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TOP > My page > Review List of レインボー
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0 people agree with this review 2016/12/04
ゲルハルト・マルクソン指揮、アイルランド国立交響楽団によるリヒャルト・シュトラウスの管弦楽作品集で交響詩『マクベス』と交響詩『英雄の生涯』を収録した物である。 『マクベス』はリヒャルトの最初の交響詩として知られるがあまり音源がないので珍しい。 マルクソンはドイツの指揮者で、この録音の後2000〜2008年までアイルランド国立響の指揮者を務めた人物。 また最近売り出し中の山田和樹の師匠としても知られる。 演奏は悪く言うなら平凡で地味、良く言うなら自然体な演奏といった所。 アイルランド国立交響楽団の腕前もなかなかだし、他のレビューアーさんも記載されているように録音はなかなか鮮明で良い。 良くも悪くも当時のナクソスらしい一枚である。
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1 people agree with this review 2016/12/02
パーシー・グレインジャーの管弦楽曲を集めたCDです。 キース・ブライオン指揮、スロヴァキア放送交響楽団によって1996年に演奏、収録された物です。 グレインジャーは日本では一般的に吹奏楽で知られている作曲家で、代表的な曲に『デリー地方のアイルランド民謡』組曲『リンカンシャーの花束』子供のためのマーチ『丘を越えてかなたへ』があります。 これらを聴けば分かるように、グレインジャーの音楽は基本的に親しみやすい曲調と美しいメロディーを持っている事が分かります。 この管弦楽曲集でも同じ事が言え、大半が知られていない秘曲ながら、最後まで聴かせてくれます。 またオーケストレーションが巧みで上手く、ただのライト・ミュージック系の作曲家だとなめて聴いてはいけません。 スロヴァキア放送交響楽団と言えば、演奏のムラが激しい団体で有名ですが、この盤では美しい弦楽器や柔らかな管楽器等々、なかなかの水準でメリハリもついています。 デリー地方のアイルランド民謡のオケ版もありますが、吹奏楽では難しい息の長いパッセージも弦楽器なら簡単になるため、同じ曲でも雰囲気は変わります。 録音は問題ありません。 吹奏楽ファン、イギリス近代音楽ファンは手元においてみてはどうでしょうか?
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0 people agree with this review 2016/11/30
東ドイツのオケによるショスタコーヴィチの録音を復刻したCDである。 交響曲第12番と『ステパンラージンの処刑』を収録。 いずれも録音は1967年、10月と11月という近い時期に行われている。 ステパンラージンの処刑は、ヘルベルト・ケーゲル指揮、ライプツィヒ放送交響楽団&合唱団、ジークフリート・フォーゲルのソロによって録音された音源で、元々数少ない音源の中でもコンドラシン盤と並ぶ名演と名高い演奏である。 このCDには日本語対訳がついており、これまた貴重である。 一方メインの12番は、オハン・ドゥリアン指揮、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団によって録音された物で、この曲の3つ目の録音である。 ドゥリアンはアルメニアを中心にロシア等でも活躍した人物であり、当地ではそこそこ人気のあった人物だそうだが、正規録音はこの盤とエテルナに録音した『禿げ山の一夜』ぐらいしかない幻の指揮者である。 カラヤンが賞賛していたらしいドゥリアンであるが、それもこの盤を聴けばよくわかり、圧倒的な推進力やロシアオケを思わせる分厚いブラス、大きくダイナミックに揺らしたテンポ、ショスタコ特有の皮肉も描いた、名演奏だ。 いわゆる爆演系の演奏でアンサンブルも完璧とは言えないが、聴き手を一瞬で、引き込ませる力のある演奏であり、この曲屈指の名盤と言って良いだろう。 録音年代のわりに音質が良いのも嬉しい所。 またジャケットも発売当初の物を使用しており、こだわりが感じられる。
