TOP > My page > Review List of 一人のクラシックオールドファン

Review List of 一人のクラシックオールドファン 

Showing 1756 - 1770 of 2357 items

%%header%%

%%message%%

  • 1 people agree with this review
     2009/12/03

    BPOにとって初めてのドヴォルザークの交響曲全集の契機になった1966年録音のクーベリック指揮交響曲第8番(旧4番)で出版がイギリスでなされた為「イギリス」とも曲名がつけられていたものです。演奏は本全集トップを飾ってか大変活き活きした覇気のある・・・クーベリックが単なるローカルに留まらず表現・・・それもインターナショナルなツールを使ってライブに劣らぬ入れ込み様です。タイム的には@9’58A10’19B6’38C8’55であり私が好む演奏盤 セル/CLO(1958年@9’55A10’03B6’20C9’00)、 カラヤン/VPO(1961年@9’53A11’09B6’07C9’35)、ケルテス/LSO(1963年@10’01A9’59B6’00C8’58)とそんなに違いはないのですがオーケストラが全開近く鳴りきってクーベリックに導かれている時間であります。第1楽章序奏から次への駆け込みの勢いでこれから始まるドラマを予感させます。弦のアタックが生々しく又溜めから奔流する流れ、その燃焼追い込みは管楽器と共に拍車がかかります。第2楽章はやや説明的な感じが一時しますが舞曲風メロディでは音の質感の訴えが勝り第3楽章の美しい旋律がつなぎ部分の情緒で効果を上げ最終楽章へのストーリー作りに寄与します。その最終楽章ファンファーレに始まるのですがテンポも微妙に変化させて以降たっぷり揺らせもあり印象的な結びであります(私の聴いたのはやや高い音域残響が気にはなったのですが些細なことと割り切りました)。1972年収録の新世界交響曲(@9’31A13’04B8’07C11’51)の方は勿論彼もVPO他何回か録音していたのですが第8番ほどのインパクトを私は持てませんでした・・・OKランク以上のはずなのですが。しかし二つの曲の演奏盤として総合して素晴らしいランクにしたいですね。

    1 people agree with this review

    Agree with this review

  • 0 people agree with this review
     2009/12/03

    BPOにとって初めてのドヴォルザークの交響曲全集の契機になった1966年録音のクーベリック指揮交響曲第8番(旧4番)で出版がイギリスでなされた為「イギリス」とも曲名がつけられていたものです。演奏は本全集トップを飾ってか大変活き活きした覇気のある・・・クーベリックが単なるローカルに留まらず表現・・・それもインターナショナルなツールを使ってライブに劣らぬ入れ込み様です。タイム的には@9’58A10’19B6’38C8’55であり私が好む演奏盤 セル/CLO(1958年@9’55A10’03B6’20C9’00)、 カラヤン/VPO(1961年@9’53A11’09B6’07C9’35)、ケルテス/LSO(1963年@10’01A9’59B6’00C8’58)とそんなに違いはないのですがオーケストラが全開近く鳴りきってクーベリックに導かれている時間であります。第1楽章序奏から次への駆け込みの勢いでこれから始まるドラマを予感させます。弦のアタックが生々しく又溜めから奔流する流れ、その燃焼追い込みは管楽器と共に拍車がかかります。第2楽章はやや説明的な感じが一時しますが舞曲風メロディでは音の質感の訴えが勝り第3楽章の美しい旋律がつなぎ部分の情緒で効果を上げ最終楽章へのストーリー作りに寄与します。その最終楽章ファンファーレに始まるのですがテンポも微妙に変化させて以降たっぷり揺らせもあり印象的な結びであります(私の聴いたのはやや高い音域と残響が気にはなったのですが些細なことと割り切りました)。1972年収録の新世界交響曲(@9’31A13’04B8’07C11’51)の方は勿論彼もVPO他何回か録音していたのですが第8番ほどのインパクトを私は持てませんでした・・・OKランク以上のはずなのですが。しかし二つの曲の演奏盤として総合して素晴らしいランクにしたいですね。

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • 0 people agree with this review
     2009/12/02

