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イングリット・へブラー・ボックス(34CD)

2013年2月20日 (水)


好企画が続く韓国ユニバーサルから今度はイングリット・へブラーのボックスが登場します。
 気品あるモーツァルトの名演の数々によって知られるヘブラーは、ウィーン古典派のほか、シューベルトやシューマン、ショパン、バッハ、ドビュッシーなども得意としていました。今回は、彼女の代表的録音ともいえる、かつてフィリップス・レーベルでセッション・レコーディングしたモーツァルトとシューベルトの作品を集めたものとなっており、セットはCD34枚で構成されています。
 モーツァルトのピアノ協奏曲全集とピアノ曲全集、ヴァイオリン・ソナタ集、ピアノ四重奏曲集、ピアノ五重奏曲、そしてシューベルトのピアノ・ソナタ集に『ます』という収録内容で、録音はすべてアナログのステレオとなっています。
 装丁はいつも通り丁寧なもので、ディスクは内袋に入れた上で紙ジャケットに収納。また、ブックレットは韓国語と英語に加え日本語でも表記されています。

【イングリット・へブラー】
1926年6月20日、ポーランド人の両親のもとにウィーンに誕生。生後まもなく両親と一緒にポーランドに移り、6歳から本格的にピアノの勉強を開始、11歳で初の公開演奏をおこなうほどの腕前を見せています。その後、戦火を逃れてオーストリアに戻り、ザルツブルクでモーツァルテウム音楽院に入学し、ハインツ・ショルツに師事して1949年に卒業すると、今度はウィーン音楽アカデミーでパウル・ヴァインガルテンに教えを受け、さらにジュネーヴ音楽院でニキタ・マガロフに師事し、パリではマルグリット・ロンのもとで研鑚を積みます。
 こうした多彩な個性のピアニストたちの教えを受けたこともあって、ヘブラーの演奏はバランス感覚に秀でたものとなり、柔らかなタッチと美しい音色を土台に、繊細で洗練された演奏を展開、無用な誇張を避け、音楽の造形的な情報を大切にしたアプローチで、モーツァルト弾きとしての高い評価を確立しました。
 ヘブラーのそうした手法はロマン派の場合でも有効で、シューベルトでは作曲時期が古典派時代だった作品が多いこともあってか、クラシカルな澄んだ美しさが前面に打ち出されているのが印象的でもありました。(HMV)

【収録情報】

※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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モーツァルト&シューベルト:作品集 イングリット・へブラー(34CD)

CD 輸入盤

モーツァルト&シューベルト:作品集 イングリット・へブラー(34CD)

ユーザー評価 : 4.5点 (5件のレビュー) ★★★★★

価格(税込) : ¥22,220
会員価格(税込) : ¥19,331

発売日:2013年04月05日

  • 販売終了

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