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TOP > My page > Review List of レインボー
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1 people agree with this review 2021/12/18
チャイコフスキーの交響曲第6番と、リムスキー=コルサコフの5月の夜を収録したもの。 コンスタンティン・シルヴェストリ指揮、フィルハーモニア管弦楽団の演奏で収録されたもの。 メインは悲愴の愛称で知られる交響曲第6番。 他のシルヴェストリのチャイコフスキーの録音と同じくかなり大胆な解釈で、癖の強い演奏。 テンポもかなり大きく動き、例えば第3楽章では終結部に向かって追い込みをかけるように盛り上げていく。 リムスキー=コルサコフはそれに比べれば幾分かは大人しいが、いずれも癖のある演奏で、ダメな人はダメだろうが、ハマればなかなか楽しいと思う。 フィルハーモニア管もなかなかうまい。 今回久方ぶりの国内盤の発売にあたり、聴くにあたって問題はない水準と思う。
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0 people agree with this review 2021/12/17
モーツァルトの歌劇『コシ・ファン・トゥッテ』の全曲盤です。 演奏は、ラ・プティット・バンド、指揮はシギスヴァルト・クイケンです。 元はセールになっていたので、あまり期待せずに買ったアルバムだったのですが、いやいやなかなかの名演というべきアルバムでした。 オーケストラのテンポの良さ、芸達者な歌手陣、オーケストラと歌手が一体となって、モーツァルトの音楽を生き生きと演奏しています。 ライヴという事もプラスになっているのかもしれません。 この作品は山ほど録音がありますが、その中でもおすすめの出来る音源。 録音もデジタル期なので問題ありません。
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0 people agree with this review 2021/12/16
このCDはジョン・ウィリアムズ指揮、ボストン・ポップス管弦楽団がソニーに入れた録音の一つです。 収録曲は映画音楽ですが、いわゆるジャズを取り入れた作品をオケで演奏した内容です。 いずれも一度は何処かで聴いたことのある曲ばかり。 ウィリアムズとボストン・ポップスが最も得意とする分野だけあり、演奏はムード満点の上質な音楽に仕上がっています。 アレンジも、オーケストラに合わさせて編み直したものですが、これはこれでありと思わせます。 録音は古くなりましたが十分聴けるでしょう。
0 people agree with this review 2021/12/14
昨年亡くなったポーランド出身のヴァイオリニスト、イダ・ヘンデルの録音を集めたもので、ブラームスとチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を収録している。 チャイコフスキーはユージン・グーセンス指揮、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、ブラームスはセルジュ・チェビリダッケ指揮、ロンドン交響楽団である。 本CDの聴きどころはブラームス、それを振ったチェビリダッケである。 伴奏ながら随所で主張しているのは後年の演奏を思わせるところがある。 ヘンデルは線が細いせいかちょっとインパクトはないがまぁ良し。 チャイコフスキーは無数に録音がある中、演奏家のファンでもなければわざわざ聴く必要はないだろう。 録音は年代の割に良好。
0 people agree with this review 2021/12/13
このCDはセザール・フランクの『呪われた狩人』と『交響曲』を収録したCDです。 演奏は、ヨナス・アルバー指揮、ブラウンシュヴァイク州立管弦楽団です。 ドイツ・オケによるフランクは珍しいのではないでしょうか。 ブラウンシュヴァイク州立管弦楽団はその名前の通り、ブラウンシュヴァイクのオケで、いくつかのアルバムを出しています。 これもその一つです。 ドイツの地方オケの演奏と侮ってはいけません、技術もしっかりとしており、音楽も無理なく壮大なフィナーレへと持っていきます。 特別この演奏がおすすめとは言えないですが、フランクのファンなら持っておいても良いかもしれません。 録音は良好。
0 people agree with this review 2021/12/12
ドイツのヴァイオリニスト、グオルク・クーレンカンプ。 戦前はドイツ・テレフンケンに録音を残しており、このCDもそれから復刻されたもの。 収録曲はチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲は、アルトゥール・ローター指揮、ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団、ドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲はオイゲン・ヨッフム指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団で収録されています。 またアンコール的に、パウル・クレツキ指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団によるベートーヴェンのロマンス第2番も収録されています。 この中だと、チャイコフスキーが良い演奏でしょうか。 クーレンカンプの美しい音色が聴きどころですし、往年の指揮者、ローターの伴奏も良いです。 復刻はこの手の物だと上々と言ったところでしょう。
1 people agree with this review 2021/12/11
今では殆どありませんが、1960年代ぐらいにはオペラのハイライト版が多数制作され、好評を博しました。 これはドイツ・グラモフォンがリリースしたヴェルディの『アイーダ』です。 アルジェオ・クアドリ指揮、ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団の演奏、パウル・シェフラー、ハンス・ホッター、ソヴェトカ・アーリン、シャンドール・コーンヤが歌っています。 この演奏、ハイライト版にしておくには勿体ないほど演奏、歌唱が素晴らしく、アイーダのファンならぜひ押さえておくべき一枚です。 指揮のクアドリは名前から判るようにイタリア生まれ、スカラ座等で活躍後に、ウィーンを中心に活躍したそうで、また度々来日し東京フィルの名誉指揮者にもなってるのだとか。 この手の指揮者らしくオペラや歌手のアルバムの伴奏という仕事でしかCD化されていませんが、イタリア人らしい歌声に溢れた伴奏に、オケをしっかりと鳴らした職人的な演奏を聴かせてくれます。 録音も良好。