    SKDOとのブラームス第1交響曲はザンデルリンクとの演奏盤で聴いているのですが今回1991年ライブでのブロムシュテット盤が出たというので知人に聴かせてもらいました。第1楽章あのティンパニーから入るスターと・・・決して威圧的ではなくしっとり感も塗せながらブロムシュテット姿勢を展開して行きます。スタジオ録音ではそんなに極度なパーフォーマンスはしない指揮者なのでライブはどうかと思ったのですが基本的には(これは当り前なのですが)その姿勢は同じでした。ライブだから興奮するとかそういった域とは違うのでしょう。ライブたる多少のミスは埼玉県の方のレビューにもありますように問題外でしょう。@16’52A9’13B4’46C17’15というタイムには余裕があります、ただ最終楽章録音の録り方なのかクライマックス近くで楽器の混ざりが単色に聴こえたのは私だけでしょうか・・・。最後のティンパニーの踊らせ具合とかはバッチリで結びのちょっとした「間」もアクセントが効いて良かったです。

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • 0 people agree with this review
     2009/12/02

    基本的にはオペラ指揮者であったサバータは米国ででも活躍し本盤はNYPOを振っての1950年ライブであります。1950年・・・日本で言えば昭和25年・・・まだ私などは就学前で同じ古い演奏録音盤でも自分自身の誕生前と誕生後(特にまだクラシックの「ク」の字も知らなかった時代)の物とでは聴く者として心構えに何か微妙な違いがあり大戦後のライブで集った演奏家、聴衆達も大半今はこの世にいない・・・そして私もやがて・・・そうした思いが感傷的に過ぎるのであります。それはさておき、ブラームスのミルシィティンによる協奏曲はバックはサバータの些か直截なのに対してまだ若かったミルシィティンは艶っぽく充分弾ききっているのがある意味対照的でタイム的には@20’18A9’04B7’48と全体ほんの少し短めとなっています。通常よく聴く第1楽章ヨハヒムカデンツァとは異なるカデンツァが印象に残りました。私の持っている盤はサバータのペースでどんどん進んで行くベートーヴェン「運命」交響曲とのカップリングなのでメンデルスゾーンの方は聴いておりません。OKランクとしておきますね。

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • 0 people agree with this review
     2009/12/02

    現在廃盤なのですが又再発売されるでしょうからコメント入れておきます。グリュミオーのブラームス・ヴァイオリン協奏曲は旧盤1958年ベイヌム/ACOバック演奏のもの(タイムは@22’38A8’44B8’11)がカタログに残っている状態で本盤は後の1971年デービス/NPHOとの共演です。タイム的には私の手元データは@22’54A8’47B8’07と旧盤とほぼ同じですが多分バックの違いで響きは相当異なっている事と思います。本盤、第1楽章ゆったり目にスタート・・・とにかく何かおっとりとした感じでもう少しキリッとした処も見せて欲しい、いくらブラームスにしては幸せな雰囲気の曲でも・・と思いました。しかしカデンツァの慈しむような運びにこの演奏の方向感が分かりかけ以降この楽章の結びまで実に美しいです。当然この調子は殊に第2楽章には適しており続く第3楽章煌びやかさが加わります。果たしてこれでよいのかは別にして難しい表現ではないことが特徴と言えるでしょう。もう一つのブルッフの方は未聴ですので全体OKランクにさせていただきます。

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • 0 people agree with this review
     2009/12/02

    カーゾンはあまりレコード録音には前向きではなかったと聞きますが事モーツァルトのピアノ協奏曲についてはライブも含めて何種類かあるようです。シュナーベルの弟子であった彼の演奏は内面的に追及された端正・品格ある世界を紡ぎ出していきますので表面的なパーフォーマンスとはどうしても無縁になりがちです。私はこの曲集で第23番、27番しか聴いておりませんので全体レビューを言える立場ではありませんが・・・。この二曲については1964年セル/VPOのバックで録り終えていたカーゾンは再度指揮者を違え1967年にケルテス/LSOと第23番(タイムは@11’20A7’04B8’23)をそして第27番は1970年ブリテン/ECOバック(タイムは@14’24A8’59B8’52)で再録しております・・・この辺り録音嫌いな彼の気持ちがもう一つ??(1964年分が気に入らなかったのかな?)・・・、それとこの二つの録音グループ六年の隔たりがあるからなのかバックが(規模をおさえつつ)フルオーケストラと室内楽団になっているのも少しカーゾン側がどう判断したのか?? とは言えと゜ちらもややピアノの音がこじんまりしていて殊に伴奏が強く出過ぎ・・・録音の責?・・・と感ずる部分や時として縦線が怪しい時もありますがカデンツァでのカーゾンのじっくり繊細さも込めての演奏は彼の本質に迫るものを聴かせて貰えるようです。セル伴奏の演奏と聴き比べしたいものですね。とにかく素晴らしい演奏なのですが大半を聴いたわけではありませんので滑り止めでOKランクとさせて下さい。

