SACD

クープランの墓、『マ・メール・ロワ』全曲、『シェエラザード』序曲 フランソワ=グザヴィエ・ロト&レ・シエクル(シングルレイヤー)

ラヴェル(1875-1937)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
HMSA0050
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
SACD
その他
:
限定盤

商品説明


HMFの名盤SACD化シリーズ
2018年度レコード・アカデミー賞管弦楽曲部門受賞
やはりロトのラヴェルは凄い。全く新たな作品を聴くような
『マ・メール・ロワ』と『クープランの墓』、ロトの魅力最大限発揮!


2018年度レコード・アカデミー賞管弦楽曲部門受賞の名盤、ロトと手兵レ・シエクルによるラヴェルの管弦楽作品集。ハルモニアムンディよりハイレゾ音源の提供を受け、キング関口台スタジオにてSACDリマスタリングを施し、SACDシングルレイヤー(STEREO)として発売いたします。日本独自企画・限定盤。
 ロトとレ・シエクルはストラヴィンスキー等で名を売りましたが、本当に相性の良さを示すのはラヴェルで、全作品が彼らの演奏で揃えばラヴェルのオーケストラの新しいスタンダードとなること間違いなしの大事業となるでしょう。
 今回選ばれた3篇のうち、『マ・メール・ロワ』はピアノ連弾曲、『クープランの墓』はピアノ独奏曲として書かれ人気があり、さらに初期の『シェエラザード』序曲も連弾版がありますが、いずれもラヴェルが後に腕によりをかけてオーケストレーションして再創造しました。しかし流れ作業ではなく、『マ・メール・ロワ』は前奏曲、『糸車の踊り』と5つの間奏曲を新たに書き足し、規模を倍にしました。反対に『クープランの墓』は、ピアノ的な構造のフーガとトッカータをはずして4曲にしています。どちらもラヴェルとしては小さな編成ですが、彼の天才的管弦楽法を駆使した精巧さで、極彩色の音響世界を創り上げています。それを初演当時楽器の音色で聴くと、かえって今よりもすっきりとした新鮮な美しさに魅了されます。
 『シェエラザード』序曲はラヴェルの作品中ではあまり演奏されませんが、これもものものしいエキゾチシズムとは異なる清潔な響きとなり、印象一新。実は『ダフニスとクロエ』や『ボレロ』と直接つながる世界であることを認識させてくれます。
 今回もブックレットに弦楽器以外すべての使用楽器と制作年が明記され、貴重な資料となっています。ロトの演奏はますます精緻になり才気煥発。歴史的な意義はもちろんながら、切れの良いリズムとスピード感など驚くほど魅力的な演奏を繰り広げています。
 このたびのSACD化により、レ・シエクルの奏でる楽器のニュアンス豊かな響きが、よりいっそうの広がりを見せます。(販売元情報)

【収録情報】
ラヴェル:
1. バレエ音楽『マ・メール・ロワ』(全12曲)
2. 『シェエラザード』序曲
3. 組曲『クープランの墓』(4曲)


 レ・シエクル
 フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)

 録音:
 1:2016年10月31日/フィルハーモニー・ド・パリ&11月2日/ロンドン、サウスバンク・センター&11月4日/シテ・ド・ラ・ミュジーク・ド・ソワソン
 2:2017年5月20日、9月9,17日/フィルハーモニー・ド・パリ
 3:2017年8月13日/ブローニュ=ビヤンクール、ラ・セーヌ
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
 SACD Single Layer

 2022年SACDリマスタリング(関口台スタジオ)
 日本独自企画・限定盤
 日本語帯・解説付

 SACD対応プレイヤーで再生できます。

ユーザーレビュー

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レ・シエクルと古楽器のオーケストラである...

投稿日:2022/06/25 (土)

レ・シエクルと古楽器のオーケストラであるレ・シエクルによるラベル。マ・メール・ロワもクープランの墓も聴きなれた曲だが、ピリオド楽器だとこうなるのか、という新鮮さがあって楽しい。すっきりしているが緻密なアンサンブルで、現代のフルオーケストラの演奏とは明らかに違う個性を放っている。

saitaman さん | 埼玉県 | 不明

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ロトのラヴェルで繰り返し聴いているのが当...

投稿日:2021/07/24 (土)

ロトのラヴェルで繰り返し聴いているのが当アルバム。「マ・メール・ロワ」と「クープランの墓」を収録、それだけでも満足なのに、出てくる音色がレ・シエクルなのだから、これ以上はない。今ほど癒しが必要な時代はないと言っても過言ではないだろう。いつまで続くか分からないものとの戦い。先行きの不安。人間不信。モノに満たされていなかった時代は、それはそれで諦めがつくので癒しは必要ない。これだけモノに満たされているのに一向に先行きが見えない。癒しが必要なのはそういう時なのだ。今、海外オケで「マ・メール・ロワ」がよくプログラムに載っている。今やれる編成ということもあると思うが、今だからこそやらなければという思いもあるのだと思う。ロトの「妖精の園」。その美しさは言葉で表現できないほどだ。クープランの墓もこのコンビにかかると、彼らにしか出せない唯一無二の音色で、まるで今作曲されたばかりのような曲に聴こえるから不思議だ。

白文鳥 さん | 愛知県 | 不明

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音源をライヴ演奏に求めている これは存外...

投稿日:2019/02/27 (水)

音源をライヴ演奏に求めている これは存外大切なこと 数値では表せない音楽の色や匂いそして纏う雰囲気はその場とそこに集う人によって無限に変化を帯びる だから音楽はジャズに限らず一期一会の世界なのは言うまでもない 音楽演奏に定型定番はない いつでも今生まれて消えていく 形が残らないから感動は永遠に このディスクとて同じこと 聴く人聞く時聞く場が異なれば録音盤から聴く音楽も様相を一変する ラヴェルはラヴェルだが今日のわたしにはどう聞こえるのだろう ”マ・メール・ロワ“ 全曲から受ける幸福感に改めて胸が温かくなる ”シェエラザード”序曲の新鮮なワクワク感にちょっと驚く ”クープランの墓”を聴きながらしみじみしてしまう セピア色の写真を見ているようだ 絢爛たる色彩絵巻の中というよりも 幽けき風が吹いている野辺を歩く趣が消せない それはラヴェルのスコアに由来する 華やいで聞こえていても譜表は簡素なのだ だから尚更楽器の音色と響きが深い意味を持つ ロト&レ・シエクルのソノリティは想像力を刺激して止まない 早くあなたも如何 

風信子 さん | 茨城県 | 不明

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