1 people agree with this review 2021/12/10
このCDはフェリックス・スラトキンが、ハリウッド・ボウル交響楽団と、コンサート・アーツ管弦楽団を振ったキャピトルへの録音の一つである。 グリーグのペールギュントやイッポリート=イワノフのコーカサスの風景など、ノルウェー、ロシア、フランス、イギリスの作曲家の曲を収録している。 演奏はいかにもアメリカという明るい演奏である。 良くも悪くも軽量級のような演奏なので安心して聴けると言えるだろう。 録音は古いのでそれなりである。
1 people agree with this review 2021/12/09
アルゼンチン出身でウィーンで活躍したヴァイオリニスト、リカルド・オドノポソフ。 イザイ・コンクールではダヴィッド・オイストラフの一位に次いで二位という成績を残し、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサート・マスターを務めた人物ですが、録音は主にマイナー系のレーベルに残したせいでこんにちでは知る人ぞ知るヴァイオリニストとなっています。 しかし、確かなテクニックと豊かな歌心溢れるヴァイオリンは非常に個性的と言えます。 このCDはジャンフランコ・リヴォリ指揮、ジュネーヴ放送交響楽団と録音したメンデルスゾーンとパガニーニのヴァイオリン協奏曲で、前記のオドノポソフの特徴が良く出てた演奏です。 リヴォリはイタリアの指揮者ですが、オケのジュネーヴ放送交響楽団という団体については詳細は不明。 ジュネーヴには幾つかオケがありますが、同名のオケはなく、どこかのオケの変名でしょうか? 録音は原盤がコンサート・ホール・ソサエティという事もあり、このレーベル特有の腰の弱く、残響の少ない録音で、そこは残念です。
1 people agree with this review 2021/12/08
ポール・パレー指揮、デトロイト交響楽団の演奏によるシューマンの交響曲全集です。 パレーとデトロイト交響楽団は1950年代にフランス物で著名となりましたが、意外とドイツ音楽も得意としていて、ワーグナーのような名盤もあります。 このシューマンは非常にキレの良い演奏であり、特に第1番はこの曲の名演奏と言っても良いでしょう。 その他の作品も出来は悪くなく、シューマンの交響曲全集におすすめです。 録音自体はかなり古いのですが、マーキュリーの優秀な録音のおかげで今聴いても十分聴けます。
2 people agree with this review 2021/12/07
ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮、北ドイツ放送交響楽団によるブラームスのハンガリー舞曲集である。 イッセルシュテットといえば、戦前にテレフンケンの看板アーティストとして活躍していたが、戦後はウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とのベートーヴェン交響曲全集を別にすれば目立った音源は少なかったように思う。 しかし、近年手兵の北ドイツ放送交響楽団との録音が続々と発掘、CD化されており、その芸術に触れる事ができる。 このブラームスは北ドイツ放送交響楽団との優秀な演奏の一つであり、その純ドイツ的で正統派の演奏は飽きが来ない名演と言えるだろう。 録音も年代の割には良好だ。
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0 people agree with this review 2021/12/06
ヴァーツラフ・ターリヒ指揮、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で録音されたスメタナの『わが祖国』は現在4つの音源が出回っているが、これは1941年に録音された3回目の録音である。 ターリヒのわが祖国の中では比較的あっさりとした演奏で、近い時期に録音された1939年ライヴと比べても熱気の違いがよく分かると思う。 とは言えチェコ・フィルのアンサンブルはなかなかのものだし、録音も年代を考えればまずまず。 更に、このCDではスメタナのポルカ『われらの乙女達に』が収録。 これは曲自体があまり録音の少ない珍しいものだ。
0 people agree with this review 2021/12/05
このCDは、レナード・スラトキン指揮、セントルイス交響楽団の演奏で収録された、コープランドの作品集。 収録されているのは交響曲第3番と、大都会のための音楽である。 スラトキンの演奏は硬質な演奏で、技術面では大きな綻びはないが、良くも悪くも普通といったところ。 有名な3番よりどちらかといえば大都会のための音楽の方が、収録曲 の中では演奏はあってるように思うが・・・ 録音はちょっと古いが音そのものは綺麗である。
1 people agree with this review 2021/12/04
ウィリアム・スタインバーグ指揮、ピッツバーグ交響楽団の演奏で収録されたベートーヴェンの交響曲第3番と、交響曲第8番です。 スタインバーグのベートーヴェンといえばコマンド原盤の全集がお馴染みですが、こちらはEMIに残したものです。 スタインバーグのベートーヴェンは、全体的に明るく速めのテンポで引っ張っていくもの。 カチッとしたところはドイツ的かも知れない。 ベートーヴェンの音楽に精神性などを求める聴き手からしたら対極の演奏であるが、それゆえにそうゆうなのが苦手な方には良いと思う。 録音は古いが音はまずまず。
0 people agree with this review 2021/12/03
レナード・スラトキン指揮、セントルイス交響楽団がRCAに残した録音の一つで、アメリカの作曲家、アイヴズの作品を集めたものとなっている。 アイヴズの作品では有名な答えのない質問や、カントリー・マーチを含む全6曲を収録している。 演奏はスラトキンらしい、硬質な演奏である。 アイヴズを纏めて聴く機会は今まで無かったが、まぁ悪い演奏ではないのではないだろうか。 録音はデジタルなので、問題ない。
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