0 people agree with this review 2016/11/28
カール・ゴルトマルクの管弦楽曲を集めたCDです。 交響曲第1番『田舎の婚礼』序曲『春に』序曲『イタリアにて』という作品が収録されています。 ゴルトマルクは丁度ロマン派中期から後期頃に活躍した事になりますが、当時の流行りを取り入れる一方、古典的な所もあり折衷な印象を受けます。 メロディは素朴で美しく、聴きやすい物ですが、なかなか次聴こうとはならないのが難点でしょうか。 この盤の演奏は、ステファン・ガンゼンハウザー指揮、アイルランド国立交響楽団の演奏で収録された物です。 アメリカ出身のガンゼンハウザーは、ナクソス初期に沢山録音を残しました。 そこではスロヴァキアのオケを振っていましたが、ここではアイルランドのオケを振っています。 演奏その物は中庸で、ゴルトマルクの素朴な旋律を上手く引き出していると思います。 特に冒頭の『春に』を聴けば分かるかと思います。 またスロヴァキアオケと違い、アイルランド国立響の安定した技術力も聴き所です。 1993年録音、音質は良好です。
0 people agree with this review 2016/11/26
ビクターが1971〜1972年にかけて、戦前の日本で書かれた管弦楽曲を録音した音源を復刻した物です。 大半の音源は本家ビクターからも一時期発売されていて初CD化ではないですが、永らく廃盤であった音源ばかりであるのでこのタワーレコードからの復刻は朗報と言って良いでしょう。 山田耕筰『曼荼羅の華』を別にすればいずれも1940年前後の作品で、フランス風だったりドイツ風だったりの作風の違いはある物の、ほとんどの作品が日本の伝統的音楽をモチーフまたは影響を受けており、大変聴きやすくまた新鮮であると言えるでしょう。 演奏は山岡重信指揮、読売日本交響楽団が全曲担当しており、その共感豊かな熱い演奏はなかなかです。 音質も年代を考えれば上々でしょう。
0 people agree with this review 2016/11/23
モーツァルトのセレナード第13番とディヴェルティメントK136、ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲『四季』を収録したCDです。 セレナード第13番は、ユージン・オーマンディ指揮、フィラデルフィア管弦楽団の演奏で1955年に録音された物で、最近少なくなったモダン楽器による演奏です。 一部カットありですが、スタンダードな演奏と言えます。 ディヴェルティメントは、ピンカス・ズーカーマン指揮で、ロスアンジェルス・フィルハーモニックのメンバーによるアンサンブルの演奏です。 軽快で溌剌としており、明るい音色がよくあっています。 四季は、イギリス室内管弦楽団による演奏で、ヴァイオリン・ソロと指揮は前曲と同じズーカーマンです。 こちらもモダン楽器による演奏らしく、伴奏が分厚いのですが、肝心のソロは今一つでイマイチと言った所です。 音質は年代を考えれば十分聴けるでしょう。 解説は平林直哉氏による物で、廉価盤という事もあってか、見開き2ページに楽曲、演奏家の紹介は最低限、オケのプロフィール等は載ってません。
0 people agree with this review 2016/11/22
西本智実指揮、ロシア・ボリショイ交響楽団ミレニアムの演奏で録音されたチャイコフスキーの交響曲第6番とバレエ音楽『眠りの森の美女』より2曲が収録されたCDです。 西本はロシア・ボリショイ交響楽団ミレニアムと4枚の音源を残しましたが、この盤は2002年にモスクワ音楽院大ホールで録音された物で、同オケとの初のCDになります。 チャイコフスキーを得意とするらしいだけあって、悪くはありませんが、有名盤ひしめくこの曲の中ではごく一般的な演奏と言った所でしょうか。 眠りの森の美女でも同じ事が言えます。 オーケストラは意外に実力が高く、安心して聴ける上、時にかつてのロシアン・サウンドが聴けるのが嬉しいです。 録音は良好。
0 people agree with this review 2016/11/21
