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ジュリーニ&BPOライヴ第3弾4タイトル

Tuesday, June 14th 2011

テスタメント・レーベル テンシュテットやバルビローリ、カラヤン、セル、クレンペラーなど、ベルリン・フィルのライヴ音源をCD化して好評のテスタメントによるジュリーニのライヴ・シリーズ第1弾3タイトル、第2弾3タイトルに続き、第3弾4タイトルが登場します。

【本拠地でのステレオ録音】
今回の演奏は、すべてベルリン・フィルの本拠地であるフィルハーモニーでの演奏会を収録したものです。ドイチュラントフンク(現ドイチュラントラジオ[DeuschlandRadio])がレコーディングした正規音源を使用し、明晰なステレオ・サウンドに仕上げられているということです。

JSBT28462
ハイドン『驚愕』、マーラー『巨人』(2CD)
ジュリーニ&ベルリン・フィル
国内プレス&日本語解説書付


ジュリーニのマーラー交響曲第1番は、シカゴ響と1971年にセッション録音したものが有名ですが、今回登場するベルリン・フィルとのライヴ録音はその5年後となる1976年の演奏。
 組み合わせのハイドン交響曲第94番には、EMIのフィルハーモニア管との1956年のセッション録音があったほか、バイエルン放送響との1979年のライヴ録音もあり、どちらも気持ちのこもった良い演奏でした。  1976年のジュリーニといえば、シカゴ響とのマーラー9番やブルックナー9番、ドヴォルザーク9番、シューベルト9番、ムソルグスキーの展覧会の絵といった名盤量産の絶好調ぶりでも知られており、このベルリン・フィルとの共演も非常に期待されるところです。
 また、この時期のベルリン・フィルは、カラヤンが前年12月に椎間板手術のためチューリヒ州立病院に入院したこともあって3月の復帰まで客演でしのいでいたこともあり、楽員のジュリーニへの期待も大きかったものと思われます。(HMV)

【収録情報】
・ハイドン:交響曲第94番ト長調 Hob.I:94『驚愕』
・マーラー:交響曲第1番ニ長調『巨人』

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)

 録音時期:1976年2月-3月
 録音場所:ベルリン、フィルハーモニー
 録音方式:ステレオ(ライヴ
JSBT8463
シューベルト:交響曲第8番『未完成』、第9番『グレート』
ジュリーニ&ベルリン・フィル
国内プレス&日本語解説書付


1970年代のジュリーニの演奏には、イン・テンポによるがっちりとした巨大な枠組みの中で、重厚なカンタービレを聴かせるという傾向がありましたが、その中で最も徹底したカンタービレへの傾斜をみせたことで知られるのが1977年シカゴ響との『グレート』でした。
 そのセッション録音の3ヶ月前にライヴ録音されたのが、今回登場するベルリン・フィルとの演奏で、第1楽章の演奏時間はシカゴ響よりも10秒ほど長くなっています。なのでもしかするとあの重厚なレガートをベルリン・フィル・サウンドで聴くことができるかも知れません。(HMV)

【収録情報】
シューベルト:
・交響曲第8番ロ単調 D.759『未完成』
・交響曲第9番ハ長調 D.944

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)

 録音時期:1977年1月
 録音場所:ベルリン、フィルハーモニー
 録音方式:ステレオ(ライヴ)
JSBT8464
ムソルグスキー:『展覧会の絵』、ヴェーベルン:6つの小品
ジュリーニ&ベルリン・フィル
国内プレス&日本語解説書付


ジュリーニは『展覧会の絵』を得意とし、1976年には有名なシカゴ響との録音もおこなっていましたが、今回のベルリン・フィル盤はその翌年の演奏。実演ということもあってか演奏時間が短くなっており、また同じベルリン・フィルとの1990年のセッション録音とは3分以上も違うなど、パワーがみなぎっていた時代のジュリーニならではの演奏が期待されます。
 組み合わせは1970年代のジュリーニが実演でときおり指揮していたヴェーベルンの「6つの小品」。1909年に完成されたこの作品は、1922年にオーケストレーションされた『展覧会の絵』とは対照的なスタイルを持っていますが、ベルリン・フィルはこの曲をカラヤンと1974年に録音しており、見事な演奏を聴かせていたばかりだったのでこちらも期待できるところです。(HMV)

