ラフマニノフ、セルゲイ(1873-1943)

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SACD

ピアノ協奏曲第3番、ピアノ・ソナタ第2番 ヴラディーミル・アシュケナージ、アナトール・フィストゥラーリ&ロンドン交響楽団(シングルレイヤー)

ラフマニノフ、セルゲイ(1873-1943)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
UCGD9504
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
SACD

商品説明

SA-CD〜SHM名盤50
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番、ピアノ・ソナタ第2番
ヴラディーミル・アシュケナージ、フィストゥラーリ&ロンドン交響楽団


そのキャリアの初期から現在に至るまで、ラフマニノフに情熱を注ぎ、数多くの名盤を世に問うてきたアシュケナージ。チャイコフスキー・コンクールで優勝した翌年1963年(26歳)の最初の第3協奏曲と1977年(40歳)の第2ソナタのカップリングです。
 DECCAのオリジナル・アナログ・マスターより英Classic Soundにて2012年制作DSDマスターを使用。(メーカー資料より)

【収録情報】
ラフマニノフ:
1. ピアノ協奏曲第3番ニ短調 Op.30
2. ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.36


 ヴラディーミル・アシュケナージ(ピアノ)
 ロンドン交響楽団(1)
 アナトール・フィストゥラーリ(指揮:1)

 録音時期:1963年3月18,19日(1) 1977年9月(2)
 録音場所:ロンドン、ウォルサムストウ・アッセンブリー・ホール(1) ピーターシャム、オール・セインツ教会(2)
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)
 SACD Single Layer
 SACD対応プレイヤーで再生できます。

【SA-CD〜SHM仕様】【シングルレイヤー】【初回生産限定盤】
2010年からリリースしてきたSA-CD〜SHM仕様シリーズ。これまで紙ジャケットでリリースしてきた約200タイトルの中から、オーディオ・ヴィジュアル評論家 麻倉怜士氏が50タイトルを厳選。シングル・レイヤー、グリーン・レーベルというディスクの仕様はそのままに、通常ケース仕様に変更し、価格もお求め安くしました。この機会に「別次元の音」をぜひお試しください。(メーカー資料より)

内容詳細

チャイコフスキー・コンクール優勝の翌年、26歳時最初のラフマニノフの協奏曲第3番。ソナタ第2番は1977年、壮年期となったアシュケナージの演奏だ。特に協奏曲が聴きもの。若きアシュケナージの清新な演奏に注目。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

  • 01. ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 作品30 第1楽章:Allegro ma non tanto
  • 02. ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 作品30 第2楽章:Intermezzo(Adagio)
  • 03. ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 作品30 第3楽章:Finale(Alla breve)
  • 04. ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 作品36 第1楽章:Allegro agitato
  • 05. ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 作品36 第2楽章:Non allegro-Lento
  • 06. ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 作品36 第3楽章:L'istesso tempo.Allegro molto

ユーザーレビュー

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アシュケナージについては、とある高名な音...

投稿日:2012/08/04 (土)

アシュケナージについては、とある高名な音楽評論家による悪意さえ感じさせる罵詈雑言によって不当に貶められているが、ラフマニノフの演奏については、指揮者としてもピアノストとしても、他の追随を許さないような素晴らしい名演の数々を成し遂げてきていると言えるところだ。同じくロシア人であるということに加えて、旧ソヴィエト連邦からの亡命を図ったという同じような境遇が、アシュケナージのラフマニノフに対する深い共感に繋がっていると言えるのかもしれない。アシュケナージは、ピアノ協奏曲史上最高の難曲とも称されるピアノ協奏曲第3番を4度にわたってスタジオ録音している。本盤の1963年の演奏は、チャイコフスキー国際コンクールで優勝した翌年のデビューしたばかりの頃のものであるが、その後は、プレヴィン&ロンドン交響楽団とともに行ったスタジオ録音(1971年)、オーマンディ&フィラデルフィア管弦楽団とともに行ったスタジオ録音(1975年)、そしてハイティンク&コンセルトヘボウ・アムステルダムとのスタジオ録音(1984年)と続いているところだ。いずれ劣らぬ名演であるが、この中で、畳み掛けるような気迫と強靭な生命力を有した演奏は、本盤の最初の録音であると考えられるところだ。前述のように、チャイコフスキー国際コンクールで優勝し、飛ぶ鳥落とす勢いであったアシュケナージの好調ぶりを窺い知ることが可能な演奏とも言えるところであり、そのなりふり構わぬ音楽の進め方には、現在の円熟のアシュケナージには考えられないような、凄まじいまでの迫力を感じさせると言える。オーケストラは、チャイコフスキーのバレエ音楽の名演で名高いフィストゥラーリの指揮によるロンドン交響楽団であるが、若きアシュケナージのピアノ演奏をしっかりと下支えするとともに、同曲の有するロシア風のメランコリックな抒情を情感豊かに表現しているのが素晴らしい。併録のラフマニノフのピアノ・ソナタ第2番は、ラフマニノフを得意としたアシュケナージとしては意外にも唯一の録音であるが、ピアノ協奏曲第3番と同様に、演奏の根源的な迫力や畳み掛けていくような気迫、強靭な生命力などにおいて見事な演奏に仕上がっており、グリモーなどによる名演も他には存在しているが、本演奏を同曲の最高の名演と評価するのにいささかも躊躇するものではない。本盤の演奏は、いずれもアナログ期の録音ではあるが、さすがは英デッカとも言うべき極めて鮮明で極上の高音質を誇っていると言える。そして、今般、ついに待望のシングルレイヤーによるSACD&SHM−CD化がなされることによって、これ以上は求め得ないような圧倒的な高音質に進化したところだ。音質の鮮明さ、音圧、音場の拡がりのいずれをとっても圧倒的であり、とりわけアシュケナージのピアノタッチが鮮明に再現されるのは殆ど驚異的であるとさえ言える。いずれにしても、アシュケナージ、そしてフィストゥラーリ&ロンドン交響楽団による素晴らしい名演を、シングルレイヤーによるSACD&SHM−CDという現在求め得る最高の音質で味わうことができることを大いに喜びたい。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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