新商品あり

 オムニバス(声楽) レビュー一覧 2ページ目

 オムニバス(声楽) | レビュー一覧 | CD、DVD、ブルーレイ(BD)、ゲーム、グッズなどを取り扱う【HMV&BOOKS online】では、コンビニ受け取り送料無料!国内最大級のECサイトです!いずれも、Pontaポイント利用可能!お得なキャンペーンや限定特典アイテムも多数!支払い方法、配送方法もいろいろ選べ、非常に便利です!

商品ユーザーレビュー

150件
並べ替え: 新着順| 共感数の多い順| 評価の高い順
  • Disc1-2 ヨハネ受難曲(リヒター) Disc5-7 マタイ受難...

    投稿日:2018/11/28

    Disc1-2 ヨハネ受難曲(リヒター) Disc5-7 マタイ受難曲(リヒター)  マタイの一週間後にヨハネが演奏されている。1957年というと有名な1958年盤の前の演奏。音質に限界があるのはやむを得ないが、それに加えてマタイはたびたび不安定になる。特に第1曲は大きなノイズもある。ヨハネは最後に音飛びがあるけれどマタイより安定している。録音が頼りない事もあってか、1958年のセッション録音ほどの張り詰めた緊張感には及ばないとしても演奏の水準は高い。ヴンダーリヒやヘフゲンは当然として、ザイラーの清楚なソプラノが良い。クーローやヴェルナーとの共演が多い人で、リヒターとは珍しい。ピーター・ピアーズも聴き手に訴える力が強い。ただリヒターとの相性は微妙なところもある。ブックレットに写真が3葉載っていて、リヒターと歌手たちが一同に介したものやヴンダーリヒがザイラーとじゃれているところなど興味深い。 Disc8-9 マタイ受難曲(ベーム) エヴァンゲリストとテノールアリアを歌うヴンダーリヒの存在感が圧倒的。アリアはともかくエヴァンゲリストとしては押しが強いが、迷いのない自信に満ちた歌いっぷりなので説得力がある。「ペトロの否認」や「はりつけ」は特に感動的。ヴィーナーは私は苦手な歌手で、ここでもイエスとしての格調に欠ける。表現力はあるし良く言えば人間味があるのだが…。その点リップはいつもの華やかさを抑えて引き締まっている。ルートヴィヒもベリーも落ち着いた中に深みがある。ベームは適度な緊張感の中で手堅い。節度を保った分ベームならではの個性は抑制的。音質は1962年としてはイマイチだがソリストの声は良く録れていてヴンダーリヒ目当てなら充分な水準。カットはかなり多く、第2部だけでなく第1部にもある。 Disc12 第九 ディーゼンハウスの指揮は速いテンポでグイグイくる。スケルツォ主部など猛烈な勢い。新即物主義的アプローチかと思うと、時代掛かったリタルダントが出たり、今では聞かれないスタイル。ゆとりのない指揮者に対してヴンダーリヒはアラ・マルティカでふわっと軽々と歌っているのが面白い。セッション録音のせいか、1955年としては音は悪くない。

    Cherubino_492 さん

    1
  • ヴンダーリヒを起用したベームのマタイは過去にいくつ...

    投稿日:2018/03/11

    ヴンダーリヒを起用したベームのマタイは過去にいくつかのマイナーレーベルから発売されてました。ですので次回は是非、1965年ザルツブルク音楽祭でのヴンダーリヒを起用したベーム&ウィーンフィルのベートーヴェン交響曲第9番を初出として発売お願いしたい。

    かずさん さん

    3
  • 第一次世界大戦後ウィーンでシェーンベルクが始めた会...

    投稿日:2017/11/05

    第一次世界大戦後ウィーンでシェーンベルクが始めた会員制の演奏会に供された作品を演奏している ここに来てようやく手を出した ほとんどが小楽団用に編曲された曲目だからオリジナルを聞けばいいと肩を避けて遣り過ごしていた 第3集が声楽中心と知りその気になった ワーグナー以来大管弦楽伴奏で歌わせられる歌手を気の毒に思っていた 如何にオーケストラ好きとはいえ遣り過ぎの感を拭えない 聴けばやはり気持ちがいい 妙な力が入らない分情緒が安定して味わうに肩が凝らない 一管一弦編成で足りない音は鍵盤楽器に補わせるオーケストラが人の声に寄り添うに適っている それにしても驚いた シェーンベルクらは大勢で分担編曲しほぼ毎週のようにコンサートを開いていた 足掛け三年で120回近い数の演奏会を実施した 150を超える楽曲を紹介して未来への音楽聴衆の耳を育てた 評論家を入れず批判と賞賛を禁じた 拍手や歓声そして勿論弥次のない鑑賞会だったという お聴きになっては如何 

    風信子 さん

    0
  • スペインの文化芸術のルーツの一つであるイスラム文化...

    投稿日:2017/09/08

    スペインの文化芸術のルーツの一つであるイスラム文化の影響を知ることが出来る面白いアルバムだ。 近現代の作曲家、ロドリーゴやモンポウ、ファリアの作品も収録している。 (ガルシア・ロルカは詩人と思っていたが、作曲もしたのだろうか?) 歌だけでなく、タンブール、ネイ、ケメンチェ、カーヌーンなどの楽器の即興(即興曲か?)も収録されている。

    ユローヂィヴィ さん

    0
  • 今年最高の発見です。今までこんなに感動したカウンタ...

    投稿日:2017/09/03

    今年最高の発見です。今までこんなに感動したカウンターテナーはありません。 なにしろ旨い!! CD7曲めの「 橋本國彦:お菓子と娘」のパリ、お菓子を食べるニュアンスは最高!!! 是非CDを購入して聴いて下さい。

    たるちゃん さん |60代

    1
  • 45年前にアルフレッド・デラーの歌う「アニー・ローリー」「グリーン...

