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2 people agree with this review 2019/05/23
24番 K491は思うにプレヴィンが最も好んでいるモーツァルトのピアノ協奏曲なのではないだろうか。他のディスクやDVDでもこの曲を取り上げ、NHKsoとのコラボでも数回弾いている(そのうちの一つはディスクで登場済み)がこの盤がコンディションでは最良ではと思う。いわば自家薬籠中の作品で、モーツァルトで「おしゃべり」ができる気心知れたウィーン・フィルとの共演なのだから、楽しくないわけがない。 悲劇的であり、にもかかわらず典雅な空気に包まれたこの曲を、それほど悲劇ぶらずに、ほのかな憂いをまとわせつつ涙ぐみながらも微笑みを漂わせるような雰囲気が曲全体で伝わってくる。急ぐことなく、じっくりと弾き振りするプレヴィンとオケの呼吸がぴったり合っていてとても安心して聴くことができる。 カデンツァは数ある同曲のカデンツァの中でも特に優れたものではないだろうか。ほんのりジャズにおけるImprovisationの香りを私は感じる。おそらくそれこそプレヴィンらしさなのだ。 他の盤で書いたかもしれないがプレヴィンの演奏を一言で表すなら「中庸の美」と言えるのかもしれない。このディスクにもまぎれもないその「美しさ、温かさ」があり、それが他の音楽家と一線を画す資質と思える。 彼のモーツァルトの中でも、というより彼の持ち味をすべて味わえるのがこのK491(もちろんカップリングのK453も美しく潤いを持った素晴らしい演奏)だと思う。ゆえに未聴の方(そして音楽を愛するすべての方々)にお勧めしていきたい。 …音楽に愛された音楽家、アンドレ・プレヴィン氏の冥福を祈りつつ、レビューをしておきます。
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2 people agree with this review 2019/05/01
レビューにもある2018年サントリーホールでの公演で感銘を受け、購入。 2018年の公演では「Preludes to a lost time」と銘打ってアンタナス・ストクスの写真をスライド上映しながら1時間弱、求道的に当盤の作品紹介にあたっていた。満員のサントリーホールで我々には耳慣れたとは決して言えないヴァインベルグのソロ演奏で勝負をかけ、しかも会場の空気を支配してしまうクレーメルの力量と企画力に脱帽した記憶がよみがえってくる。 先に言っておくが、聴いてすぐに「あ、いいね、コレ」と言えるような内容ではない。しかし、訴えかける情感は尋常でなく軽い気持ちでは聴きとおせない「秘曲」の類。24の各曲が統一したテーマを持っているとか関連性があるようには思えず、それぞれにしのばされた感情や場面、光景を自分なりにイメージしながら聴くのがお勧めだと思う。 ひとつ注文を付けるならストクス氏の写真作品をもう少し加えてみた方が内容的には良かったのではないかと思う。当盤の内容はパトスの発露とでも言ったらいいのだろうか、ヴァインベルグが見聞きし体験した人生から得たものを音に込めたものである気がする。そのヒント、もしくはインスピレーションの源となりそうな光景が2018年公演時のスライド上映ではいくつも観ることができた。 まあ、写真のことは措いておいても曲・演奏はおすすめです。
0 people agree with this review 2019/04/30
おりしも改元フェスティバルの感すらある平成最後の買い物のひとつ。他に買ったシューベルト:ピアノ・ソナタ 第19・20番ほか(A.シフ ECM)、ヴァインベルグ:24の前奏曲 Op.100(G.クレーメル Accentus Music)も楽器や作品の思想背景に「時代」が関連してくるものを選んでしまったのは偶然か深層心理がはたらいたのか。 いずれにしてもこの「巨人」も、作曲・初演当時の空気や息吹きを感じることができたことで「時代」というキーワードに共通するようだ。楽器編成の前知識あってこそだが、とても新鮮な気持ちで聴くことができた。決定稿が作曲者の最終決定だからそちらの価値も認める一方で、このように新鮮で才気と気概に満ちた演奏を聴くと、様々な版での録音も愉しめるというものだ。音の見通しは当盤も十分だが、ブーレーズの同盤(版はもちろん異なる)に感じられる「すべての音が見渡せる」気持ちよさと少し違い「初演した会場の空気や雰囲気、マーラーの時代の始まり」を見渡せるような気持ちよさが当盤の特徴だろうと思う。個人的な感想として、「花の章」の一見のどかなメルヒェンの中にほんのり狂気というか恐ろしい「異質な何か」が萌芽としてみられるような気がした。 第一楽章の明るい靄の中から朝日が森や平原を次第に照らしてゆくような空気感はまさに時代の始まりを予感させるような清々しさをも感じさせる。ロトが今後マーラーを全集にまとめるのかは定かではないが、それを期待させる素晴らしい出来栄えと思う。
