終末のフール 集英社文庫

伊坂幸太郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087464436
ISBN 10 : 4087464431
フォーマット
出版社
発行年月
2009年06月
日本
追加情報
:
16cm,382p

商品説明

世界が終わるその前に今日、あなたは何をしますか?
地球滅亡へのカウントダウンを生きる群像を描く

八年後に小惑星が衝突し、地球は滅亡する。そう予告されてから五年が過ぎた頃。当初は絶望からパニックに陥った世界も、いまや平穏な小康状態にある。仙台北部の団地「ヒルズタウン」の住民たちも同様だった。彼らは余命三年という時間の中で人生を見つめ直す。家族の再生、新しい生命への希望、過去の恩讐。はたして終末を前にした人間にとっての幸福とは? 今日を生きることの意味を知る物語。

内容詳細

八年後に小惑星が衝突し、地球は滅亡する。そう予告されてから五年が過ぎた頃。当初は絶望からパニックに陥った世界も、いまや平穏な小康状態にある。仙台北部の団地「ヒルズタウン」の住民たちも同様だった。彼らは余命三年という時間の中で人生を見つめ直す。家族の再生、新しい生命への希望、過去の恩讐。はたして終末を前にした人間にとっての幸福とは?今日を生きることの意味を知る物語。

【著者紹介】
伊坂幸太郎 : 1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年「オーデュポンの祈り」で第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。04年「アヒルと鴨のコインロッカー」で第25回吉川英治文学新人賞、短編「死神の精度」で第57回日本推理作家協会賞(短編部門)、08年「ゴールデンスランバー」で第5回本屋大賞・第21回山本周五郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
☆

4.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
1
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
☆
この作品を読むと生きると言う事は実はそん...

投稿日:2021/04/09 (金)

この作品を読むと生きると言う事は実はそんなに大仰な話ではなく、ただ「日常」を積み重ねてゆくだけの事なのだなと感じさせられます。 自分に与えられた時間や手の届く範囲で出来ることだけをやっていれば、それは立派な人生であると再認識させられる、ある意味でアンチ・ヒロイズムとも言える作品でした。

aozo さん | 鳥取県 | 不明

0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • yu さん

    荒んだ心に染み渡るサプリメントのような1冊。何度読んでもやっぱり「演劇のオール」が一番好き。早乙女のおばあちゃんの家でみんなで暮らす映像が浮かんでくる。「太陽のシール」の土屋もいい。「冬眠のガール」はかわいすぎる。「深海のポール」のおじいちゃんも最高。『死んでも死なない』。いいセリふだ。

  • ヴェネツィア さん

    SF仕立てではあるけれど、SFとして読むにはあまりにも矛盾だらけ。もちろん、そんなことは著者自身が重々承知の上。一種のファンタジーだろうか。そうはいっても、ここに描かれるのはきわめて日常的な風景。ただし、3年後には小惑星の衝突によって人類が滅亡するといった、いわば限界状況下においてである。そこにはユートピアは当然としてもディストピアもまたない。ある種の健康的でしたたかな日常が営まれているのだ。彼らはそこで「とにかく生き」て行くのだ。伊坂幸太郎は村上春樹の影響下にあると思うのだが、ここに決定的に欠如して⇒

  • 青葉麒麟 さん

    かなり残酷でしんどい事をサラリと書いているのは此の作家らしい。でも自販機で並んでて撲り殺されたり、家に暴漢が押し入るってのはやっぱり嫌(。>д<)私だったら多分発狂すると思う。

  • とも さん

    人が「生きる」事に主題を置く為に、「死」に焦点を当てて書かれる8篇の短編集。鋼鉄のウールの苗場さんの一言「明日死ぬとしたら、生き方が変わるんですか?」「あなたの今の生き方は、どれくらい生きるつもりの生き方なんですか?」また、深海のポールの土屋さんの一言「死に物狂いで生きるのは、権利じゃなくて、義務だ」伊坂さんらしい、この言い回しがたまらなく好きやな。

  • ehirano1 さん

    その辺にいくらでも在りがちな話なのですが、伊坂さんが書くとなんか一味違いますね。本書では絶望に対して中高年より若者の方が強く前向きであることが描かれています(例外の中高年が何人かいますがwww・・・)。中年の私としては本書の若者達に学ばされた一方、「なぜ中年がこれ程にも弱いのか」ということに考えさせられました。解のヒントは本書に登場するパワフルな一部のおっさん達にあるとは思うのですが、さてさて。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

伊坂幸太郎

1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。04年『アヒルの鴨とコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、短編「死神の精度」で第57回日本推理作家協会賞(短編部門)、08年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞・第

プロフィール詳細へ

伊坂幸太郎に関連するトピックス

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品

HMV&BOOKS onlineレコメンド