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無人島 〜俺の10枚〜 【森は生きている 連載編 〜第一弾 : 増村和彦〜】

2014年10月21日 (火)

無人島 〜俺の10枚〜 【森は生きている 連載編 〜第一弾 : 増村和彦〜】
昨年リリースしたデビューアルバム『森は生きている』が、いきなりの大名盤。カントリー, ソフトロック, スワンプ, アンビエント, モンド, エキゾチカ,トロピカル, ジャズ, ブルース, クラシック, アフロなど. . . メンバーの雑多な音楽嗜好に裏付けられたチャンポンミュージックが、老若男女問わず音楽を愛する者の心をがっちり捉えたのも記憶に新しい。そんな彼らが1stアルバムのさらに上いく圧倒的完成度のセカンドアルバム『グッド・ナイト』を11月19日に発表する。アルバムの発売を祝し、本日より『無人島 〜俺の10枚〜 【森は生きている 連載編】』がスタート!毎週火曜夕方更新を目安に各メンバーがHMVの鉄板企画「無人島10枚」に参戦してくれます!第一弾は、増村和彦(Dr.,Per.)が登場!発売週まで続く連載をどうぞお楽しみ下さい。

無人島 〜俺の10枚〜 【森は生きている 連載編】 一覧


『グッド・ナイト』 森は生きている [2014年11月19日 発売]

『グッド・ナイト』 森は生きている 予てよりバンドが血肉化してきた数々の有機的な音楽遺産に加えて、このセカンドアルバムでは、サイケデリックロックや、時にはプログレッシブロック〜アヴァンギャルド的な語法も交えつつ、枚挙するに戸惑われるほどの数多の要素や音楽美が溶かし込まれている。レコーディング〜ポストプロダクションにおいてもバンドの完璧主義が全面的に敷衍され、ベーシックトラックに於けるアナログテープ録音から、様々な楽器音・電子音の重層的配置、更にはリーダーの岡田拓郎自らによる偏執的とも言える精緻かつ玄妙なミキシング作業までを通して、生鮮と爛熟が奇跡的にバランスする、圧倒的な音楽世界が作り上げられている。そして、ファーストアルバムでも独自の美意識を薫らせていた歌詞表現も更に奔放な羽ばたきを得て、音像と詩的心象がただ一つに融解していくように、聴くものを幻夢の世界へと誘い混む。それは恰も、歴史に晒されながらも清廉を保つ芳醇なシンフォニーのようでもあり、かつてモンパルナスに集った吟遊の芸術家集団による狂騒歌のようでもあり、老練の工人によって紡ぎ出される生活歌( ブルース) のようでもあり、そして、いつか見た未来を朧気に映し出す幻燈の静寂音のようでもある。2014年という時代に屹立する、森は生きているという純音楽集団にしか創り出し得ない圧倒的名盤にして孤高の作品が、ここに誕生した。

【HMVオリジナル スペシャル音源特典】
森は生きている「early tape of “グッド・ナイト” vol.2」CD-R

[収録内容]
1.プレリュード demo
2.青磁色の空 demo

※特典は無くなり次第終了となります。ご購入前に必ず商品ページにて特典の有無をご確認下さい。

『グッド・ナイト』収録楽曲

  • 01. プレリュード
  • 02. 影の問答
  • 03. 磨硝子
  • 04. 風の仕業
  • 05. 痕跡地図
  • 06. 気まぐれな朝
  • 07. 煙夜の夢 (a,香水壜と少女 / b,空虚な肖像画 / c,煙夜の夢(夜が固まる前))
  • 08. 青磁色の空
  • 09. グッド・ナイト

森は生きている プロフィール

岡田拓郎(Gt.,etc.) /竹川悟史(Vo.,etc.) /谷口雄(Pf.,etc.) /増村和彦(Dr.,etc.) /大久保淳也(Flute,Reeds, etc)
柔軟な吸収力と表現力を武器に、滋味豊かでいて瑞々しい独自の音楽を生み出す「純音楽楽団」、森は生きている。
2012年、リーダーの岡田拓郎を中心に東京で活動を開始。その年の末、ファーストCD-R「日々の泡沫」を発表し、自主制作盤にもかかわらず各レコード店にて軒並みソールドアウトを記録。2013年にはP-VINE RECORDS よりファースト・アルバム『森は生きている』をリリース。音楽シーンを代表する作品として各界から高い評価を得、発売を記念して行われた各地でのリリースツアーも大盛況のうちに終える。その後もさまざまなイベントやフェスへ出演するなど活発な活動を繰り広げる中、2014年にはファースト・アルバムのアナログ盤をリリース、それに合わせバンド初となるワンマン公演を東京渋谷WWW にて大盛況のうちに開催。11 月には待望となるセカンド・アルバム『グッド・ナイト』をリリースする。
カントリー、ソフトロック、サイケ、スワンプロック、アンビエント、モンド、トロピカル、ジャズ、ブルース、アフロ、クラシック、現代音楽etc…数々の音楽遺産を深く咀嚼しつつもあくまで現代的な表現として昇華する有機的且つ先鋭的なプロダクション、卓越した演奏、そして仄かに文学の匂いが薫る歌詞世界。森は生きているの奏でる音楽が、時代の心象を儚く切り取るように、そこここへ満たされていく…。

