母 オモニ

姜尚中

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087814446
ISBN 10 : 4087814440
フォーマット
発行年月
2010年06月
日本
追加情報
:
304

内容詳細

遺品の中から見つかったテープは、文字の書けなかった母から息子への遺言だった…。社会全体が貧しく、家族間の体温が熱かった時代の感触が濃密に甦る。「在日」の運命を生き抜いた親子2代の自伝的小説。

【著者紹介】
姜尚中 : 1950年生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了。東京大学大学院情報学環教授。専攻は政治学・政治思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • takaC さん

    最後の、オモニの遺した声の手紙二通がずっしりと染みる。

  • あっ!chan さん

    少年時代を過ごした広島では、豚小屋があってチョウセン部落があって、大人たちの差別的発言があったことも思い出した。部落問題や被爆者のこととあわせて、学校の道徳の時間で取り上げられていたから、きっと今では信じられないほどのわだかまりや、差別意識があったのだろう。時代の中で翻弄された在日の人たちの苦労や悔しさをを、そして誰もが経験する親子の葛藤を、そして精一杯生きたオムニの生きざまが、母親を心から愛する気持ちが淡々と語る言葉と共に胸を打つ。

  • Mark さん

    悲しくて辛いお話でしたけど、それでも前向きになれる、力強さが伝わってくるものがありました。朝鮮と日本、歴史を正しく評価しようなんて無理かもしれない、それでも過去を乗り越えて未来を作っていかないといけないんだなと思えます。出自を気にして生きていかなければならなかった苦労、差別、いじめ等様々な困難があったと思います。それでも幸せだったねと言える時が来ればいいのかなと信じています。

  • りえぞう さん

    姜尚中さんは、ヒステリックな討論番組の中においても、冷静で客観的で、決して相手を貶めることなく、心に響く話し方をされる方だと思っていました。字を書けなかったお母さんの自伝を代筆したかのようなこの本も、在日の人々の飾らないありのままの姿が、どちらかの国を美化するでも蔑むでもなく、淡々と描かれています。取り巻く人の温かみ、国によって、戦争によって引き裂かれた人たちの数奇な運命。フィクションのようだけれども、現実だというのが衝撃でした。尚中さんのオモニへのあふれる愛情を感じます。

  • 雨巫女。 さん

    私は、熊本市に住んでいて、近くに「永野商店」があります。どうやら姜さんは、私の中学の先輩のようです。身近な場所、聞き慣れた地名に、感動しました。もしかして、オモニともすれ違ってたかも。

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人物・団体紹介

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姜尚中

1950年生まれ。政治学者。東京大学名誉教授。鎮西学院学院長・熊本県立劇場館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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