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • 0 people agree with this review
     2009/12/01

    カーゾンはあまりレコード録音には前向きではなかったと聞きますが事モーツァルトのピアノ協奏曲についてはライブも含めて何種類かあるようです。シュナーベルの弟子であった彼の演奏は内面的に追及された端正・品格ある世界を紡ぎ出していきますので表面的なパーフォーマンスとはどうしても無縁になりがちです。私はこの曲集で第23番、27番しか聴いておりませんので全体レビューを言える立場ではありませんが・・・。この二曲については1964年セル/VPOのバックで録り終えていたカーゾンは再度指揮者を違え1967年にケルテス/LSOと第23番(タイムは@11’20A7’04B8’23)をそして第27番は1970年ブリテン/ECOバック(タイムは@14’24A8’59B8’52)で再録しております・・・この辺り録音嫌いな彼の気持ちがもう一つ??(1964年分が気に入らなかったのかな?)・・・。と゜ちらもややピアノの音がこじんまりしていて殊に伴奏が強く出過ぎ・・・録音の責?・・・と感ずる部分や時として縦線が怪しい時もありますがカデンツァでのカーゾンのじっくり繊細さも込めての演奏は彼の本質に迫るものを聴かせて貰えるようです。セル伴奏の演奏と聴き比べしたいものですね。とにかく素晴らしい演奏なのですが大半を聴いたわけではありませんので滑り止めでOKランクとさせて下さい。

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • 0 people agree with this review
     2009/12/01

    リリングによるバッハ・カンタータシリーズの一枚です。1960年代後半の収録?で本盤BWV4「キリストは死の縄目につながれたし」が8曲で20’17、BWV5「我は何処に逃れ行くべき」は7曲20’10、そしてBWV6「我らと共に留まり給え」が6曲19’00とほぼ三等分の配置であります。リリングのカンタータはリヒターの様に或いは後年のアーノンクール、レオンハルト、コープマンの様にデッサンが厳しくなく微温的なのが特徴でそこにはまってしまうと良いのですが例えばこのCD代表曲BWV4はあの厳粛・生血の出そうなリヒター盤とかもっと前の真摯なK.トーマス盤を聴いた私には少し物足りない感じがしました。大体リリングのバッハ・カンタータで好きなのは陽気な世俗カンタータ辺りで競合盤犇めくBWV4などではリリングの伝えんとする意図を私らの程度ではよく汲み取れないのが歯がゆく自分自身感じております。

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • 0 people agree with this review
     2009/12/01

    ベートーヴェンの三重協奏曲は曲の成り立ちからやや散漫な処もありますが中々冒険的な作でこの曲の収録には以前から演奏家オールスター戦の様相がどの盤でもあり本盤カラヤン、オイストラフ、ロストロヴォービッチ、リヒテル何れも事演奏については煩い面々が火花を散らすより(四者の火花は分かりにくいし・・・)ビジネス面もありとにかく無難に行こうという事でしょう。大体三つの楽器の協奏曲なのですから辿っていく路線は自ずと決まってそう際立ったサプライズはありません。1969年の録音でタイム的には@17’51A5’34B12’58でそう過不足感もありません。ただこの曲自体に対する私の好みからすればポーランドロマン的な第3楽章は冒頭述べた散漫さが特に気にかかりました。他の方のレビューにもある巨匠達の写真については・・・・リヒテルが一部再録を申し出たもののカラヤンは元々のLP盤や一部それを継続したCDジャケット表紙にあるこのCDの四人一緒の写真撮影を時間の関係で優先させたというエピソードも読んだことがあります。なおカラヤンは10年後あのムターやヨー・ヨー・マそれにゼルツァーとこの曲を再録して多分カラヤンにとっては自己ペースで演奏できたのでは?(@17’52A5’47B12’38とほぼ同じタイムで要はぶれ様のない曲だということです)一方のブラームスは未聴ですが多分こちらの方が聴き応えありそうですね。どちらも何か受賞しているとの事ですが曲好み程度と未聴分もありますのでOKランクとさせて下さい。

