22世紀の民主主義 SB新書

成田悠輔

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784815615604
ISBN 10 : 4815615608
フォーマット
発行年月
2022年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
255p;18

内容詳細

世の中の根本を疑え

断言する。若者が選挙に行って「政治参加」したくらいでは日本は何も変わらない。

これは冷笑ではない。もっと大事なことに目を向けようという呼びかけだ。何がもっと大事なのか? 選挙や政治、そして民主主義というゲームのルール自体をどう作り変えるか考えることだ。ゲームのルールを変えること、つまり革命であるーー。

22世紀に向けて、読むと社会の見え方が変わる唯一無二の一冊。

【著者紹介】
成田悠輔 : 夜はアメリカでイェール大学助教授、昼は日本で半熟仮想株式会社代表。専門は、データ・アルゴリズム・ポエムを使ったビジネスと公共政策の想像とデザイン。ウェブビジネスから教育・医療政策まで幅広い社会課題解決に取り組み、企業や自治体と共同研究・事業を行う。混沌とした表現スタイルを求めて、報道・討論・バラエティ・お笑いなど多様なテレビ・YouTube番組の企画や出演にも関わる。東京大学卒業(最優等卒業論文に与えられる大内兵衛賞受賞)、マサチューセッツ工科大学(MIT)にてPh.D.取得。一橋大学客員准教授、スタンフォード大学客員助教授、東京大学招聘研究員、独立行政法人経済産業研究所客員研究員などを兼歴任。内閣総理大臣賞・オープンイノベーション大賞・MITテクノロジーレビュー Innovators under 35 Japan・KDDI Foundation Award貢献賞など受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • きみたけ さん

    奥さまご推薦の本。著者は、夜はアメリカでイェール大学助教授、昼は日本で半熟仮想株式会社代表の成田悠輔氏。データ・アルゴリズム・ポエムを使ったビジネスと公共政策の想像とデザインが専門。既存社会における民主主義が故障していて、若者が選挙に参加したところで何も変わらない状況になっていることを課題として挙げ、その解決方法として「無意識データ民主主義(アルゴリズム民主主義)」によって政策の意思決定をするという構想を提案しています。ある意味、成田氏らしさ全開の一冊です。

  • のっち♬ さん

    「闘争」させない選挙制度、「逃走」しても解決にならない今の民主主義の構造的欠陥を探り、新しい「構想」を考える。増加の一途を辿る論点の意見を"変われないし責任も取れない"人間全員に求めるのが無理ゲーである以上、少数派を汲みつつ民意データに基づいたアルゴリズムで運用するというのは世の流れだろう。目的関数やシステムの整備・具現化には課題も多いだろうが、新旧織り交ぜたアイデアをこうして理路整然と並べれば筋道の見通しも良くなる。大胆な提案を出す勇気を持ちながら無断でジャンジャンパクれ!と言う著者の心意気がまた素敵。

  • belalugosi6997 さん

    読む前から批判的にとしていた、エリート風を吹かせた新自由主義者の鼻柱をへし折ってやろうと思っていた。実際に読んでみると文章は読みやすいし、表現力は豊かだし、例も面白い。 特になぜマクロ経済で財政出動を批判したのかが判った。洗練された民主主義国家が数十年低成長なのは民主主義が原因で、この低成長を脱却するには?専制国家ではなく無意識民主主義国家になれと論じる。愚民が選ぶ愚民のリーダー、衆愚政治の悪ポピュリズムよりアルゴリズムによる近未来的な、アニメのサイコパスのシビュラシステムこの方がマシであるということだ。

  • 十川×三(とがわばつぞう) さん

    面白い。著者の聡明さが溢れ出ている本。文章が良く、とても理解しやすい。▼要約が全体像を掴めて◎。既存主義、故障、闘争、逃走、構想(無意識民主主義)。▼ネットや技術が進んだのに、数百年前の民主主義を更新できていない。▼余命投票、液体民主主義の考え方は面白い。▼私の問題だが、無意識民主主義の世界の想像が追いつかない…。

  • Kanonlicht さん

    既得権益者が代議士となる現代の選挙システムでは、社会の変革なんていつまでたっても進まないのは自明の理。瀕死の民主主義を打破する方法として著者が選択肢として提示するのは、闘争と逃走、新しいシステム「無意識民主主義」の構築。アルゴリズムの名のもとにAIが人間社会を意のままに作り変える、そんなSF小説のような世界が間もなく到来するのかもしれない。プログラムが神となり、その裁きに人がひれ伏す。それは本当にディストピアなのだろうか。人類にとってあながち不幸とも言い切れないことが恐ろしい。

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