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ピアノ作品集 レビュー一覧 5ページ目

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商品ユーザーレビュー

1734件
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  • 東京ライヴは歳はバレるが幼少時生で聞いていたので、...

    投稿日:2022/09/22

    東京ライヴは歳はバレるが幼少時生で聞いていたので、大変懐かしく感じた。厳密にはこの数日前に札幌で聞いて、その後これがNHKで流れていた時、札幌では弾いてなかったショパンのマズルカをアンコール二曲目で弾いていたので、「アルゲリッチのケチ」と思ったものであった。ショパン前奏曲はレコードがあったから別にいいのだが、ベートーヴェンとバルトークは類似する演奏は全くないアルゲリッチ独特のものであった。過去海賊盤は出ていたが、このようにHMVでも堂々と売れる形で出たのは非常に喜ばしい。録音も高域は出ていなく、前奏曲冒頭に大々的ドロップアウトがあったりするが、一応ステレオで概ね音も悪くない。併録のシューマンもコルド・ワルシャワフィルほどの精度は無いが、ノイマンの堅固でさっぱりした伴奏に乗って悪くない。ステレオだがこれだけは拍手無し。デュトワとのチャイコはモノで音が冴えない上に、スタジオ録音の立派なものがあるため、これはあっても無くてもいい感じ。東京リサイタルだけで二枚分の金の価値はありそう。

    ぬぬぬ さん

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  • 「ベスト・オブ・ミニマル・ピアノ・ミュージック」と...

    投稿日:2022/09/19

    「ベスト・オブ・ミニマル・ピアノ・ミュージック」となっているが、内容としては、ミニマルの分野だけでなく、サティ、ナイマン、坂本龍一なども含まれている。ムードミュージックのような曲もある。演奏が少しゆったりめなこともあるが、ガチなミニマリズムのアルバムというよりは、イージーリスニング向きな感じである。これはこれでそういうアルバムだと割り切れば普段鳴らしておく用途として邪魔にはならない。録音は2006から2020年で、音質は特に問題ない。

    saitaman さん

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  • Bagatelle−ささいなもの、取るに足らないもの。しか...

    投稿日:2022/08/17

    Bagatelle−ささいなもの、取るに足らないもの。しかしその中に実は大切なものが隠れている。このディスクを聴いて、私はそのように感じた。小曲集のセットだが、大曲に引けを取らない内容。浅学の私が偉そうに講釈ぶつより、演奏者がライナーノートに綴った言葉を引用すればこのディスクの内容を判ってもらえる気がする。「Bagatelle−ささいなもの、取るに足らないもの。取るに足らない時間の連なりである人生の中に、音楽はふと、現れる。」

    うーつん さん

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  • 人生、音楽、そして文化の黄昏に思いをはせる一枚。若...

    投稿日:2022/08/17

    人生、音楽、そして文化の黄昏に思いをはせる一枚。若さの中にも黄昏の萌芽はあるのか、若さゆえの感傷に黄昏の要素が含まれるのか、いずれにしても若きブラームスのソナタが雄大に鳴り始めた瞬間から黄昏への歩みが始まる。リストの小品には自身の人生への、そして意識していたのかは判らないが調性音楽への黄昏の予兆(そもそも人の感情とは、調などでは表しきれない複雑なものなのだろう。リストはそこに到達したのかもしれない)を感じ取り、これを引き継いだベルクのソナタも調性のみならず彼らの文化圏における黄昏を感じずにはいられない…。 何やら感傷的なレビューになってしまう。「黄昏ちゃってるね〜」と思われるかもしれない。が、これを聴かれればどなたも同じように感慨にふけると思う。そして考える。北村朋幹の曲目構成と演奏はこういった感慨を呼び起こす。前作「夜の肖像」とスタンスは同じ。音楽と文学・思索の要素をミックスしたような構成、それに溺れることなく理性的(かといってドライという意味ではない)に進められる演奏。楽譜から立ち上る「音の向こう側にあるもの」を探す旅を彼は今、している。他の奏者ではなかなか味わえない読(聴)後感を感じたい方におすすめしたい。

    うーつん さん

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  • 様々な思索を生む“夜”の多面的な肖像を、音楽によっ...

    投稿日:2022/08/15

    様々な思索を生む“夜”の多面的な肖像を、音楽によって構築した一枚。発売当初から気になっていたのだが、数年経ちようやく入手した。そして聴いた。 まず、曲の構成から他のピアニストと一味違ってくる。全五曲がシンメトリーに配置(ハンガリーの作曲家が両端を固め、その内側にベートーヴェンの幻想曲風ソナタを配置し、中心にシューマンの夜曲。「夜」というテーマによって4人の作曲家が結ばれ、その曲が奏されて独特の場を創り出していく…。 夜の闇の中、風にたなびく雲月の光が辺りを照らし出すような、闇と仄かな光の風景を連想させる。そんな連想に合わせるように、曲によってさまざまなファンタジーや沈思が浮かんでは消えていく…。 こうやって書くと演奏はダークでナルシスティックなものかと思われるかもしれないが、さにあらず。醒めた目で楽譜が読まれ、明晰なタッチで音楽化されていると思う。私のような素人が上に書いた中途半端な夜のイメージだけでなく、理性的な絵筆で描かれた「肖像」である。そして、だからこそ夜という独特な時空間に喚起された幻想や思索を生み出すのかもしれない。 純粋に音楽を聴きたい方、音楽と思索の世界を行き来したい方、ファンタジーの旅をしたい方いずれにもおすすめしたい。どなたにも新しい「夜の向こう側」が発見できると思う。

    うーつん さん

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  • 演奏は素晴らしいですがオリジナルジャケットではあり...