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • 0 people agree with this review
     2009/12/01

    現在この合唱曲を集めたメサイア抜粋盤は廃盤とのことですがそれは仕方ないと思います。こうした長大な宗教曲を抜粋で聴くというのは辛抱も必要ですがやはり本来全曲で行くべきなのでしょう・・・別に全曲盤がありますので本件については先ず安心カナ?かく言う私もよく抜粋版でこの種の曲を聴いた気になったものですが・・・。さて本盤1996年録音のものでマクリーシュが後年バッハ「復活祭オラトリオ」「マニフィカート」を2000年に、「マタイ受難曲」を2002年に吹き込んだ折の合唱部分スタイルとは異として所謂本当の合唱スタイルを採用していた頃の演奏です(バッハのものはリフキン監修の影響があったのでしょう・・・)。ヘンデル「メサイア」の合唱が次から次へとそれも幾分速い演奏テンポで出てくる忙しさはありますが私は特に2000年収録のバッハの先述の二つの曲よりは聴きやすく思いました。その速いテンポもワンパターンではなく微妙な色合いがあることと合唱が揃っているとも言うのでしょう・・・当り前の話なのですが・・・。私はこの抜粋盤しか聴いていないので是非全曲盤にも余裕を作ってチャレンジしたくは思っております。

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • 0 people agree with this review
     2009/11/30

    ベートーヴェンの三重協奏曲は曲の成り立ちからやや散漫な処もありますが中々冒険的な作でこの曲の収録には以前から演奏家オールスター戦の様相がどの盤でもあり本盤カラヤン、オイストラフ、ロストロヴォービッチ、リヒテル何れも事演奏については煩い面々が火花を散らすより(四者の火花は分かりにくいし・・・)ビジネス面もありとにかく無難に行こうという事でしょう。大体三つの楽器の協奏曲なのですから辿っていく路線は自ずと決まってそう際立ったサプライズはありません。1969年の録音でタイム的には@17’51A5’34B12’58でそう過不足感もありません。ただこの曲自体に対する私の好みからすればポーランドロマン的な第3楽章は冒頭述べた散漫さが特に気にかかりました。リヒテルが一部再録を申し出たもののカラヤンはこのCDの四人一緒の写真撮影を優先させたというエピソードも読んだことがあります。なおカラヤンは10年後あのムターやヨー・ヨー・マそれにゼルツァーとこの曲を再録して多分カラヤンにとっては自己ペースで演奏できたのでは?(@17’52A5’47B12’38とほぼ同じタイムで要はぶれ様のない曲だということです)一方のブラームスは未聴ですが多分こちらの方が聴き応えありそうですね。どちらも何か受賞しているとの事ですが未聴分もありますのでOKランクとさせて下さい。

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • 1 people agree with this review
     2009/11/30

    ブラームスのダブル協奏曲はオイストラフ、フルニエという巨匠を迎えた名盤(タイムは@16’03A8’08B8’25)でベーシックな位置を占めています。本盤1956年収録後以降夫々再録はビジネスの常。本盤ブラームスは堅牢な演奏なのですが余り巨匠?過ぎて手に余る感じ・・バックのガリエラも含めほぼ彼ら三人同世代で感覚相通じる面とフト本音のたわみが感じられるのも面白いです。1958年収録のベートーベンのトリプル協奏曲はソ連の三人とサージャントの指揮によるもので結構サージャントの懐深いバックが印象的凡庸?な作品をアップさせた出来上がり(タイムは@16’55A〜B17’28)。この二つの曲はオールスター戦の色合いが強い盤が多く本盤も例外ではありませんが比較的まだ全体としてのまとまり具合はマシな方・・・そうオールスター故の欠陥が少ない様に思え素晴らしいランクとします(私はLP盤ですが・・・)。