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2 people agree with this review 2019/04/30
平成という時代の最後に購入したディスクのうちの一枚はこれ。数年前にリリースされたソナタ18番&21番の続編で後期ソナタ集の完結編ともいえるディスク。前回同様、1820年ごろ製作といわれるフォルテ・ピアノでの演奏は魅力であふれた内容となっている。 いつものことながらシフの弾くピアノ(ピアノフォルテでも)、特にシューベルトにおいては(ほかの演奏者と比較して)控えめな表現であるのに、心情がそのまま心に沁みこんでくるような独特の情感がある。 今回のフォルテ・ピアノでの演奏はその最たるもので、その時代の香りすら感じさせるといったら言い過ぎだろうか。目を閉じて現代の視覚情報をシャットダウンして聴いてみることをお勧めしたい。 演奏自体はあっさり通り過ぎていくのに、そのあとにくるほのかな苦みと寂寥感や心の震えはシューベルトの晩年の作品であるがゆえか、それともフランツ・ブロードマン製の楽器の音色の魔法ゆえか。 おそらくこのディスクはシューベルト初心者でも聴きやすいと思う。が、はじめ「きれいな曲」とだけ思えたものが、聴きこんでいくうちにその魔力、もしくは深みから離れられなくなり、その中で悶え苦しんでいくような「シューベルトの毒」を放ってゆく事になるであろう。 ピアノ・フォルテでの演奏は他にも多くあるが、シフの奏するディスクほど音の佇まいがあり、なおかつ演奏者の存在を超越して音楽そのものが伝わるのは少ないであろう。 シフのこの演奏は永く聴きこめる滋味深い内容でどなたにもお勧めしたい。 平成・令和などの時代の変化があろうと、はたまた現代とシューベルト在りし時代の変遷が激しくなろうと、良い作品は残りつつ更に輝きを発し、それを最善の方法で伝えようとする人物も絶えることはない。そう信じてみたいものだ。
3 people agree with this review 2019/04/03
曲目は決して万人受けするとは思えない。一見するとバラバラな選択とも思える。また、演奏もみんなが嬉しがるものとも思えない。もっとかっこよく弾く人もいるだろうし、もっとスマートに弾く人も星の数ほどいることだろう。そんな中にこの曲目をこの演奏で自分の人生の信仰告白として発表するアファナシエフの矜持たるや…。 だからこそ、聴いて受けとめる価値があるのではないだろうか。そんな作品集だ。 TESTAMENTというと何かいわくありげなタイトルだが、その後のインタビュー記事などを見ても「これでおしまい」でないのは嬉しいところ。演奏者自身のマイルストーンとして、今までの人生の歩みへのオマージュとしてこの6枚が作られた様子だ。 どの曲も一筋縄ではいかない晦渋な音の運び、そうは言っても昔ほど驚くほどのテンポ設定はないので純音楽的にじっくり聴いていきたくなる内容。 音の隙間(行間とでも言ったらいいのか)に、この演奏者特有の「味」が出ている。 音楽が作曲者の人生や思想を表わしたひとつの形態であるのと同じ意味でこの曲集が、アファナシエフという「ピアノを使う、ある思想家」のアルバムとなっていることではほかにあまり類を見ない表現形態と思う。曲についての感想やレビューはおそらく必要ない気がする(それでは音楽レビューにならないのは承知しているが)。音楽というフィルターを通して何を思い、何を考えるか…そこにこのアルバムの醍醐味があると私は思う。
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0 people agree with this review 2019/03/28
ゲルネ&エッシェンバッハによる素晴らしい「美しき水車屋の娘」。 数ある「水車屋」の中でも筆頭にあげたいディスクだ。テノールだと水車屋の娘に振り回され(または勝手にいれあげて)ずたずたになっていく青年の心の過程がリアルに伝わるのに対し、バリトン(特にゲルネの深い呼吸による低音)では、少し客観的に聴こえる気もする。しかし、だからこそ詩の内容がストレートに響いてくるのではないだろうか。その意味で、このディスクの歌唱は痛切に心に届いてくる。 そして、特筆すべきはエッシェンバッハのピアノ。 ある時、ふと聴いたら、彼のピアノ(特に「朝の挨拶」、「涙の雨」や「水車職人と小川」、「小川の子守歌」など)の最初の1音に強く心を揺さぶられたのだ。その曲に潜む痛み、そして内奥にある「若き職人の、傷つきやすい心への共感、そして死への恐れと憧憬」とも言えそうな仄暗いものが、その第1音から滲み出てきたように思えたのだ。歌の前、伴奏の音にも「詩」が含まれているのだ。 このディスクが発売されてかなり経ってからの投稿だが、エッシェンバッハのピアノ(もちろんゲルネの歌唱も)を聴いてほしいと考え、今更ながらレビューします。