    投稿日:2017/09/03

    45年前にアルフレッド・デラーの歌う「アニー・ローリー」「グリーン・スリーヴス」を聴いて以来虜になり、私が所属するヴォーカルアンサンブルでは裏声でアルト音域を歌っていますが、80年代のコヴァルスキーの出現は衝撃でした。彼が歌うドイツリートは無理がなく、女性歌手がうらやましがるような歌いぶりでした。評論家諸氏がキワモノ扱いしたがどうか記憶にないのですが、自ら歌うことのできないジャーナリストや文学者あがりの評論家が多い音楽評論界では理解できないものかもしれませんねぇ。このショルは、異端児ドミニク・ヴィスを経て、さらに洗練された正統派のカウンターテノールとして出現したと言えます。私はカウンターテノールを格別特殊なものと思っていませんので、一般的な古楽の曲よりも、ドイツ歌曲やフランス歌曲を歌ったものの方が好きで、これは待望の一枚です。皆さんも聞いてください!

    ヴォーカルディスコーズ さん

    0
  • 私が持っているのは、SCANDINAVIAN CLASSICSから出て...

    投稿日:2016/11/27

    私が持っているのは、SCANDINAVIAN CLASSICSから出ている、ボストック指揮のフォーレのレクイエムのみです。 ボストックの小編成のフォーレ:レクイエムは、オルガンやハルモニウムもよく聴こえ、少年合唱を用い、ボーイソプラノも爽やか。 フランス風の光彩はないけれど、飾り気がないハーモニーでとうとうと流れ、質素ながらも希望に満ちて聴こえます。 今、一番好きな同曲の演奏。 当BOXの他の演奏は知りませんが、このフォーレは大変気に入りました。

    北の旅人 さん

    1
  • 昔は大金に飽かせてアメリカの富豪が傲慢にも客を買収...

    投稿日:2016/02/13

    昔は大金に飽かせてアメリカの富豪が傲慢にも客を買収して音痴の歌を聴かせた録音と思っていたが、自分の歌や状況を客観視できぬまま、実質的に芸人として人気を博し、事実上芸人のような位置で人気が出たのだろう。興味深い人物ではあるがなぜ「音痴芸」が受けたのか不思議だ。76歳で亡くなる1ヶ月前、1944年10月25日のカーネギーホールのライヴ音源が中心だ。アセテート盤への記録で音は遠く(これに限っては近くで聴きたくないかも)ノイズも多いが、存分に音痴ぶりと、既に衰えた声を堪能?できる。このレコードは本人の死去も相俟ってか当時大いに売れたといわれる。過去の娯楽の貴重な歴史的記録としての意味は認めるが、音楽CDとしては疑問符がついてしまう。自分の歌が笑いの対象となるのを承知していたか知らないが、ジェンキンスという人が幾分哀れにも思える。堅いことは言うまい。ただ音痴ぶりをエンターテイメントとして楽しめばよいのだろう。それにしても1944年10月25日といえば第二次大戦の真っ只中。太平洋では米軍の比侵攻、レイテ沖海戦や神風特攻隊初出撃といった死闘が繰り広げられ、日米に数多の死者が出ているし、ヨーロッパでもまだドイツ国境の街アーヘンでの激戦などがあり、多数の米兵が死傷した。そうしたことを考えると、アメリカの富豪たちが戦争に斃れる自国民のことすら忘れ、愚かな芸を楽しみ享楽に耽ることに、どうにも違和感がぬぐえないのだが。

    eroicka さん

    2
  • シュワルツコップの若いころの初々しい一生懸命うたう...

    投稿日:2015/02/24

    シュワルツコップの若いころの初々しい一生懸命うたう時代と自信たっぷり余裕のの時代をそれぞれジェラルドムーアのピアノで会話も含めて楽しめるのは貴重。さらにDFDとユリアヴァラディ夫妻のシューベルト死と乙女のリハーサルと演奏は実に示唆に富む(演奏そのものは孫悟空とお釈迦様ほどの違いで夫君が圧倒的にうまいけれど)。ディスカウのピアノは自分でレッスンするレベルにも聴こえるけれど、このレッスンの掛け合いは貴重。オペラの共演シーンも見もの。はるか前の世代の幻の演奏家の演奏が映像で見れるのも楽しいこと。あっという間に全部楽しみました。

    菜摘 さん |60代

    2
  • 目当てはクルイセンとピオー。40年前に初めて前者を聞...

    投稿日:2014/08/07

    目当てはクルイセンとピオー。40年前に初めて前者を聞いた時、単調で今一つ共感できなかった記憶があるのですが、今回改めて聞いて全く評価が変わりました。当時はフォーレといえばパンゼラとスゼー(Philips録音)しか聞くことがなかったせいかもしれません。暖かい声と端正ともいえるスタイルはこの作曲家にはぴったりで、大変味わい深いものです。これを聞くとスゼーはロマンティクに傾きすぎ、モラーヌはややストイックすぎるように感じます(名唱ですが)。ピオーの2枚もたいへん素敵ですが、とくにドビッシーはこれまで聞いた女声による録音ではベストだと思います。ルミューも深みのあるたいへん美しい声で、あまり馴染みのないエネスコやアーンの作品を楽しく聞かせてくれますが、ドビッシーは少し歌いすぎの印象です。ドゥグーはペレアスが当たり役のようですが、彼の声はバリトノ・マルタンというよりはカバリエ・バリトン。でも決して重くはなりすぎず、デュパルクなどでそれが活きています。この価格では大変買い得と思います。私が購入した直後に大きく値下がりしたのはちょっとショック(?)でしたが…。

    Ochs さん

    2

既に投票済みです

ありがとうございました

%%message%%