SACD

ピアノ・ソナタ、『愛の夢』第3番、メフィスト・ワルツ第1番、小人の踊り、森のささやき 横山幸雄

リスト(1811-1886)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
MECO1015
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド

商品説明

横山幸雄/プレイズ・リスト2013

国際フランツ・リスト賞レコード・グランプリ最優秀賞受賞歴を誇る横山幸雄が久々に放つ、渾身のオール・リスト・アルバム!
フランツ・リスト、ここに極まる。

当代きってのヴィルトゥオーゾ・ピアニスト横山幸雄が7年振りにオール・リスト・アルバムを世に問います。過去、「超絶技巧練習曲集全曲」「ヴィルトゥオーゾ名曲集」等でリストの真髄を示してきた横山が、満を持して「ソナタ」を開示。完璧な技巧によってテクニックの呪縛から完全に解き放たれた時、作品に内包する音楽的本質はくっきりと浮かび上がり、技巧とは唯、純粋に音楽のためにのみ奉仕されるべきものであることを我々に示してくれます。横山が教授を務める上野学園石橋メモリアルホールでのセッション・レコーディング。

【アルバムについて(ライナーノーツより)】
「横山幸雄は、10代後半でブゾーニ、ロン=ティボー、ショパン・ピアノコンクールに上位入賞し、いまや日本を代表するコンサート・ピアニストである。デビュー当時から、その早熟ぶりが大いに話題となり、現在に至るまで音楽界の第一線で活躍し続けている。なかでも、ショパンのピアノ独奏曲212曲をすべて暗譜で弾き切ったギネス記録は、私たちの記憶にも新しい。このギネス記録を打ち立てたのは2011年…横山にとってデビュー20年という節目の年でもあった。近年の彼は、毎年9月上旬に東京オペラシティにおいてリサイタルを開催。2008〜10年はショパンのシリーズを手掛けた。デビュー20周年の2011年はリスト生誕200年にもあたり、オール・リスト・プログラムを組んだ。昨年9月も横山はリストを披露しているが、その時のプログラムの一部をその月のうちにレコーディングした。
 横山の正確無比な演奏技術は、彼のピアノにおける魅力のひとつである。同時に、彼が演奏で見せる超人的な集中力とその持続は、他の追随を許さない。確固とした解釈をもとに、綿密に練り上げられた作品構成は極めて正統的で、王道を歩むといっても過言ではない。これまでの横山の演奏に接して感じるのは、自分自身を極めようとする彼の意気込みである。ショパンの全曲演奏もその表れなのかもしれない。演奏の完成度についても、そして作品の解釈に関しても、横山はあらゆる妥協を拒み、究極の自分自身の姿を追求する。また、レパートリーをいたずらに拡大することに慎重にも見える。むしろ、特定の作曲家に自分自身のすべてを投影させようとしているように感じられる。そのひとつが、リストである。このアルバムの中心をなすのは、《ピアノ・ソナタ ロ短調》。複雑な内容をもつこの作品に対し、横山は強い緊張感あふれる演奏によって、音楽のストーリーを劇的に作り上げた。音の色彩や響き、そして質感のバランスにも優れており、エチュードや小品に至るまで細やかなディテールや微細な陰影をつけ、音楽にドラマティックな側面をもたらしている。また、過度に感傷的にならないロマンティシズムも、彼の持ち味だ。
 まさに横山の風格と存在感が遺憾なく発揮されたアルバムである。」 解説:道下京子(ソニー・ミュージックダイレクト)

【収録情報】
リスト:
・ピアノ・ソナタ ロ短調
・森のささやき 変ニ長調
・小人の踊り 嬰ヘ短調
・『愛の夢』第3番変イ長調
・メフィスト・ワルツ第1番『村の居酒屋での踊り』

 横山幸雄(ピアノ)

 録音時期:2012年9月25,26日
 録音場所:東京、石橋メモリアルホール
 録音方式:ステレオ(DSDレコーディング/セッション)
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO

 企画制作:ソニー・ミュージックダイレクト
 販売:ミューズエンターテインメント

【横山 幸雄(ピアノ) Yukio Yokoyama, Piano】
1971年東京生まれ。16才で渡仏後、89年ブゾーニとロン=ティボー国際コンクールに上位入賞。90年パリ国立高等音楽院卒業。同年の秋、ワルシャワで行われたショパン国際コンクールにおいて歴代の日本人として最年少で入賞し、その後、新日鐵音楽賞フレッシュアーティスト賞、モービル音楽賞奨励賞、文化庁芸術選奨文部大臣新人賞など数多くの賞を受賞。人気実力ともに常に音楽界をリードするトップ・アーティストとして活躍し常に注目を集めている。
 活動は、古典から近現代まで、独奏曲・室内楽・協奏曲すべての分野において、圧倒的な幅の広さを誇っている。また、自ら企画するコンサートでは、『ショパン全曲連続演奏会/1992〜1999』、作品番号のある全ピアノ曲による『ベートーヴェン12会/1998〜1999』、『ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全曲演奏会/2005』など、数々の意欲的な取り組みにより、高い評価を確立してきた。近年では東京オペラシティにおいて『ベートーヴェン:5大ソナタ/2007』『ショパン・シリーズ:初期・中期・後期/2008〜2010』を大成功させている。
 ショパン生誕200年の2010年、全国各地でショパン演奏を積極的に展開。この功績に対し、ポーランド政府よりショパン生誕200年の年にショパンの作品に対して特に顕著な芸術活動を行った世界で100名の芸術家に贈られる「ショパン・パスポート」が授与された。また、2011年はデビュー20周年を迎え、5月3日に行ったショパン・ピアノ・ソロ全212曲コンサートでは、18時間におよぶ全曲暗譜演奏の偉業を成し遂げ、大きな感動と反響を巻き起こすとともに、自身の持つギネス世界記録を更新した。9月にはデビュー20周年記念リサイタルとして東京オペラシティでオール・リスト・プログラム(第1弾)を演奏。
これまでリリースされたCDは、文化庁芸術祭レコード部門優秀賞、国際F.リスト賞レコードグランプリ最優秀賞など栄えある賞を受賞。2011年上野学石橋メモリアルホールとキングレコードとの共同事業「横山幸雄 プレイエルによるショパン・ピアノ独奏曲全曲集」(全12タイトル)、2012年チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番とラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番(小泉和裕指揮、東京都交響楽団)のライブ録音をソニー・ミュージックダイレクト/ミューズエンターテインメントよりリリース。
 また、東京FM「横山幸雄のピアノでめぐり逢い(毎週日曜日深夜24:30−25:00放送)」のパーソナリティを務め、東京と京都にレストランをオープンし音楽と旬の食をプロデュースするなど、活躍は多岐にわたる。上野学園大学教授、エリザベト音楽大学客員教授として、後進の指導にも意欲的にあたっている。(ソニー・ミュージックダイレクト)

内容詳細

まあ、見事である。横山のリスト・アルバムは93年の『超絶技巧練習曲集』以来久しぶりの録音となる。ソナタでの表現上のさまざまなテクニックを駆使しての多彩な表情付やメカニカルなテクニックでの華やかさなどリストの内面に迫る表現の奥深さを聴かせている。これは画期的な、と言いたい。★(T)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

  • 01. ピアノ・ソナタ ロ短調
  • 02. 森のささやき 変ニ長調
  • 03. 小人の踊り 嬰ヘ短調
  • 04. 愛の夢 第3番 変イ長調
  • 05. メフィスト・ワルツ第1番 「村の居酒屋での踊り」

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