエリック・ドルフィーも参加しているライブ盤。とにかく録音が良い…それが全てと言ってもいい。そこにある肉体の動きを想像させるような、力強く静かな空気の震えが134分。好きな人たちの会話を横で聴いている時のような安心感があり、寂しい夜にこれを聴くことで孤独を紛らわすことができるだろう。Ducktails 「DucktailsIII: Arcade Dynamics」Real Estateのギタリスト、Ducktails(マット・モンデナイル)による機械的かつ冷静ミニマルな作品。サンプリング感覚の、チープかつ優雅なトラック。ぜんまいを巻いて動き出すオルゴールを聴くかのような感動を抱く。パンダ・ベアが参加している"Killin' The Vibe"では壊れた機械のようにエモーショナルなフレーズが何度も繰り返され、ポップソングを皮肉ったかのような態度を感じる。ラストの"Porch Projector"では花火のようなパチパチとした音と深いリバーブのギターが鳴り続け、聴き終えた頃には小さな喜びが残る。それらを噛みしめて、無人島でも強く生きていきたい。Loose Fur 「Loose Fur」ジム・オルーク、ウィルコのジェフ・トゥイーディー、グレン・コッチェによるバンド。ジャズを通過したフォークロックという表向きの印象だけに留まらず、アートワークに表現されるような、どこかユーモアがありながらも胸が一杯になる瞬間が何度も訪れる。馬鹿にされているようでいて、深い懐で受け止められているような安心感…。他人に存在を主張されてばかりで疲れたとき、この作品に強く共鳴するのではないだろうか。まさに無人島のようである。Can 「Future Days」クラウトロックバンド。これまでの作品に蠢いていた緊張が解けて、世界が脱力しながら宙を回っているかのよう。日差しが注ぎ、甘い匂いのする景色の遠くで、強い砂嵐が吹き続けているような感覚になる。隙間を埋め続けるビートと、柔らかく伸び続けるギター音、天から降り注ぐダモ鈴木の声、電子ノイズ…。パラダイスと地獄が同時に目の前に広がり始める。無人島生活の極致でも同じような体験をするのではないだろうか。Life Without Buildings 「Any Other City」グラスゴーのバンド。ヴォーカルであり画家でもあるスー・トンプキンスの"トーク・サング"と表現される歌唱法はバンドのポストパンクかつUKロック的でソリッドな音色に生々しさを与え、相互作用のうちに聴き手に勇敢さをもたらす。歌詞は意味不明であるが、一語一語に訳もわからず心が反応し、どこか救いの光が射す心地さえ覚える。誰とも会えない孤独な日々に朦朧としてきた意識の中で、私はこれを聴き目を覚ますだろう。Crosby, Stills, Nash & Young 「4 Way Street」70年代のアメリカのバンド。スタジオ盤の「Deja Vu」よりも、「Teach Your Children」でのカウボーイのような掛け声や、「Right Between the Eyes」での歌い出しの間違いなどの微笑ましく和やかな空気を味わえるこのライブ盤を選びたい。ニール・ヤングの存在感は異質だな…と感じつつ、「Cowgirl in the Sand」のアレンジに胸を打たれ、「On The Way Home」を聴きながら迎えの船が来るかもしれない朝を待つだろう。Laura Nyro 「More Than A New Discovery」70年代のシンガーソングライター、作曲家。リズム・アンド・ブルースやジャズの爽やかな衣装を被ったその実スピリチュアルでソウルフルな、深さと力強さのあるブルーズ音楽のように感じる。そして仄かな美しさもある。歌声の奥底には純粋さも垣間見える。いつ聴いても生きる喜びを感じられるアルバム。気が付くと辺りは春。新しい季節がまた始まったのだ。無人島での思い出を胸に、次の人生を歩みたいと思います。 |
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HMVの邦楽バイヤーによる、邦楽専門アカウントです。独自の視点でオススメ作品をご紹介!特集・連載企画などもバシバシUpしていきますよ。
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ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。
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