【収録情報】
・ヴェーベルン:管弦楽のための6つの小品 op.6
・ムソルグスキー/ラヴェル編:組曲『展覧会の絵』

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)

 録音時期:1977年7月17日、18日
 録音場所:ベルリン、フィルハーモニー
 録音方式:ステレオ(ライヴ)
JSBT8465
マーラー:『大地の歌』
ジュリーニ&ベルリン・フィル、ファスベンダー、アライサ
国内プレス&日本語解説書付


1984年2月に実施されたドイツグラモフォンのセッション録音の直前におこなわれたコンサートのライヴ録音。ホールもソリストもオーケストラも同じなので、セッション録音とどういった違いがあるか注目されるところです。

【演奏時間】
コンサート日程は2月14日と15日、セッション録音日程は2月15日から17日と、ほぼ同じ時期、同じホールにも関わらず、演奏時間がけっこう違っており、特に第2楽章と第4楽章、第6楽章の女声楽章での差が顕著となっているのがポイント(なお、トラック値には楽曲と余白が含まれるので、多くの場合、実測値よりも長めになっています)。
 08:28+08:53+03:25+07:06+04:35+28:50=61:17(ライヴ/トラック値)
 08:31+09:43+03:17+07:33+04:16+30:21=63:41(セッション/実測値)
 セッション録音と同じ時期、同じホールのライヴ録音でも、特に冬場などは客席の吸音要素が強まることもあってか、残響の減少の影響により、多くの録音で実演の方が速めのテンポになっていますが、今回は、より抒情的な女声楽章で差が顕著ということなので、そうした物理的な違いだけが要因の差ということでもないようなのが興味深いところです。

【好評の現地評】
この演奏について、ベルリンのモルゲンポスト紙のクラウス・ガイテルは次のように述べています。
「外側に半分伸ばした腕に指揮棒を垂直に持つ姿はさながら、芸術における預言者のようだった。そうして、音楽創造の内なる情熱を求め続けるかに思えた。これこそが、音楽家の最も自然な姿といえよう。奇をてらうことも、音楽そのものの意志を曲げることもない。」(添付日本語解説書より)

【大地の歌】
壮大壮麗な『千人の交響曲』を完成させたマーラーが次に向かったのは、前作とはまったく異なる「異国趣味」の世界でした。
 きっかけは友人から贈られた一冊の詩集『中国の笛』。これはハンス・ベートゲが、ハンス・ハイルマンによるドイツ語訳『中国叙情詩集』から選んだ詩を編みなおしたドイツ語詩集で、そのハイルマンの『中国叙情詩集』そのものも、フランス語や英語に訳された漢詩が元ネタになっているものもあるという具合でした。
 さらに、ベートゲはそれらの漢詩の一部の「情景」を「人間」に置き換えるなどヨーロッパ的なわかりやすいドラマ性を持ち込んだりし、さらにマーラーはそういった複数の詩をつないでしまったり、最後には自分のテキストを追加したりした結果、元来の包括的な陰陽二元論的世界は、西欧的でシンプルな二元論の世界へと読み替えられ、原詩の世界とは遠くかけ離れてしまった面もあるようです。
 もっとも、当時の欧州で流行をみせていたシノワズリーやジャポニズムといったオリエンタリズムそのものが、概して対象とした文化の表層のみを模倣し、それをヨーロッパ的な嗜好で換骨奪胎したうえで受容し、楽しんでいたものであったことを考えれば、『大地の歌』に取り込まれた「中国の詩」「中国風な詩」「中国風な旋律やリズム」といった諸要素も、様々な「引用」をおこなってきたマーラーにとっては、作品創造のいちプロセスに過ぎなかったのかもしれません。
 しかし、実際のところ、この作品から感じられる東洋・西洋ないまぜになった独特の雰囲気、日常性の中に穏やかな達観が織り込まれたテキストの魅力にはやはり抗いがたいものがあり、マーラーとしてもその魅力をなんとか自身の音楽に盛り込みたかったのではないでしょうか。
 ともかく、この歌曲とも交響曲ともつかないマーラーの『大地の歌』が書かれたとき、まだマーラーは40代であり、メトロポリタン・オペラにも招かれ、翌年にはニューヨーク・フィルの指揮者になることも決まっており、新天地への期待に胸がふくらんでいる時期でもあったのです。(HMV)

