「欲望」と資本主義 終りなき拡張の論理 講談社現代新書

佐伯啓思

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784061491502
ISBN 10 : 4061491504
フォーマット
出版社
発行年月
1993年06月
日本
追加情報
:
18cm,221p

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • KAZOO さん

    佐伯さんの本を引き続いて読んでいます。確かに欲望と資本主義というのは私も連動していると感じます。その結果として経済成長もその中に含まれるのでしょうね。ましてこのようなスマホやインターネットによって情報が蔓延するわけですから、欲望が刺激されつづけているのでしょうね。マスコミによる欲望あるいは物欲刺激効果のような分析をしてもらいたい気がします。それが引いては今の資本主義をうごかしている車輪なのでしょう。いい本だと思います。

  • 白義 さん

    市場経済と資本主義は決してイコールではない。最終的な均衡を前提とした市場経済に比べて、資本主義には終わりなく拡大を求めてやまない、人間の根源的欲望の永久運動のようなダイナミズムがある。そうした視点から資本主義の歴史を読み直し、かつては外部のフロンティアを求め続けた資本主義は今では消費者自身という内部へとむしろ開拓すべき欲望を求め、またその欲望をデザインしていく。そうした消費資本主義はなかんずくアメリカで発展し、また個々に平等なメッセージを発信し、購買層として飼いならすため現代自由民主主義とも親和的だという

  • にゃんにゃんこ さん

    資本主義は人間の欲望を実現する為に出来ていて、欲望の膨張こそが、経済の膨張の原動力に成っていると説く。経済学では無視される、人間の欲望から資本主義を分析する。読みやすく、内容が深い。オススメ出来る。

  • Yasomi Mori さん

    「欲望」の観点から資本主義の歴史的変遷を論じた一冊。消費者中心主義は自明ではなく、かつて「企業」と「消費者」は敵対関係にあったこと。人間の無限な欲望を前提し「稀少」な資源の分配を考える経済学にたいし、むしろ生存水準以上のつねに「過剰」な生産物の処理を経済問題と捉えたバタイユの議論。移民社会で「アメリカ市民」らしさを実現したのが消費だからこそ、相互の視線による不安感を癒すサイコ・セラピーとして機能していること。後進意識やコンプレックス、ルサンチマンを駆動力として秘めた「ただ前へ駆り立ててゆく」自動運動…。

  • 中年サラリーマン さん

    ちと、内容が古いかな。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

佐伯啓思

思想家。1949年奈良県生まれ。東京大学経済学部卒業。同大学院経済学研究科博士課程単位取得。滋賀大学教授、京都大学大学院教授などを歴任し、現在は京都大学名誉教授、京都大学人と社会の未来研究院特任教授。『隠された思考』(筑摩書房、サントリー学芸賞受賞)、『「アメリカニズム」の終焉』(TBSブリタニカ、

プロフィール詳細へ

佐伯啓思に関連するトピックス

  • なぜ日本人は幸福を感じられないのか? 物質的豊かさと便利さを実現したにも関わらず、なぜ日本人は幸福を感じられないのか。社会思想家の著者が資本主義の行き着く... HMV&BOOKS online|2015年10月19日 (月) 12:51
    なぜ日本人は幸福を感じられないのか?

ビジネス・経済 に関連する商品情報

おすすめの商品

この商品が登録されてる公開中の欲しい物リスト