チェコの作曲家の2作品を収録したCDである。 ドヴォルザークの交響曲第9番『新世界より』とスメタナの交響詩『モルダウ』を収録。 ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で1985年に録音された物。 カラヤンは新世界を5回も録音しているがこの盤は、その最後の録音にあたる。 晩年のカラヤンらしく(?)新世界は往年の輝きはなく、また所々に妙な粘った所がきこえるのがあまり好みではないが、第2楽章はウィーン・フィルの流暢なサウンドも手伝って美しい。 一方、モルダウはカラヤンの本領発揮と言った所であり、ベルリン・フィルとの演奏と同じ解釈ながら、ウィーン・フィルの柔らかいサウンドのためか、ちょっと印象が違うように思う。 このCDはカラヤン・ゴールドと題された一枚で、永くカラヤンの録音を支えたギュンター・ヘルマンスの監修の下、新たにリマスタした物である。 どういう風にしたのかは、ヘルマンスの言葉を引用した歌崎和彦氏のライナーノーツが詳しいのでそちらに譲るが、まるで目の前にオケがいるような音になっていて、なかなか良い。 またカラヤン・ゴールドという通り、CDはゴールド盤になっている。
0 people agree with this review 2016/11/20
ユージン・オーマンディ指揮、フィラデルフィア管弦楽団の演奏によるベートーヴェンの交響曲第5番『運命』と第6番『田園』を収録したCDである。 運命はドイツやオーストリアのオケを思わせるがっしりとした重厚でスタンダードな演奏である。 あまりこのコンビらしい所は聴かれないが、終楽章の金管にはしっかりオーマンディ&フィラデルフィアのフィラデルフィアサウンドが聴ける。 録音は1960年代となっているが、下記の田園と同じ1966年の録音らしい。 田園は上記の通り1966年1月に録音された物で、意外な事にオーマンディ唯一の録音らしい。 こちらは溌剌とした正統派の演奏で、なかなかである。 録音年を考えれば音質は妥当と言った所。 あまり話題にならないがおすすめのディスクである。
0 people agree with this review 2016/11/19
佐渡裕指揮、シエナ・ウィンド・オーケストラの演奏によるCDで、チャイコフスキーの名曲を吹奏楽で演奏した物である。 ワーグナーと共に19世紀ロマン派時代の作曲家の中では飛び抜けて吹奏楽でも愛好されるチャイコフスキーだが、それはやはりこの作曲家のもつ叙情的で美しい旋律やわかりやすい構成が人気なのだろう。 但し、このCDはデ・メイの作品が収録されている事や吹奏楽コンクール課題曲の作曲者の編曲等、どちらかと言えば吹奏楽ファン、それも学生バンドやコンクール経験者が好きなチャイコフスキーと言った感じがする。 演奏はシエナらしい元気良いサウンドだが、繊細なチャイコフスキーには必ずしもあってるように思えない。 スラヴ行進曲と1812年に関しては佐渡&シエナの実演を聴いた事があるが、全くこの盤と同じ解釈(まぁ当然か)であった。 やはりこの手の機会音楽のほうが吹奏楽では無理がない。 CD中では最も良い演奏で、デ・メイもライナーの富樫鉄火氏が絶賛する程の名演奏ではないにしろ、プロバンドらしい高い技術力は聴ける。 一方、弦楽のためのセレナード、これは良くない。 何故か第2楽章が欠落しているし、そもそも弦楽を管楽器に移し替えた時点で全くの別物、編曲してはいけない部類の曲だろう。 シエナの演奏もあまり良くない。 収録曲のうち、「1812年」は2010年6月3日、文京シビック・ホールでのセッション録音、その他は2009年8月26日、東京文化会館でのライブ録音で、録音会場の違いか多少の差はあれど、音質は基本的に問題ない聴きやすい音質だろう。
0 people agree with this review 2016/11/18
ブルーノ・ワルターが、コロンビア交響楽団を振って最晩年にCBSに録音したモーツァルトの音源をCD化した物です。 収録曲は『交響曲第40番』『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』序曲『劇場支配人』序曲『コジ・ファン・トゥッテ』序曲『フィガロの結婚』序曲『魔笛』『フリーメーソンの葬送音楽K477』です。 交響曲第40番はワルターの名演奏と知られ、この曲の有名音源ですが、ワルターの人柄が感じられる暖かな音楽と、モーツァルトのメロディーはよく合っています。 一方で最後のフリーメーソンの葬送音楽では、壮厳さも持ち合わせています。 