【収録情報】
・マーラー:『大地の歌』

 ブリギッテ・ファスベンダー(メゾ・ソプラノ)
 フランシスコ・アライサ(テノール)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)

 録音時期:1984年2月
 録音場所:ベルリン、フィルハーモニー
 録音方式:ステレオ(ライヴ)
【ジュリーニの言葉】
ベルリン・フィルとの10年間の活動を振り返って、ジュリーニは素晴らしかったと語っている。
「ベルリン・フィルが世界の音楽界において卓越した地位を占めていることは誰もが知るところです。このオーケストラは素晴らしい個性を持ち、私は彼らと共に音楽を作り上げる幸運に恵まれました」
 このインタビューを行った時点ですでに、ジュリーニが指揮するオーケストラの数は多くなかった。
「共演するオーケストラとは互いに良く知り合っています。オケからオケへと転々とはしません。演奏者とは音楽的にとどまらず、人間的にも関係を築きます。互いに親しくなることはとても重要なのです」
 音楽を紡ぎだす醍醐味は何かという質問はジュリーニにとっての聖句を引き出した。
「音楽は偉大な奇跡であり神秘。たった一つの音符でさえ奇跡と神秘を秘めているのです。その音符は突如現れ、生まれた瞬間に去っていってしまう。指揮していようと、演奏者として音を出していようと音楽に関るすべてに魅了されるのです」
 多くのスタジオ録音も残したジュリーニであるが、レコーディングに関しては常に懐疑的であった。1979年にドイツの定期刊行誌「Fono Forum」の取材でインタビューを行った際、ジュリーニは
「ある作品を録音するのは、その曲が私の中で熟成し、私の経験に照らしそれができると思えた時です。事を急いではなりません」
と語っている。また、(スタジオ録音よりも)コンサートホールやオペラハウスにおける演奏が好ましいとも述べている。録音には完全性という利点があるものの、この強みが障害に転じぬように用心しなければならない。
「完全性を目指せば、生きた演奏が失われるリスクを冒すことになります。演奏の自然な息づかいやコンサートホールの聴衆との密着性が失われるのです。聴衆の反応がない録音においては、生きた演奏と緊張感に特に注意を払う必要があることは言うまでもありません」
 同じインタビューにおいて、ジュリーニは指揮者の役割についても語っている。自身を主役ではなく、他の演奏者と共に音楽を作り出す楽器を持たない演奏者と捉えていた。指揮者は指令塔として100人もの演奏者に向き合う時、傲慢になったり自信過剰に陥るきらいはないのかという問いに対して、ジュリーニは何のてらいもなく次のように答えた。
「モーツァルトやベートーヴェン、バッハといった、この世界と人類を豊かにしてくれた天才たちと対峙していること、そして自分は愛と献身を持ってこうした天才たちに仕える一人の人間に過ぎないことを思い知っていれば、そうした了見は無意味になるのです。また私は自分自身を指揮者という突出した存在と考えたことはありません。私は一人の演奏者です。若い時にはオーケストラの団員として随分演奏し、カルテットのヴィオラも弾きました。常に私は演奏者の中の一員であり、輪の外に一人で立っているのではないと考えてきました」
【ジュリーニ・プロフィール】
美しい名前と洗練された容姿、そしてヒューマンな人格の持ち主だった稀有の名指揮者、カルロ・マリア・ジュリーニは、1914年5月9日、南イタリアのヴェローナ近郊、バルレッタという都市に、北イタリア出身の裕福な両親の息子として誕生しました。
 ジュリーニは5歳のときに旅回りのヴァイオリン弾きに魅せられ、父親にねだってヴァイオリンの学習を始めます。地元の音楽学校に学んだ後、1930年にローマの聖チェチーリア音楽院に入学、ヴィオラと作曲を専攻。在学中から同音楽院管弦楽団のヴィオラ奏者も務め、ブルーノ・ワルターオットー・クレンペラーヴィルヘルム・フルトヴェングラーといった名指揮者たちのもとでの演奏を経験。卒業後、聖チェチーリア国立アカデミーで指揮法をベルナルディーノ・モリナーリに師事し、指揮者への道を志すこととなります。