http://www.moriwaikiteiru.com/


無人島 〜俺の10枚〜 【森は生きている 連載編 〜第一弾 : 増村和彦〜】

無人島アルバムを「マイベストアルバム」と変換して10枚に絞ることは難しい。200枚、もしくは3枚なら可能だけれども。九州の田舎で育った自分も、水や食料の供給のない無人島で生き残る自信は皆無。持って3日というところか。というわけで、無人島アルバムを死ぬ前に聴きたいアルバム、「自己葬送アルバム」と変換して選んでみることにする。

Millennium

Millennium 「Begin」

 前振りが長くなったが、このアルバムは説明不要の大名盤。カート・ベッチャーと仲間達が見た夢。でもその夢はあまりに早く覚めてしまった。「There Is Nothing More To Say」は生命の危機を感じなくとも召されるような錯覚に陥るだろう。「Karmic Dream Sequence #1」後半の胡散臭い三味線や手裏剣のような音も、日本人であれば死ぬ間際には懐かしく思えるかもしれない。

細野晴臣

細野晴臣 「HOSONO HOUSE」

 立花隆の『臨死体験』という本に、死ぬ間際に見る景色は国や宗教が左右するという統計があがっていたが、日の出ずる国出身の自分はこのアルバムを聴きながら三途の川を渡ることができたら幸せなような気がする。
 アルバムが生まれた場所でそれを聴くのは、思い込みによるところを差し引いても、やはり家で聴くのと違った趣がある。稲荷山公園でHOSONO HOUSEを聴いた時は、周囲の音や匂いと交じり合い、想像は飛躍して、今も昔も未来もよくわからなくなった。
 特に「僕は一寸」は思い出深い。この曲のペダル・スティールは、駒沢氏の数ある名録音物の中でもベストだと思う。林立夫氏のドラムには相当影響を受けたが、この曲を練習し始めた頃、ザ・日の出ずる国ビートだった当時の小生には全く叩けなかった。ある日自分なりに叩けたと思えた日は嬉しくてよく覚えている。言葉での説明は難しいが、ヒントは6/8フィールと溜めないこと狙わないことにあった。
 そんな思い出のアルバムはわざわざ死ぬ間際に聴かずとも、走馬灯の主題歌となって現れるかもしれない。

O Canto Dos Escravos

V.A 「O Canto Dos Escravos」

 ザ・日の出ずる国ビートから多少なりとも抜け出せたのは、パーカッションによるところが大きい。様々なパーカッションもののレコードを漁って来たが、このアルバムはその内でも最も暗い。ブラジル北東部のリサーチ音源で、目を瞑って聴いていると奴隷の黒人達が嘲笑いながら目の前を歩く姿が浮かぶ。その抑圧されたエネルギーに一瞬ポッと愛に包まれたりもする。これは死ぬ前に聴きたいというよりは、お通夜で流して欲しい。エネルギーの通りゃんせ。
 本作をリリースしている「eldorado」というサンパウロの個性派レーベルも要チェック。

Ahmad Jamal

Ahmad Jamal 「Awakening」

 お通夜の後、告別式で流して欲しいアルバム。葬儀中にあっては些か不謹慎なタイトルがいい。生けるレジェンドの中でも最も生で体感してみたい一人。先日のTokyo Jazzでの来日を逃した自分は、もしこのまま死を迎え告別式で流れたら、後悔の念から死にきれず目を覚ますかもしれない。
 アルバムは実に感情豊か。CS&Nくらい踊れるシーンもあれば、呪術のようなピアノでディープな世界へ誘われることもある。4ビート臭さは薄くジャズ・ファン以外にもおすすめしたい。
 自らもピアノを弾きつつ、女性ジャズコーラス・グループを従えた「Ahmad Jamal with Voice」もソフトロック・ファンにおすすめしたい。

CS&N

CS&N 「CS&N」

最後の出棺はこのアルバムで決まり。散々暗い気持ちにさせたり、目を覚ますんではないかと思わせておいて、「行ってきます!」と言うにはこの上ない説明不要の名盤。「Suite:Judy Blue Eyes」より踊れる曲をディスコのどの曲から見つけ出すのも困難であるし、いざ逝く時は「Marrakesh Express」と「Wooden Ships」どっちに乗るか考えるだけで心躍る。
 演奏がうまくいかなくて凹んだ時や、フロントばかりが目立って卑屈な気持ちになった時は、裏ジャケのダラス・テイラーに勇気をもらえるので、ドラマーにもオススメしたい一枚。