    1 people agree with this review

    Agree with this review

  • 8 people agree with this review
     2009/11/30

    モーツァルト後期交響曲をカラヤンはEMIに1970年、DGで1975〜1977年何れもBPOを振って収録しています・・・前者は豪華なと言う印象らしいのですが後者はより締まったサウンドが楽しめそれは一に演奏アプローチの違いというより録音場所の違い(前者は教会、後者はフィルハーモニーホール)から来るものらしいのです。勿論それ以前、以後でも録音が何回かされていますがこの1970年代の演奏はカラヤンのモーツァルトに全幅の信頼を置く私にとって頼もしい限りです。私はLP盤でDG収録の第38,39番を聴いていたのですが期待通りというかもう当然の如くはまってしまっているほどです。先ず第38番タイム的には@10’16A8’56B5’30とややゆったり目に進めており特に第1楽章の流麗さに比して第3楽章の小股の切れたような演奏、そして第39番(@8’09A8’10B4’05C4’01)では華やかな序奏が印象的だし弾むような第3楽章に続く抜け切ったように堂々たる終楽章・・・カラヤンの上手さが腹に染み渡ります。これ以降の演奏ではこの域には最早届かぬ状況になりつつあったのではないでしょうか。他の交響曲はまだ充分聴いておらず若干無責任になりますが先ず間違いないということで最高ランクに置きたいのです・・・。このDG盤にもいろんな版があり価格、仕様などチョイス出来るのもいいですね。

    8 people agree with this review

    Agree with this review

  • 0 people agree with this review
     2009/11/29

    ピノックの演奏盤(確か「水上の音楽」他)は最初聴いた時無理な運びをせず爽やかさが残る印象があり今もそれは私の中では変わらないようです。以前のミュンヒンガー、パイヤール、レーデル、リヒター時代のバロックの響きから現在のバロック音楽演奏における古楽器の響きへ橋渡しする位置付けでもあるピノックは1980年代前半に録った特にヘンデルの曲に同じイギリスに根ざす者として自信のある演奏を展開し確かに成功した様に私には思えます。本盤そのヘンデルのいろんな協奏曲を集めたバラエティに富んだ内容で楽しめました。色彩感豊かなプレストンのオルガンや節度を保ちつつ新規な面の意欲を見せるホリガーのハープ(正直カデンッアは少し物足りなく思いましたが・・・)、そして哀愁溢れるオーボエの音色などとにかく素晴らしいです。このオーボエ協奏曲については私は地元のテレマン・アンサンブルがリーダー延原のオーボエでの演奏CDも聴いているのですが抜きん出た技術ではなくとも音楽の何たるやを教えてくれたことを付記しておきます。本盤は素晴らしいランクとさせていただきます。

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • 2 people agree with this review
     2009/11/29

    1954年・・・昭和29年カラヤン単身来日でNHKSOを振ったライブ・モノラル録音で今となっては楽団にとっても聴衆にとっても大変貴重な経験であり記録であります。当時この「悲愴」交響曲の他に滞在約40日の間での主な演奏交響曲はベートーヴェン交響曲第5,9番、ブラームス交響曲第1番、プロコフィエフ古典交響曲等でありますが彼の録音回数として数多い「悲愴」は興味深かったです・・・単にNHKSOを指揮していることも含めて。さてここで注目したいのは先ずタイム的なことで他の演奏盤でカラヤンの「悲愴」演奏タイムについては触れたので詳細は割愛しますがこのNHKSO演奏盤のタイム@19’17A8’51B8’41C10’09はほとんど以降の主たる演奏盤とブレが少ないということで本盤解説にはカラヤンの体内時計でのテンポの正確さについて書いてあります。さて拍手に始まるわけですが第1楽章での録音の仕方にもよるのでしょう・・特にティンパニーの音の捉え方がはっきりしており曲のメリハリ縁取りを鮮やかにしています。第2楽章では途中段落で多少テンポペースを落して変化つけ第3楽章でのティンパニーは先と同じですが全奏の時の音があまりサウンドしないのは仕方ないとは思っても少し頼りなく最終楽章出だしちょつと怪しい向きもチラッ?・・・しかしすぐ戻して最後のクライマックス抉りがあまりきつくないのも意外でした・・・最後の沈殿していくラストは間も差し入れてペースを落してゆっくりと。即拍手は日本らしいと思います。なお、本音源はTV放送記録とのことで繰り返しますが貴重なものですが他のカラヤン盤と比して音色も込めての演奏は好みからだとOKランクです。

    2 people agree with this review

    Agree with this review

Showing 1756 - 1770 of 2357 items