【1940年代】
 第二次世界大戦中の1942年、ローマで知り合った実業家の娘、マルチェッラ・デ・ジローラミと結婚。その後、イタリア陸軍に従軍し、パルチザン掃討のためクロアチアに赴きますが、そこでの経験が彼を平和主義者に変え、強固な反ファシストの考えのもと、ローマに戻ったのちに軍隊から離脱、ポスターなどで手配されるものの、妻の叔父の家にある秘密の部屋に9ヶ月間潜伏して終戦を迎えます。
 その後、ローマが開放された1944年6月、記念演奏会で聖チェチーリア音楽院管弦楽団を指揮してデビュー。ブラームスの交響曲第4番ほかを指揮した公演は大成功を収め、プレヴィターリの後任として、ローマ・イタリア放送交響楽団の指揮者に起用されます。
 1946年、ローマ・イタリア放送交響楽団の音楽監督に就任。
 1949年、7月にマリピエロ、ミヨー、ペトラッシの作品をローマ・イタリア放送交響楽団と演奏。

【1950年代】
 1950年、ミラノ・イタリア放送交響楽団に移ります。この頃からヨーロッパ各地の音楽祭を中心とした客演活動を盛んにおこなうようになります。
 1951年、ミケランジェリとモーツァルトのピアノ協奏曲で共演、さらにミラノ・イタリア放送交響楽団との演奏会形式オペラ上演では『アッティラ』『二人のフォスカリ』『ブルスキーノ氏』を取り上げています。また、ジュリーニの指揮したハイドンの『月の世界』を聴いたトスカニーニが演奏を絶賛、これを機にトスカニーニから指揮について教えを受けてもいます。
 1952年、スカラ座にデビュー、この年にはジュリーニ初のレコーディング・セッションとなるケルビーニのレクイエムをEMIに録音。
 1953年、フランクフルトで、ヘッセン放送管弦楽団(現フランクフルト放送交響楽団)に客演してグリュミオーのヴァイオリン独奏でメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を指揮。同年12月7日には、スカラ座のシーズン初日でカタラーニの『ワリー』をテバルディの主役で上演し成功を収めます。
 1954年、ヴィクトル・デ・サーバタの後任として、スカラ座首席指揮者に就任し、ロッシーニ『セビーリャの理髪師』『シンデレラ』、ヴェーバー『オイリアンテ』グルック『アルチェステ』などを指揮。
 1955年、セッションでロッシーニ『アルジェのイタリア女』、ペルゴレージの『奥様女中』をEMIに録音。さらにフィルハーモニア管弦楽団を指揮してヴィヴァルディの『四季』をEMIに録音。オペラ上演では、5月28日のマリア・カラスとの『椿姫』が話題になったほか、グラインドボーンに客演した際の『ファルスタッフ』も大評判となります。
 1956年、スカラ座首席指揮者を辞任。フィルハーモニア管弦楽団とのレコーディング・セッションに熱心に取り組み、ビゼーの『子供の遊び』、チャイコフスキーの交響曲第2番『小ロシア』、ストラヴィンスキーの『火の鳥』、ムソルグスキー『禿山の一夜』、ラヴェル『マ・メール・ロワ』、ボッケリーニ:シンフォニア、ハイドン:交響曲第94番『驚愕』などをEMIに録音。オペラ上演では、1月29日、スカラ座でのマリア・カラスとの『椿姫』や、同じくスカラ座で2月16日におこなわれた『セビーリャの理髪師』などがありました。
 1957年、フィルハーモニア管弦楽団を指揮して、名演の誉れ高いフランクの交響曲ニ短調を録音。同じ7月にファリャの『三角帽子』も収録され、9月にはシュタルケルとのシューマンのチェロ協奏曲とサンーサーンスの第1番を録音します。
 1958年、フィルハーモニア管弦楽団を指揮して、シューマンの交響曲第3番『ライン』[マーラー版]&『マンフレッド』、ラヴェルの『ダフニスとクロエ』第2組曲ほかをセッション・レコーディング。オペラ上演では、ロイヤル・オペラ100周年記念上演をヴィスコンティの演出による『ドン・カルロ』で指揮して評判となります。
 1959年、フィルハーモニア管弦楽団を指揮して、『フィガロの結婚』全曲、『ドン・ジョヴァンニ』全曲、チャイコフスキー:交響曲第6番『悲愴』ロッシーニ:序曲集をセッション録音。