またモダン楽器によるアイネ・クライネや、オペラの序曲もこれはこれで面白い。 但し全体的に遅めのテンポで、例えばフィガロの結婚等、若い頃に録音したブリティッシュ管弦楽団の演奏に比べて遅いと感じらる物もあります。 オーケストラのコロンビア交響楽団は、ハリウッド映画の音楽の演奏を生業としたミュージシャンによるクラシック演奏団体、グレンデール交響楽団を母体とした録音用団体というのはよく知られた事実で、時に中規模の編成による音の薄さが指摘されたりしますがこの盤は、丁度その薄さが良い具合になっていて、各パートの技量の高さや音の動きが分かるようになっています。 この盤は1993年に発売された物で、ソニーご自慢のSBMによるリマスタで、聴きやすい音質になっていると思います。
1 people agree with this review 2016/11/17
タワレコが企画、復刻したCDで、ジャン・マルティノン指揮、シカゴ交響楽団によるフランス音楽集である。 ビゼー、ラヴェル、マスネの作品が収録されている。 シカゴ響とマルティノンはあまり上手くいかなかったとよく言われるが、ビゼーの爆演や繊細なマスネといった必ずしも全てがだめというわけではないのがわかる。 復刻の状態もそう悪くはないし、興味があるなら所有しておいても良いと思う。
0 people agree with this review 2016/11/16
ブレーンが1996年より発売していたニューウインド・レパートリーシリーズ、この盤は1999年の4枚目にあたる物である。 堤俊作指揮、大阪市音楽団の演奏で収録。 このシリーズは発売時の最新の楽譜や編曲を中心に構成された内容で、選曲がアメリカやヨーロッパでも一部の国の曲に偏るという難点があるが、近年多いコンクール向き粗製濫造な曲を集めた物よりかはいくらかは良い。 演奏はさすがにプロバンドだけあり、全編安定しているし、関東の某有名プロとは違い、手抜きと感じる事もない余裕ある演奏である。 録音はまぁ良好だろう。
1 people agree with this review 2016/11/15
レスピーギのローマ三部作はその華麗なるオーケストレーションから管弦楽はもとより吹奏楽での演奏は多い。 このCDは1997年6月17〜18日にジョージメイソン大学芸術センターホールにて、ローウェル・グレアム大佐指揮、アメリカ空軍ワシントンD.C軍楽隊の演奏で収録された物で、一曲目、ローマの松から明るく開放的でスマートな、いかにも空軍軍楽隊らしい演奏が聴ける。 もちろん、技量面でも問題なく数少ない吹奏楽でも聴けるローマ三部作の演奏だろう。 発売日と録音年に差があるのは元は自主制作盤であったからだと思われる。 私はマークカスタム盤の方を所有しており、新たにリマスタ、音質向上化したクラヴィア盤もあるが、マークカスタム盤も十分聴ける音質だろう。
0 people agree with this review 2016/11/14
西本智実指揮、ロシア・ボリショイ・交響楽団ミレニアムの演奏による、ショスタコーヴィチ『交響曲第5番』チャイコフスキー祝典序曲『1812年』を収録したCDです。 その宝塚ばりの容姿等、音楽以外の事で有名になるこの指揮者ですが、殆どのディスクは奇をてらう事のない堅実なオーソドックスな演奏です。 ロシア・ボリショイ・交響楽団ミレニアム時代の録音もたいていはそうですが、この革命の副題をもつショスタコの交響曲に関してはおおかたの評価通り、やや粗さがあります。 一方、チャイコフスキーは、ユルロフ記念国立アカデミー合唱団が参加した合唱入り版で、中間部の各楽器を歌わせた所や、勝利の場面の盛り上がり等、手堅く、楽しい仕上がりになっています。 この曲はライヴ盤も残している西本ですが、演奏の良さはライヴ、音質等は本盤の方に軍配があがり、一長一短と言った所です。 オケのロシア・ボリショイ・交響楽団ミレニアムは、モスクワやサンクトペテルブルクのオケのようないかにもロシアと言った響きを残しており、1人だけ飛び出したトランペット、分厚い低音、豪快なティンパニ等、なかなか個性派なオケです。 意外と録音も優秀で、どちらかと言えばオケの音色を楽しむディスクと言えるのかもしれません。
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