2 people agree with this review 2019/03/12
聴いていると自然と背筋がピンとして、佇まいを正したくなるような凛としたバッハです。ピリスの演奏はどれも「凛」という言葉がとても似あうと感じています。バッハの禁欲的な音楽とは相性も良く、だからと言って感情を抑制した(禁欲的を誤解した考え方としての)非人間的なバッハに陥らないところがピリスのいいところ。鍵盤にのせて人間的な喜びや悲しみが歌い上げられていく。2018年に発表された引退がかえすがえすも残念でならない…。これを聴くたびにそんな思いに駆られてしまいます。 技術満載なバッハや奇抜なバッハを聴きたいなら他をあたってほしい。心にしみこむバッハを望む方にはピリスの当盤をお勧めします。
0 people agree with this review 2018/12/23
無色透明な美しいオーボエの歌声。ゆえに様々な時代や地域の音楽をひとつの楽器で、かつ1枚のディスクにまとめるにはぴったりなのだろう。 「橋(Bridhes)」がタイトルにつけられたのもそれゆえか。 細川作品が目的で入手したが、他の作品も時代が違えど魅力的な作品ばかりで、編成も様々のため聴いていて飽きることがない。一本の楽器を通して様々な作品に光を当てて紹介してくれるのは非常に嬉しいし、楽しいものだ。ここにゼレンカのトリオやベリオのセクエンツァなど入ってきたらもっと面白い気もするが収録時間を超えて難しかったのだろうか。 いずれにせよ挑戦的であり、意欲的なファレンティンの今後に期待していきたい。
笙のための雅楽作品と細川俊夫の作品(笙とアコーディオンのための)が交互に演奏される。そこから感じられるのは古くから奏される雅楽の作品も現代に細川によって創られた楽曲も同じように感じられることだ。 雅楽は古い曲にあらず、現代作品と並んでもひけをとることがない「先鋭的」な作品でもあることに気づかされる。ここに収められた雅楽作品の由来に明るいわけではないが、雅楽で表されたものも細川作品も「水平に流れている時間の中から刹那の時を感じ取り、垂直方向に深く聴きこんでいく」というスタンスは同じものなのだろうか。 私の素人考えで、お気軽な陽気な楽器というイメージのアコーディオンがこれだけ深い音楽を奏でられることに気づくことができたのもこのCDのおかげであり、笙との相性の良さも学ぶことができた。難しいことを考えずに、閑に時間の深みを推察したい方におすすめしたい。常に気ぜわしく時間に追い立てられ、時計の回転が速くなってしまった現在において、この手の音楽に浸ることはおそらく必要なことのように思える。
孤独に思いをはせる夜のような、深みのある暗いゲルネの声と歌いぶり。ヒンターホイザーの伴奏は、さながら月の明かりが夜の暗闇を余計に際立たせるよう。 心のアップダウンが激しいシューマンの「ダウン」気味な曲がメインとなっているようだが、ただの陰鬱とはちがう、心の闇を散策することを愉しむかのよう。いわばシューマンが心の闇の部分を芸術へと昇華させた結果がこのアルバムで聴くことができるように思う。孤独や闇(夜という具象的な意味でも、精神的な意味合いにおいても)を否定したりなおさら強調するわけでもない、そこへしずかに身を浸しているような趣きが感じられる。
8 people agree with this review 2018/12/14
我々音楽愛好者がベルリン・フィルに寄せるイメージとは、そして当のベルリン・フィル自身が「柱」として最も大切に考えているものは、「ベートーヴェン」となるのではないだろうか。 BPO自身のレーベルとして出すからには相当の覚悟と自信を持っていると推察する。内田光子とのパートナーシップによって新しい全集がでたことをまず喜びたい。 聴いてみて(そしてBlu-ray Discで観て)思ったのは、実に室内楽的であり、即興的、自由さにあふれたベートーヴェンである、というところ。 ラトルも楽団も柱であるべきベートーヴェンを伝統として仰々しく演奏せず、自分たちの身体としてともにあり、ともに呼吸するかのような自然さが心地よい。内田もその中で自由に泳ぐが如く、自分の思うベートーヴェンを表現していると思う。 特にすばらしいと感じたのは緩徐楽章における濃密な表現と充実した精神性。後半3曲ならいざ知らず、前半2曲の協奏曲にもやはりベートーヴェンがベートーヴェンたる所以があることを示している。特に第2番のそれは絶品。多くの聴衆が入っている大きなコンサート会場であることを忘れてしまっているかのように内田は再弱音で没入の境地で奏し、精神の静謐さを表現している点が特に印象深い。 オケの各パートも丁々発止、自由闊達であり、聴いていて高揚するような、沸き立つような感興にも不足しない。 重厚でド迫力だったカラヤン時代のそれとは趣を異にするが、現代のBPOのベートーヴェン ピアノ協奏曲なのだから、これで良しとしたい。