【1960年代】
 1960年、フィルハーモニア管弦楽団を指揮して、ブラームスのピアノ協奏曲第1番をセッション録音。ピアノ独奏はクラウディオ・アラウ。また、トリノでは、モーツァルトの40&41番を指揮しています。オペラでは、コヴェントガーデンにて『セビーリャの理髪師』を上演。

 1961年、フィルハーモニア管弦楽団を指揮して、ドヴォルザークの交響曲第9番『新世界より』、ブラームス:ハイドン変奏曲をセッション録音。コンサートでは、同じくフィルハーモニア管と、『悲愴』『展覧会の絵』チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番(ルービンシュタイン)ショパンのピアノ協奏曲第2番(ルービンシュタイン)などを演奏。オペラでは、コヴェントガーデンにてヴェルディの『ファルスタッフ』を上演。
 1962年、フィルハーモニア管弦楽団を指揮して、名高いドビュッシー:海、夜想曲、ブラームスの交響曲第1番、第2番、第3番、ピアノ協奏曲第2番(ピアノ独奏はクラウディオ・アラウ)、悲劇的序曲、ドヴォルザーク:交響曲第8番などをセッション録音。コンサートでは、ブラームスの交響曲第2番とヴェルディ聖歌四篇ほかをとりあげたボストン響への客演がありました。
 1963年、コンセルトヘボウに客演して、ヴェルディの『ファルスタッフ』を演奏会形式上演。フィルハーモニア管弦楽団とのコンサートでは、ヴェルディのレクイエムや、ドヴォルザークの交響曲第8番を演奏。
 1964年、フィルハーモニア管弦楽団を指揮して、ヴェルディのレクイエムをセッション録音し、さらにロイヤル・フェスティヴァル・ホールでのコンサートでも演奏。また、TV放送コンサートで、モーツァルトの40番と、ムソルグスキーの展覧会の絵、ファリャの三角帽子を演奏。オペラでは、コヴェントガーデンにて、ヴィスコンティ演出によりヴェルディの『トロヴァトーレ』を上演。
 1965年、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団を指揮してモーツァルトの交響曲第40&41番を、デッカにセッション録音。オペラではローマで『セビーリャの理髪師』を上演。また、ミラノでは、ハイドンの交響曲第104番とモーツァルトの交響曲第40&41番を指揮しています。
 1966年、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団を指揮してラヴェルの『亡き王女のためのパヴァーヌ』と『スペイン狂詩曲』を、EMIにセッション録音。コンサートでは、同じくニュー・フィルハーモニア管とベートーヴェン『ミサ・ソレムニス』、モーツァルトのレクイエムを演奏。オペラでは、ローマとフィレンツェで『リゴレット』を上演しています。
 1967年、シカゴ交響楽団を指揮してシューマンのピアノ協奏曲(ルービンシュタイン)をRCAにセッション録音。コンサートでは、同じくシカゴ交響楽団とドヴォルザーク交響曲第7番、ブラームス交響曲第2番、モーツァルト交響曲第39番、ケルビーニ:レクイエムなどを演奏したほか、ローマで、モーツァルトのグラン・パルティータ、シューベルトの交響曲第4番、ロッシーニのスターバト・マーテルをとりあげています。オペラでは、コヴェントガーデンにてヴェルディの『椿姫』を上演。
 1968年、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団を指揮してブラームスの4番、ベートーヴェンの田園、エグモントを、EMIにセッション録音。コンサートでは、セント・ポール大聖堂でのベートーヴェン:ミサ・ソレムニスのほか、エジンバラで、シューベルトのミサ曲第6番交響曲第4番を演奏。この年、シカゴ交響楽団首席客演指揮者に任命されます。
 1969年、シカゴ交響楽団を指揮してブラームスの交響曲第4番、ストラヴィンスキーのペトルーシュカ、火の鳥、ベルリオーズ『ロメオとジュリエット』抜粋をEMIにセッション録音。コンサートでは、ボストン交響楽団に客演して、シューベルトの交響曲第4番、ブラームスの交響曲第4番、ムソルグスキーの展覧会の絵、ハイドンの交響曲第94番などを演奏したほか、ロイヤル・アルバート・ホールで、ブリテン:戦争レクイエムを、ローマでベートーヴェンのミサ・ソレムニスをとりあげています。

