ラフマニノフ、セルゲイ(1873-1943)

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SACD

ピアノ協奏曲第3番、ピアノ・ソナタ第2番 アシュケナージ、フィストゥラーリ&ロンドン響(シングルレイヤー)(限定盤)

ラフマニノフ、セルゲイ(1873-1943)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
UCGD9032
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
SACD
その他
:
限定盤

商品説明

「SACD〜SHM仕様」シリーズ第23回発売
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番、ピアノ・ソナタ第2番
アシュケナージ、フィストゥラーリ&ロンドン交響楽団


音声は非圧縮で収録!
シングルレイヤー仕様により反射率向上!
SHM仕様により読取精度向上!
生産限定盤

そのキャリアの初期から現在に至るまで、ラフマニノフに情熱を注ぎ、数多くの名盤を世に問うてきたアシュケナージ。チャイコフスキー・コンクールで優勝した翌年1963年(26歳)の最初の第3協奏曲と、1977年(40歳)の第2ソナタのカップリングです。
 DECCAのオリジナル・アナログ・マスターより英国クラシック・サウンドにて2012年DSD化。(Universal Music)

【収録情報】
・ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調 op.30
 ヴラディーミル・アシュケナージ(ピアノ)
 ロンドン交響楽団
 アナトール・フィストゥラーリ(指揮)

 録音時期:1963年5月
 録音場所:ロンドン
 録音方式:ステレオ(セッション)

・ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 op.36
 ヴラディーミル・アシュケナージ(ピアノ)

 録音時期:1977年9月
 録音場所:イギリス、サリー州ピーターシャム
 録音方式:ステレオ(セッション)

 ※SACD対応プレイヤーで再生できます。


「SACD〜SHM仕様」シリーズ

原音に限りなく忠実な再生を可能にしたSuper Audio CDに、SHM素材を用いた高音質仕様。超高サンプリングレートによる圧倒的な高音質を特徴とするSACDは、1999年に規格化されて以来、再生に際しては専用のSACD対応プレイヤーが必要となるにも関わらず、熱心な音楽ユーザーからの支持を獲得してきました。 この度の製品開発においては、さらなる高音質を追及すべく、「新素材」と「原点回帰」をコンセプトに次の4点に取り組み、マスター音源に近いアナログ的な質感とスケール感を再現致しました。(ユニバーサルミュージック)

「SACD〜SHM仕様」特徴

1.透明性と流動性に優れる SHM(R)素材をボディに使用 → 透明性の高い液晶パネル用ポリカーボネート素材を採用することにより、レーザーが反射膜までの距離をより正確に往復できると共に、正確なピットを形成する為に必要な流動性にも優れています。

2.シングルレイヤー方式の採用により、音楽情報を余すところなく読み取るに十分な反射率を確保 → 現在主流のSACDレイヤーの上層にCDレイヤーを併せ持つハイブリッド型ではなく、SACD層のみを有するシングルレイヤー型を採用することで透過性を排除します。 これによって音楽情報を余すところなく読み取るに十分な反射率を確保しました。 尚、SACD対応再生機以外では再生できません。

3.圧縮なしで2ch音声を収録 → 全ての作品において非圧縮データの収録を可能にすべく、SACD層を2chに特化(一般的なSACDでは、約半分のサイズに可逆圧縮した音声を収録)。

4.最良のマスター音源を厳選 → 既存のDSDマスターから、新たにアナログテープをダイレクト・リマスタリングしたものまで、最良のマスター音源を厳選しています。(Universal Music)

収録曲   

  • 01. ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 作品30 第1楽章:Allegro ma non tanto
  • 02. ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 作品30 第2楽章:Intermezzo(Adagio)
  • 03. ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 作品30 第3楽章:Finale(Alla breve)
  • 04. ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 作品36 第1楽章:Allegro agitato
  • 05. ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 作品36 第2楽章:Non allegro-Lento
  • 06. ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 作品36 第3楽章:L'istesso tempo.Allegro molto

ユーザーレビュー

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アシュケナージについては、とある高名な音...

投稿日:2012/08/04 (土)

アシュケナージについては、とある高名な音楽評論家による悪意さえ感じさせる罵詈雑言によって不当に貶められているが、ラフマニノフの演奏については、指揮者としてもピアノストとしても、他の追随を許さないような素晴らしい名演の数々を成し遂げてきていると言えるところだ。同じくロシア人であるということに加えて、旧ソヴィエト連邦からの亡命を図ったという同じような境遇が、アシュケナージのラフマニノフに対する深い共感に繋がっていると言えるのかもしれない。アシュケナージは、ピアノ協奏曲史上最高の難曲とも称されるピアノ協奏曲第3番を4度にわたってスタジオ録音している。本盤の1963年の演奏は、チャイコフスキー国際コンクールで優勝した翌年のデビューしたばかりの頃のものであるが、その後は、プレヴィン&ロンドン交響楽団とともに行ったスタジオ録音(1971年)、オーマンディ&フィラデルフィア管弦楽団とともに行ったスタジオ録音(1975年)、そしてハイティンク&コンセルトヘボウ・アムステルダムとのスタジオ録音(1984年)と続いているところだ。いずれ劣らぬ名演であるが、この中で、畳み掛けるような気迫と強靭な生命力を有した演奏は、本盤の最初の録音であると考えられるところだ。前述のように、チャイコフスキー国際コンクールで優勝し、飛ぶ鳥落とす勢いであったアシュケナージの好調ぶりを窺い知ることが可能な演奏とも言えるところであり、そのなりふり構わぬ音楽の進め方には、現在の円熟のアシュケナージには考えられないような、凄まじいまでの迫力を感じさせると言える。オーケストラは、チャイコフスキーのバレエ音楽の名演で名高いフィストゥラーリの指揮によるロンドン交響楽団であるが、若きアシュケナージのピアノ演奏をしっかりと下支えするとともに、同曲の有するロシア風のメランコリックな抒情を情感豊かに表現しているのが素晴らしい。併録のラフマニノフのピアノ・ソナタ第2番は、ラフマニノフを得意としたアシュケナージとしては意外にも唯一の録音であるが、ピアノ協奏曲第3番と同様に、演奏の根源的な迫力や畳み掛けていくような気迫、強靭な生命力などにおいて見事な演奏に仕上がっており、グリモーなどによる名演も他には存在しているが、本演奏を同曲の最高の名演と評価するのにいささかも躊躇するものではない。本盤の演奏は、いずれもアナログ期の録音ではあるが、さすがは英デッカとも言うべき極めて鮮明で極上の高音質を誇っていると言える。そして、今般、ついに待望のシングルレイヤーによるSACD&SHM−CD化がなされることによって、これ以上は求め得ないような圧倒的な高音質に進化したところだ。音質の鮮明さ、音圧、音場の拡がりのいずれをとっても圧倒的であり、とりわけアシュケナージのピアノタッチが鮮明に再現されるのは殆ど驚異的であるとさえ言える。いずれにしても、アシュケナージ、そしてフィストゥラーリ&ロンドン交響楽団による素晴らしい名演を、シングルレイヤーによるSACD&SHM−CDという現在求め得る最高の音質で味わうことができることを大いに喜びたい。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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