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7 people agree with this review 2018/10/27
都合がつかず断念したこの演奏会をディスクで聴けることが何よりうれしい。対訳・解説付きオペラのディスク4枚組なら福澤諭吉さん一人分を覚悟するところだろうに、このお値段はコスパ面でもすばらしい。 まだ聴きこんだ回数は多くないが、メシアンならではの旋律、音とリズム、鳥の声の万華鏡が押し寄せてくる。演奏の規模を考えるとディスクではこじんまり聴こえてしまうように感じるのはやむを得ないだろう。これを会場で聴かれた方がとてもうらやましい。祝福に満ち、法悦にいたるまでの美しい音楽劇が4時間たっぷり。指揮者がこの曲のスペシャリストだけあって見通しもよく、安心して音楽の伽藍に身をひたすことができた。 音楽の内容について詳しい解説は他の評者にお任せしたい。が、メシアンの人物と音楽における集大成的なこの大作をディスクという形で、日仏友好の記念の年に日本から発信できることは非常に喜ばしいことだと思う。
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5 people agree with this review 2018/10/27
ベートーヴェンは真っ向勝負というより、しっかり尊敬をこめて真摯に弾き進めていく印象。このディスクの「聴きどころ」であろう庄司紗矢香作のカデンツァも奇をてらうものでなく極めてオーソドックス。おそらくこの盤から数十年(?)後に再度録音する機会があるならもっと踏み込んだどっしりとした演奏に熟成しそうな予感がある。アグレッシブで求心的な「庄司紗矢香節」を期待すると少しおとなしめに感じてしまうかもしれない。 一方、シベリウスではライヴという条件もあってか、彼女らしい揺らし方と節回しが出ていると思う。シベリウスの故郷を思わせる峻厳な自然より、作曲者の心の奥底にあるあつい情熱をほんのりと感じさせる。 サポートはソロを引き立てるかのように前面に出てあれこれ細工はしないが、安定感はさすが。 他にないようなあっと驚くことを求める向きには物足りない印象を与えるかも。じっくり落ち着いた、噛みしめるような演奏が好きな方にお薦めです。
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0 people agree with this review 2018/09/23
フルート一本で世界をまたにかけた演奏活動を行うE.パユが、古今東西の曲を通じて縦横無尽に音楽世界を旅するディスク。テレマンの幻想曲と時代も国も異なる作品をちりばめて単調さを回避しつつ、「旅の同乗者」として私たちをいざなってくれている。 一番気に入ったのは、演奏の音の録り方(演奏の仕方?)。フルートソロでずっと聴き続けるのは正直いっていくぶん退屈になってしまっていたたちだったがこれは違った。 (私個人としては)キレイなフルートの音もずっとソロで聴き続けると食傷気味になってしまうのだが、パユの奏する当盤では「息」を使って奏することを意識させてくれる録り方が目立つ。フルートという無機質の楽器に息吹を吹き込み、指でキーを押さえる音までくっきり捉えている。 おそらく確信犯・意図的に録っているようだが、私はこれが気にっている。2017年にエラートからリリースされた「ドビュッシー:室内楽曲集」における「シランクス」と録られた音が全く違う。音が違うのは当然のことではあるが、両者とも録音時期が2016年12月〜2017年の4月で近いにもかかわらずこれだけ音が違う。コンセプトの違いにもよるのだろうが、両ディスクの聴き比べも面白い趣向であろう。 曲の個性もそれぞれはっきりしていて、あちこちの名所・スポットに気の向くまま連れて行ってもらっている感じで飽きさせない。面白いですよ、こういう旅も。
1 people agree with this review 2018/09/15
DG時代のベートーヴェンやモーツァルトなどもフレッシュでそれぞれの楽器からの豊富な発言量が特色だったが、移籍してからの録音はそこからさらに自然な流れと含蓄が加わった内容になっていると思う。 ドイツ・オーストリア(ウィーン)文化圏の音楽伝統と重みを俯瞰するかのような曲目が嬉しい。他のレビュワーの言にもあるがモーツァルトがここまで彫り込みが深いところは好みが分かれそうだが、ベートーヴェンとウェーベルンとのカップリングであればむしろこちらの方が「らしく」聴こえるのではないだろうか。 ウェーベルンの2曲は特に圧巻。ごく自然に、内発的に音楽が形成されていながら、切れ込みが鋭く、美感も損ねていない。ウェーベルンが苦手な方にも納得させることができる自由さがここにはある。ハーゲンSQにとって3人の作曲家はどれも「自分たちの言葉」で語れる作品なのだろう。
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