【1970年代】
 1970年、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮してベートーヴェンのハ長調ミサを、ロイヤル・オペラを率いてヴェルディの『ドン・カルロ』をEMIにセッション録音。オペラでは、ローマでモーツァルトの『ドン・ジョヴァンニ』を演奏会形式で上演。
 1971年、シカゴ交響楽団を指揮してベートーヴェンの交響曲第7番、マーラーの交響曲第1番をEMIにセッション録音。
 1972年、ロンドン交響楽団を指揮してベートーヴェンの交響曲第8番、第9番をEMIにセッション録音。コンサートでは、セント・ポール大聖堂でのバッハ:ロ短調ミサが話題に。
 1973年、ロンドン交響楽団を指揮してブラームスのピアノ協奏曲第1番(ワイセンベルク)をEMIにセッション録音。コンサートでは、チェコ・フィルにベートーヴェンの第九で客演。この年、ウィーン交響楽団の首席客演指揮者に任命されます。
 1974年、ウィーン交響楽団を指揮してブルックナーの交響曲第2番をEMIにセッション録音。ほかにウィーン交響楽団とのセッションとしては、放送用のスタジオ録音で、J.シュトラウスの『皇帝円舞曲』がありました。コンサートでは、ボストン交響楽団に客演して、ブルックナーの交響曲第2番、ヒンデミット:画家マティス、ヴィヴァルディ:四季、ヴェーベルン:パッサカリア、ロッシーニ:スターバト・マーテルを演奏、ニューヨーク・フィルではブルックナーの交響曲第9番、チャイコフスキーの交響曲第2番、モーツァルトの交響曲第38番、ブラームスのピアノ協奏曲第1番(フィルクシュニー)を指揮しています。
 1976年、シカゴ交響楽団を指揮して『展覧会の絵』をドイツ・グラモフォンに録音、以降、シカゴ響とのコンビで、マーラーの交響曲第9番シューベルトの交響曲第9番ドヴォルザークの第9番『新世界より』を相次いでレコーディング、EMIからのブルックナーの交響曲第9番と併せて大きな話題となりました。
 1978年、ロスアンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督に就任、直後に録音したベートーヴェンの交響曲第3番『英雄』は、そのユニークなアプローチで注目を集めました。ロス・フィルとはその後もベートーヴェン『運命』、シューマン『ライン』チャイコフスキー『悲愴』ブラームス:交響曲第1番等を次々とレコーディングしています。
 1979年には9年ぶりのオペラ録音となるヴェルディの『リゴレット』を、ウィーン・フィル、カプッチッリ、ドミンゴなど豪華なメンバーでレコーディング、絶賛を浴びています。