    投稿日:2022/08/07

    演奏は素晴らしいですがオリジナルジャケットではありません。

    だんご さん

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  • 私がクラシックのLPを集め始めたのは中学生になった70...

    投稿日:2022/08/02

    私がクラシックのLPを集め始めたのは中学生になった70年代からで、その頃ヘブラーは既に過去の人になりつつあった。ヘブラーを積極的に推す評論家はいなかったし、ヘブラーが得意とするモーツァルト、シューベルトはフィリップスではブレンデル、内田に取って代わられた。というわけで、私はこれまでヘブラーの演奏を一度も聴いたことがない。にもかかわらず、58枚のコンプリートを買ってみようと思ったのは、昔の評論家から軽視された音楽家にたくさんの宝があることを経験上わかっていたからで、案の定ヘブラーは当たりであった。まずモーツァルトのソナタから聴き始めたが、安定したテンポ、慎み深い解釈がとても心地いい。過剰な表現は全くないが何の不足も感じない。HMVの紹介にあるとおりピュリストだ。フィリップスの暖色系の録音も大変よい。コンチェルトは3人の指揮者がいずれも優秀でLSOも聴きごたえがある。デイヴィスはいいが後の二人は落ちるなどという昔の批評は決めつけの愚評だとわかる。シューベルトも素晴らしい。永遠の憧れが静かにしみじみと歌われるのはケンプに通じるもので、私には神経質なブレンデルや重苦しい内田より好きだ。シェリングとのデュオも名演。ヘブラーは大人しくぬるま湯という誤解をお持ちの方もおられようが、「クロイツェル」でのシェリングに一歩も引かない厳しい音楽づくりは本当に素晴らしい。パッケージがグリュミオーBOXに似ていたので心配したが、今回は正しくオリジナルジャケット。大ピアニストではないかもしれないが、心ある名ピアニストであったヘブラー再発見となったBOXだ。

    フォアグラ さん

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  • ジーナ・バッカウアーののマーキュリーへの録音の全て...

    投稿日:2022/07/17

    ジーナ・バッカウアーののマーキュリーへの録音の全てがCDで出されることには信じられねほどの嬉しさがある。この20年ほどで、ほとんどのものはCDで出されているので、何を今更と思う人もいるだろうけれど、ポロネーズ第6番変イ長調 Op.53『英雄』、Disc4の夜想曲 嬰ハ短調 Op.27-1、練習曲 Op.25〜第11番イ短調『木枯らし』、練習曲 Op.25〜第1番変イ長調『エオリアン・ハープ』、12の練習曲 Op.25〜第12番ハ短調『大洋』、Disc7の 幻想曲 ヘ短調 Op.49 のショパンの6曲が何故かCD化されるときに落とされてしまっていたのだ。同じようにCDでほとんどを持っている人も多いだろうと思うが、私はこの6曲だけのためにこのセットを買うことに躊躇いはない。50年以上手放せずにいるLPをやっと処分できるというものだ。 バッカウアーの『英雄ポロネーズ』をまだ聴いていない人は、実に幸せだ。この何百種類の録音がある曲の中で、この演奏は「最高の名演」ではないかもしれないが「最高にエキサイトする演奏」であることに間違い無いと思うのだ。 とにかく聴いていただきたい。あの左手のオクターヴの連続が、ものすごいスピードで記譜されている一オクターヴ下まで降りていくのだが、こんなに勝手な改変は他の誰もがやっていない。まさにラフマニノフ流なのだ。 傍若無人な改変と言われるラフマニノフが演奏したショパンの『葬送行進曲』も初めて聴いたときにひっくり返るほど驚いたが、それに勝るほどの興奮させられる演奏であることに間違いない。 もちろん他の曲も荒っぽいと言っても良いほどの大柄でちょっと雑な20世紀前半のヴィルティオーゾの演奏で、この手の演奏が好きな人には応えられない魅力を持っている。

    どんのぺりこ さん

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  • 演奏動画に衝撃を受け購入しました。音が粒ぞろいなの...

    投稿日:2022/06/26

    演奏動画に衝撃を受け購入しました。音が粒ぞろいなのと、激しくも甘い響きを持っているピアニストです。さすがにフランス人Artistが弾くフランスの作曲家はひとあじ違います。是非ともおすすめします。サブスクでは聴けない細やかな部分が聴こえて来ます。癒やされる一枚のAlbumになること間違いないです。

    Swanスワン さん

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  • > この企画も、50周年全キャリアでの50CDではな...

    投稿日:2022/06/10

    > この企画も、50周年全キャリアでの50CDではなく、「ピアニスト・アシュケナージ、アナログ(録音時代の)50CD」だったらなんぼか良かったのに・・・と無いものねだりをしたくなりました。 上記は2013年3月、DECCA録音50周年記念BOXが発売(50CD、但し指揮者アシュケナージを含む)された時のレビュー後半部分です。9年の歳月を経てそれ以上の内容でリリースされるとは!「念ずれば通ず」に感慨深いものがあります。BDA盤はせめてショパンの全録音を、と言いたいところですが、1枚に収録できるベストな選曲であり楽しみに待つこととします。

    だまてら さん

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ありがとうございました

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