モンテヴェルディ(1567-1643)

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CD 輸入盤

小品集 クライン・クーツフェルト&レ・ヌオーヴェ・ムジケ

モンテヴェルディ(1567-1643)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
BRL96982
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


小品でも素晴らしいモンテヴェルディの貴重な遺産

モンテヴェルディ: 小品集
レ・ヌオーヴェ・ムジケ
クライン・クーツフェルト(指揮)


モンテヴェルディが遺した小品のコレクション。作曲動機は当時の出版事情が反映されたもので、主に聖句に基づく短い声楽曲が収録されています。テキストは詩篇や賛美歌の一部であることが多く、ポリフォニックでマドリガル的な作品のほか、非常にヴィルトゥオーゾ的な二重唱や独唱曲も収録。通奏低音には、オルガン、テオルボ、チェンバロ、ガンバなど、多様な組み合わせの楽器が選ばれています。

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 作品情報

◆ 小品が生まれた理由

今回のアルバムが誕生した背景には、17世紀の楽譜出版事情が絡んでいます。イタリアでは楽譜出版が盛んになり、1615年の「パルナッスス・ムジクス・フェルディナンデウス」以降、いくつもの聖楽コレクションが出版されるようになります。ドイツ諸国が三十年戦争[1618-1648]に明け暮れていた時期ですが、イタリアは状況が大きく異なっていました。
  音楽の需要が高まり、特に宗教音楽の小品が人気を博したことから、出版人や作曲家が編者となって、作曲家たちから作品を集めて出版するということがおこなわれるようになります。
  イタリア各地の宮廷で人気のあったモンテヴェルディの作品もそうした曲集に含まれており、短いながらも手の込んだ装飾や大胆な技法を盛り込んだ作品を提供してもいました。
  出版利益や作曲報酬だけでなく、現代で言うところのプロモーション的な性格も持った出版事業だったと考えられますが、おかげで400年後の現在でもこうした気の利いた作品が楽しめるのは有り難い幸せです。



 演奏者情報

◆ レ・ヌオーヴェ・ムジケ

2004年12月、クーツフェルトらにより、17世紀前半の声楽曲を最高レベルで演奏することを目的に設立。音楽的、政治的、宗教的に激動した時代の音楽を400年の時を経て蘇らせるだけでなく、現在との関連性を探ってもいます。



◆ クライン・クーツフェルト

ハーグ王立音楽院でオルガン、ピアノ、聖歌隊指揮、教会音楽を学んだのち、ニコラウス・アーノンクールやグスタフ・レオンハルトといった演奏家たちの指導も受けてキャリアの基礎を築いています。指揮者、教師として放浪の旅をした後、モンテヴェルディの音楽に魅了され「レ・ヌオーヴェ・ムジケ」を設立。


  また、この録音で通奏低音楽器として使用されているオルガンは、クーツフェルトの主導により2018年にクロップ・オルガン工房によって製作されたもので、資金は国立楽器基金によって賄われています。



 トラックリスト (収録作品と演奏者)

クラウディオ・モンテヴェルディ [1567-1643]
断片集

1. ◆ 「主に向かって新しき歌を歌え」 (a、b、c、d、h、l、m) [5:42]
2. ◆ 「おお、祝福された道、幸せな足」 (a、b、k、l、m) [5:03]
3. ◆ 「馳せ来たれ」(a、b、k、l、m) [4:05]
4. ◆ 「われは野の花」 (c, m) [3:19]
5. ◆ 「来たれ、来たれ」 (a、b、k、l、m) [3:56]
6. ◆ 「キリスト、汝を崇めん」 (a、b、c、d、e、m) [2:42]
7. ◆ 「おお、いと麗しき」 (d、k、l、m) [4:02]
8. ◆ 「めでたし天の女王」 (b、l、m) [5:31]
9. ◆ 「逃れよ、わが魂よ」 (c、f、i、m) [4:08]
10. ◆ 「聖母マリアよ」 (a、b、k、m) [3:08]
11. ◆ 「主よ、われらを懲らしめたもうなかれ」(a、b、c、d、e、h、m) [2:59]
12. ◆ 「われは眠る、されど心はさめて」 (a、e、m) [2:46]
13. ◆ 「神がととのえたもう宴を見よ」 (a、k、m) [4:38]
14. ◆ 「めでたし、女王」 (c、m) [3:24]
15. ◆ 「ああ善きイエスよ」(a、b、l、m) [3:12]
16. ◆ 「この日を感謝せん」(a、b、d、i、j、k、l、m) [1:38]
17. ◆ 「もろもろの国よ、主をほめたたえよ」 (a、b、d、i、j、k、l、m) [3:09]
18. ◆ 「主に向かって新しき歌を歌え」 (a、b、k、m) [2:07]
19. ◆ 「われらはあなたを崇め」 (a、b、c、d、e、g、m) [2:33]

  レ・ヌオーヴェ・ムジケ
   【ソプラノ】
   イェニファー・ファン・デル・ハート (a)
   ウェンディ・ローボル (b)

   【アルト】
   トビアス・セグラ・ペラルテ (c)
   ティム・ブレイスウェイト (f)

   【テノール】
   ファルコ・ファン・ルーン (d)
   ステファン・ベルクハマー (g)

   【バス】
   バス・ラムセラー (e)
   マシュー・ベイカー (h)

   【ヴァイオリン】
   エリーゼ・ファン・デル・ウェル (i)
   イヴァン・イリエフ (j)

   【ヴィオラ・ダ・ガンバ】
   カサンドラ・ラックハルト (k)

   【テオルボ】
   マイク・フェントロス (l)

   【リーダー、クラヴィコード&オルガン】
   クライン・クーツフェルト

  録音:2022年2月&11月、オランダ、ホーフラント、聖マルティン教会

 Track list

Claudio Monteverdi 1567-1643
Frammenti

1. Cantate Domino canticum novum a, b, c, d, h, l, m [5:42]
2. O beatae viae, o felices gressus a, b, k, l, m [5:03]
3. Currite, currite a, b, k, l, m [4:05]
4. Ego flos campi c, m [3:19]
5. Venite, venite a, b, k, l, m [3:56]
6. Christe adoramus te a, b, c, d, e, m [2:42]
7. O quam pulchra es d, k, l, m [4:02]
8. Salve, o regina b, l, m [5:31]
9. Fuge, fuge anima mea c, f, i, m [4:08]
10. Sancta Maria a, b, k, m [3:08]
11. Domine, ne in furore tuo a, b, c, d, e, h, m [2:59]
1 2. Ego dormio a, e, m [2:46]
13. Ecce sacrum paratum convivium a, k, m [4:38]
1 4. Salve Regina c, m [3:24]
15. O bone Jesu a, b, l, m [3:12]
16. En gratulemur hodie a, b, d, i, j, k, l, m [1:38]
17. Laudate Dominum omnes gentes a, b, d, i, j, k, l, m [3:09]
18. Cantate Domino canticum novum a, b, k, m [2:07]
19. Adoramus te a, b, c, d, e, g, m [2:33]

Le Nuove Musiche

Sopranos
Jennifer van der Hart a
Wendy Roobol b

Altos
Tobias Segura Peralte c
Tim Braithwaite f

Tenors
Falco van Loon d
Stefan Berghammer g

Bass
Bas Ramselaar e
Matthew Baker h

Violin
Elise van der Wel i
Ivan Iliev j

Viola da gamba
Cassandra Luckhardt k

Theorbo
Mike Fentross l

Leader, clavichord & organ
Krijn Koetsveld


Recording: February & November 2022, St Martinuskerk, Hoogland, The Netherlands

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