在日 集英社文庫

姜尚中

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087462531
ISBN 10 : 4087462536
フォーマット
出版社
発行年月
2008年01月
日本
追加情報
:
16cm,254p

内容詳細

一九五〇年、朝鮮戦争が始まった年にわたしは生まれた。なぜ父母の国は分断されたのか。なぜ自分たちは「みすぼらしい」のか。「在日」と「祖国」、ふたつの問題を内奥に抱えながら青年期を迎えたわたしは、日本名「永野鉄男」を捨て「姜尚中」を名乗る決意をした。在日二世として生きてきた半生を振り返り、歴史が強いた苛酷な人生を歩んだ在日一世への想いを綴った初の自伝。文庫化にあたり大幅に加筆。

目次 : 第1章 朝鮮戦争のときに生まれて/ 第2章 「在日」一世の軌跡―ふたりのおじさんの人生/ 第3章 「尚中」が「鉄男」を捨てた夏/ 第4章 故郷と異郷のはざまで/ 第5章 父の死と天皇の死と/ 第6章 時代に押されるように/ 第7章 時代の飛沫をあびて/ 第8章 恩讐を抱きしめて

【著者紹介】
姜尚中 : 1950年熊本県熊本市生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了。ドイツ、エアランゲン大学留学後、国際基督教大学准教授などを経て、東京大学大学院情報学環教授。専攻は政治学、政治思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • うりぼう さん

    姜尚中フリークの矢田さんのオススメ。単行本から文庫へ正面から斜め下からのアングルへ表紙の写真が変る。見つめる先の変化か。8月の半ばにフジTV「ぼくらの時代」に安藤優子さん、岸恵子さんと鼎談し、ファザコンの2人に対し、マザコンだと認めていた。単なる移民ではない「在日」の重み、寡黙なる父、作法を守る母、果断なるおじさんなど一世の生き様に触れながら、近くて遠い存在を、二世として問い直す。「在日」だからできることを貫くことは苦しく、それを家族の愛が支える。母に捧げるバラードであり、母亡き後にこそ、理想論を語る。

  • 優希 さん

    在日として生まれたが故の心の内が赤裸々に語られていました。静かな語りの尚中先生の姿からは想像できないほどの情熱がありました。自分のアイデンティティと日本という国で暮らすこと、不遇な在日一世への想い、そういったことが浮かび上がり、いかに苦しんでいたことかと思うとその心は想像することもできません。熱くて苦しい心を抱えながら論客として語ってきた尚中先生の強さを感じました。何処にも居場所がない在日。そこには知られざる葛藤があるに違いありません。

  • それいゆ さん

    彼は「朝までテレビ」に出始めた頃から気になっている人物です。韓国人言論人の中では、金慶珠東海大准教授の発言がはっきりしていて、いつもイラつくのですが、私には姜尚中さんのスタンスがもう一つ分かりません。反日の立場だと理解しているのですが、東大教授で最近はどこかの大学の学長になられたそうで、すごく偉い人みたいなんですが、私にはピンときません。彼の著書「心」が素晴らしかったこともあって、注目しているんですが?

  • HIRO1970 さん

    ⭐️⭐️⭐️文庫本。単行本は04年の物なので10年程前の物です。前半は孫正義さん《久留米と熊本の違いはあるが》と近い感じの話でアンタッチャブルに近い環境での怨嗟と郷愁の念が描写されセピア色ながら子供時分の固定化された概念として安定したトーンで進んで行きます。青年期以降は苦悩・苦闘の連続が続き、様々な政治的な事象や世論の流れに翻弄されます。韓国・北朝鮮系の人の名前の呼び方が変わった今の制度については触れていませんが、勝ち取った物や独自の権利についても触れるバランス感覚があればもっと良いかと思われました。

  • かいちゃん さん

    話の内容は僕には難しすぎて理解できないところもいくつかあった。でもなかなか使わない難解な単語がでてきて「こういうときこういう表現するのか」と日本語の勉強にはなった。

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姜尚中

1950年生まれ。政治学者。東京大学名誉教授。鎮西学院学院長・熊本県立劇場館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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