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11 people agree with this review 2017/09/28
テープのヒスノイズをカットしてないのは見識あるリマスタリングといえる。立派なステレオ録音で、いかにもアナログ的な柔らかさが感じられる鮮明な音質なのが嬉しい。良好な録音で名演奏が記録されているとはありがたい。セルとクリーブランド管弦楽団のライブ録音は、今後もどんどん出して欲しい。メモリーズのシリーズの中でもこれは掘り出し物的な逸品だと思う。
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4 people agree with this review 2017/09/20
ベームの指揮は格調高く骨太でたいそう立派。ほろ酔い気分で眺めるのに適した、ゆったりした音楽の運びは、古き良き時代の情趣に満ちていて今となっては貴重である。遅めのテンポが歌手や踊り手の演技をも考慮した設定であることは、画面に出てくる舞踏の場面でよくわかる。歌手たちの動きを見ているとテンポの遅さは気にならず、むしろ自然体に感じられるのである。カルロス・クライバーのスポーティ―な爽快感が無いからといって、目指す方向性が異なる指揮を貶すのはお門違いといえよう。序曲の出だしだけとらえて揚げ足取りのように、とやかく言うのは慎みたいものである。ウィーンフィルがたっぷりと濃厚に歌えるのも、遅めのテンポならではのメリットなのだ。映像はフィルム収録だろうか。DVDであっても細部の解像度は悪くない。
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0 people agree with this review 2017/09/02
1番を聞いてガッカリ。女々しいのだ。もってまわったような芝居がかったタメを繰り返すピアノも嫌らしいが、バックのオケも軟弱でなよなよ。ドイツ風のガッツのあるブラームスを期待すると、はぐらかされる。
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0 people agree with this review 2017/08/27
寒色系のクールな演奏である。ベタベタしたり粘ったりしないので、清水に晒してあくを抜いたマーラーといえるかもしれない。こくが足りないかというと、そうでもなく、歌うべきところはしっかり歌っていてダイナミックレンジも広いのだが、熱くはならないのである。音楽にどっぷりと没入して一体化せずに、距離感を保って冷徹に捉える姿勢を白けていると思うか、今風と感じるかは人それぞれだろう。バーンスタインみたいな泣き節が好きな人には受け入れられないタイプの演奏だが、知的な構築力に注目するとなかなかに楽しめる。対抗配置のオーケストラも好演しているし、録音も良好で大変結構でした。
3 people agree with this review 2017/08/25
2011年発売の24bitリマスター盤と2002年発売のボックスセットを聞き比べた。前者はややマットな艶消しの音質で細かい部分まで緻密に再現されている印象。聞きなれたシカゴ交響楽団の録音のイメージ通りと言える。後者は残響がより豊富で艶やかに響くが、その分、細部はややソフトフォーカスになっている。シカゴのオーケストラホールの録音のようだが、ドライな音響で有名なホールなので、その特徴は2011年盤の方がよく出ているのだろう。しかし、ホールの後方の座席で聞いているような雰囲気がある2002年盤の瑞々しい音響も捨てがたい。リマスターを担当したエンジニア次第で随分と印象が変わってしまうことがあるが、このセットはかなり顕著な違いが出ていると思う。スタイリッシュなアバドの指揮の魅力はいずれのセットでも楽しめるが、細部がドライに、よりストレートに聞こえる2011年盤に買い直す価値はあると思う。
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3 people agree with this review 2017/08/20
最後のソナタ第32番、作品111の録音は2003年1月、Lyndhurst Hallとなっています。以前、バラ売りで買った同曲は1992年3月にアビー・ロード・スタジオで収録された音源だったので、32番に関しては今回のボックスでは新録音が収録されているようです。実際に聞いた演奏も別モノで、新録音では奏者のうなり声が結構目立ちます。他のソナタの音源はダブっているものが多いみたいですが、全部は照合確認しておりません。32番が新録音というだけでも、このセットを買う価値はあります。
0 people agree with this review 2017/08/11
編成が小さいオケなので細部の見通しがよく、指揮者が次々に繰り出してくる変化球をうまく受け止めている。場面場面は面白い趣向が凝らされていて感心するが、全体像は木に竹を接いだような違和感が残る。ここにあるのは大河の流れではなく、水しぶきが跳ね上がる渓流の勢いといえようか。
プレトニョフの指揮は音楽的なボキャブラリーが豊富とはいえず、手の内が見えてしまいやすい単調さが気になる。フレーズの移行部分などに散見されるワンパターンな造形は、彫琢が浅く平板に陥りがちで、奥行きが乏しい音楽作りといえる。コクが足りない音楽は、いつまでたってもピアニストが余技で指揮をしているレベルから脱してないように思えるのは遺憾である。オケはそこそこ上手なので、本格的な指揮者が振ったらどうなるのか聞いてみたいものだ。
1 people agree with this review 2017/08/11
攻撃的なスタイルのバッハ。典雅な情趣に背を向けたアグレッシブな演奏に仕上がっている。技術的にはそつなく上手なのだが、クールというのかドライというのか、音楽の捉え方が一面的で単調になってしまった印象を受ける。
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0 people agree with this review 2017/08/10
ノリの良さはいつもの通りだが、ちょっと聞き疲れするかもしれない。テンションの高さは、若いころのマゼールがベルリンで残したいくつかの録音を連想してしまった。
期待の若手による演奏だが、普通の演奏に終始していて、これといって印象に残る要素はなかった。録音もSACDという割には普通。名盤がひしめく同曲中にあって、これを推奨する理由は見当たらない。
よく言えば堅実な演奏だが、特にこの録音を選ぶ理由は思い当たらない。
ページェント的な派手な音楽になっていて、あっけらかんとしている。華やかな歌の饗宴が繰り広げられ、宗教性はあまり感じられないが、この曲ならそれもありかと思う。冒頭のピアニッシモの部分でジージーというノイズが終始聞こえるのは興ざめ。ジャケットにはデジタル録音と書いてあるが裏の録音データ欄にはADDと記載されている。どちらが正しいのだろう?
1 people agree with this review 2017/07/17
オライリーが録音に使った1823年製ブロードウッド・フォルテピアノの音色がチャーミングで可愛らしくて、軽やかで典雅な趣が大変に魅力的である。ハイモヴィッツのチェロはモダン使用の楽器にガット弦を張っている。こちらもくすんだというか鄙びたおっとりした雰囲気を醸し出していて、全体的に居心地のよい打ち解けた演奏となっている。録音は非常によろしい。
ピリオドスタイルの団体だが、アーノンクールのようなしかめっ面の音楽ではなく、もっと気楽というか、肩の力を抜いた遊び心を感じさせる演奏を繰り広げている。正統的なクラシック音楽というよりも、カウントリー・ミュージックとかジャズの即興性に近いものさえ感じる。ジャケットの田舎の田園風景を背景にした古風なバスの写真は、演奏内容を暗示しているといえるかもしれない。伝統的なスタイルの演奏を聞きたければ他の選択肢が多々あるので、こういう変わり種の存在は歓迎できる。ちなみに私はカラヤンとベルリンフィルによるゴージャスなベルベットトーンの演奏も結構好きである。カラヤンのバロック音楽なんて、今では時代錯誤のスタイルと言われるだろうが、演奏の良し悪しと演奏スタイルは別だと思う。そういう意味でもこのCDの演奏は、ちょっと風変わりなところがなかなかに面白くて楽しめた。
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