ブラームスも彼らしい良い演奏だが、 聴きものはチャイコ！ こんなに楽しい演奏を聴いたことが無い。 音価をいじり、テンポは動き、言う事なし！ このままでも充分に楽しいが、 音がもっと良ければ 「他盤は不要！」と言いたいくらいだ。

これは人類の遺産といっても過言ではないＣＤです。ﾌｰﾍﾞﾙﾏﾝは一音一音ハッキリと表現しています。もし、これがもう少し良い録音状態なら、ﾚｰﾋﾟﾝですら彼には敵わないでしょう！ しかし、恐ろしいﾊﾞｲｵﾘﾆｽﾄです！ これを聴いていないｸﾗｼｯｸﾌｧﾝは損していますね。 両曲とも、これがBEST盤だと言われても反論出来ないなぁ。

おそらく西洋音楽史で過小評価されている作曲家のひとりはャイコフスキーだと思われる。あのマーラーでさえ評価していたというのに・・・ おそらくは、彼の旋律に気をとられクラシック入門者に祭り上げられているためだと思う。しかし、このＣＤを心から聴けば彼の偉大さが分る。トスカニーニの誰にもできぬカンタビレー！ホロヴィッツの力強く、また繊細なピアノタッチ！もう、このＣＤを聴いたら他の演奏がふ抜けて聴けない！まさに不朽の名盤。