【1980年代】
 1982年、ロス・フィルとのヴェルディ:『ファルスタッフ』で、実際の舞台上演としては十数年ぶりにオペラを指揮、ロスアンジェルスとロンドンで公演をおこなっています。この時期にはロンドン夏の名物「プロムス」にも登場、ブルックナーの交響曲第7番、同じくブルックナーの交響曲第8番で2年連続で指揮台に立っています。
 1984年、夫人の病気のためロスアンジェルス・フィルの音楽監督を辞任、以降はヨーロッパに活動を限定して、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団バイエルン放送交響楽団など選り抜きの名門オーケストラに客演、それらの公演の多くはライヴ収録(または公演前後のセッション)されてドイツ・グラモフォンから、1989年以降はソニーからリリースされています。また、スカラ座フィルを指揮したベートーヴェン交響曲ツィクルスも話題を呼びました。

【1990年代】
 80年代後半に引き続き、限られた名門オケへの客演活動を継続しますが、夫人の病状の悪化にともなって、その回数を徐々に減らしてゆきます。
 1990年、ウィーン市の名誉ゴールド・メダルと、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の名誉リングを授与されます。
 1991年12月5日、モーツァルト200回忌のための「レクイエム」を、法王ヨハネ・パウロ2世臨席のもとヴァチカンにおいて指揮。
 1994年には、ロシアのサンクトペテルブルグ・フィルハーモニー管弦楽団へ客演、ブラームスの交響曲第2番と第4番を指揮して大成功を収めています。
 1995年、マルチェラ夫人が死去。指揮活動が激減します。
 1998年10月、すべての公的活動からの引退を表明。以後、若い音楽家たちの指導に当たることがあったとされていますが、指揮台に立つことはついにありませんでした。
 2005年6月14日、イタリア北部のブレシアにて逝去。享年91歳でした。

SymphoniesLatest Items / Tickets Information

* Point ratios listed below are the case
for Bronze / Gold / Platinum Stage.  

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Sym, 1, : Giulini / Bpo +haydn: Sym, 94, (1976)

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Sym, 1, : Giulini / Bpo +haydn: Sym, 94, (1976)

Mahler (1860-1911)

User Review :4 points (2 reviews) ★★★★☆

Price (tax incl.): ¥3,740
Member Price
(tax incl.): ¥3,254

Release Date:19/July/2011

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Sym, 8, 9, : Giulini / Bpo (1977)

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Sym, 8, 9, : Giulini / Bpo (1977)

Schubert (1797-1828)

User Review :4.5 points (3 reviews) ★★★★★

Price (tax incl.): ¥2,640
Member Price
(tax incl.): ¥2,297

Release Date:19/July/2011

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Pictures At An Exhibition: Giulini / Bpo +webern (1977)

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Pictures At An Exhibition: Giulini / Bpo +webern (1977)

Mussorgsky, Modest (1839-1881)

User Review :4.5 points (2 reviews) ★★★★★

Price (tax incl.): ¥2,640
Member Price
(tax incl.): ¥2,297

Release Date:19/July/2011

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Das Lied Von Der Erde: Giulini / Bpo Araiza Fassbaender (1984)

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Das Lied Von Der Erde: Giulini / Bpo Araiza Fassbaender (1984)

Mahler (1860-1911)

User Review :4.5 points (3 reviews) ★★★★★

Price (tax incl.): ¥2,640
Member Price
(tax incl.): ¥2,297

Release Date:19/July/2011

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