Lem Winchester and Ramsey Lewis Trio

Lem Winchester and Ramsey Lewis Trio 「Perform a tribute to clifford brown」

 ネタも尽きてきたところで面白い死を遂げた人物を紹介したい。ビブラフォン奏者のレム・ウィンチェスター。元警官であった彼は(このアルバムは警官時代のものらしい)、ある日演奏の休憩時に頭痛を覚え、バーテンにバファリンを求め、抽斗から探し出した際に一緒に出てきた拳銃に何か異様な懐かしさを覚えたらしい。次の時にはロシアン・ルーレット。5連発のうち1発を抜いて、「こうやるんだ。」と言って引き金をひき、案の定逝った。
 このアルバムの何がこんなに惹きつけるのだろうと考えた時、ジャズを聴くときなんて酔っぱらってることだし、「MJQじゃない」という以上の答えが出ない。(他ではsounds of liberationなんかも面白いビブラフォンの使い方がされていてフェイバリット。)
 自分はこんな気合の入った死に方はできないだろうが、死ぬ間際特にその意味での後悔はないと予想する。

Captain Beefheat&The Magic Band

Captain Beefheart&The Magic Band 「Lick My Decals Off Baby」

話を少し戻すと、臨死体験中の現象は、幽体離脱の状態と非常に似ているらしい。幽体離脱を引き起こすために必須な現象は金縛りである。このアルバムは、金縛りの状態を思い起こさせる。体がうまく動かないように、ビートがどうも予想通りに進んで行かない。時空が歪んでいるような錯覚。時の金縛りとでも言おうか。それでもリラックスしてすべてを受け入れる態勢が整うと、えも言われぬ世界が回り出す。
 死ぬ間際の現象が本当に幽体離脱と似ているのならば、このアルバムを聴きながら二重の世界の輪っかが一致したりずれたりして、苦しむ暇もないままポックリいけることを願う。
 CD化こそされているもののなかなかの高額商品となっているので、併せて再発を願う。

Rくん

Rくん 「Rくん」

 初めて聴いた時は死んだ。キザな言い方をすれば、創るものとして死んだ。昨年リリースのアルバムだが、今どこにこんなとんでもないものを創るやつがいるんだと凹んだものだが、日本にいた。日本在住のアメリカ人、ダニエル・クォンのソロ・プロジェクト。アルバムの詳細は、自分に紹介してくれた岡田君に任せるとしてここでは割愛するが、とにかく聴いてほしい一枚。最後の曲では、カナシバリが登場する。2013年マイベストアルバム。

村八分

村八分 「Live'72 三田祭」

 島田雅彦の『自由死刑』という小説に、バイク狂の少年が、ガードレールに突っ込む瞬間に最上のオルガズムを感じ、それを繰り返すようなシーンがあったように記憶するが、このアルバムを聴けばそんな命の危険を冒す必要もなくなるだろう。、特に「水たまり」のギター。目を瞑って聴くと、おでこのあたりから人それぞれの色がゆらゆら揺れ始め、臍のあたりからみぞおちのところで何かが繋がり、全身へと信号が広がって、目を開けた時には何が本当に大事なことなのか気づいているだろう。なんちゃって、でも高校生の時にこんな風に感じた体験は、今でも大きい。日々一人夜業に励む高校生に是非聴いてもらいたい一枚である。
 音楽をやってみようと思ったきっかけの一枚。走馬灯に現れることは間違いない。

Curt Boettcher

Curt Boettcher 「Misty Mirage」

最後の一枚。見返すと所謂音楽的な説明はほとんどせず、「死」という言葉ばかりが目立つひどく縁起の悪いレビューとなっていることに気づいたが、お構いなしに初志貫徹と行こう。暗い気持ちにさせていなければ幸い。
 このアルバムは、一曲目「Tumbling Tumbleweeds」に尽きる。完璧なアレンジにミックス。この曲は確か古いカントリーの曲だったと思うが、(ロバート・ジョンソンも、意外にも時にはこの曲をやったという記事を見た覚えがある。)カート・ベッチャーのこのテイクは全く古さを感じさせない。
 初めて聴いた時には、一曲目でこんな素晴らしい曲だったので、その後の曲に猛烈な期待を抱いたものだが、結果はここでは伏せておくことにする。

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無人島 〜俺の10枚〜 【森は生きている 連載編】 一覧 
森は生きているが1stアルバムのさらに上いく圧倒的完成度のセカンドアルバム『グッド・ナイト』を11月19日に発表する。アルバムの発売を祝し、『無人島 〜俺の10枚〜 【森は生きている 連載編】』がスタート!毎週火曜夕方更新を目安に各メンバーがHMVの鉄板企画「無人島10枚」に参戦してくれます!発売週まで続く連載をどうぞお楽しみ下さい。

第一弾 : 増村和彦 | 第二弾 : 谷口雄

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彼の朴訥なうたごえ、開放的で暖かく豊かなその音楽は、どこか73年の狭山、HOSONO HOUSEと現在を繋ぐ手がかりのようだ。

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グッド・ナイト

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グッド・ナイト

森は生きている

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森は生きている

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